【セロー250試乗、DT230見学】xtz125 YAMAHA 2022年フィリピンモデル
xtz125に乗り始めて1年近く経過しました。xtz125も良いバイクですが、250ccクラスのオフ車が結局気になってしまいます。名車が多いですよね、ホンダのCRF250、ヤマハのセロー250、WR250、カワサキのKLX230、この辺りは有名てす。
以前WR155Rを試乗したので、今日はセロー250をレンタルしました。
まず手で押した瞬間もう、あっ このバイクは乗りやすいなと感じました。それはハンドルの幅、車体のコンパクトさ、シート高の低さ、サスペンションの柔らかさ、あとはよく分かりませんが、やはり名車だなと感じます。
WR155Rの時はなんかシートもカチカチでバカデカくて取り回しにくいと感じたので、全然違います。勿論WR155Rも良いバイクだし、デザインはそっちの方が良いんですが、やはりセロー250の取り回しのしやすさは魅力です。
シートバッグのゲルザブを毎度のように自分で取り付けて、出発しました。
DT230ランツァを見に行くために甲府まで行きます。行きは下道で宮ヶ瀬を通って相模湖まで行き、そこから高速で行きます。
宮ヶ瀬湖に行くまでの峠で既にxtzとは違って、グングン4速で坂を登ってくれます。トルクがあって、バイクも倒しやすく、素晴らしいです。
すぐに相模湖のガストに着いて昼食後、相模湖ICから高速に乗ります。
高速では90-100kmで巡航が楽にできます。xtzではブン回して最高速だったので馬力が違いますね。
最高速チャレンジしましたが130km位出ました。ブロックタイヤ履いても出るのは驚きです。でもブン回すのも疲れるし、流石にフラつくので、すぐに100kmに戻って左車線を巡航してました。
xtzと同様にシートが柔らかくて振動が少ないですね、WR155Rの時より安心感があります。
気が付いたら甲府昭和ICに着いていました。軽二輪は普通車より若干安いです。
近くのバイク店に着いて、目的のDT230ランツァを見て来ました。
パッと見、素人目にはキレイに見え、とても1998年製造とは思えなかったのですが、ちょっとエンジンをかけて跨がらせてもらって、自分でセルを回した所、エンジンがかかりにくく、流石に古さを感じてしまいました。
これはきっと、外装だけキレイにしてエンジンは古いままかもしれません。あと26年前のバイクで走行距離14000kmだったので、乗ってない期間が長くガソリンが固まってキャブの吹け上がりがイマイチなのかもしれません。
皆さんも中古バイクを買う時は、お店に行って、外装だけでなく、エンジンを自分で始動する所までしっかり確認しましょう。僕は新車を買います。
やはりヤマハがオフ車を出すまで待つしかなさそうです。それが分かった所で帰ることにしました。帰りは山中湖経由で帰ります。富士吉田は1℃で雪が残っていました。やはり2月ですね。
そして道志みちを走って帰ります。寒すぎましたがセローは非常に走りやすいと感じました。峠で失速しないのがxtzと比べて非常に楽です。
総じて、セローはxtz125の高級版でした。全体的に上位互換と感じました。加速が鋭くてクラッチも軽い足つきもセローの方が良いです。
xtz125の方が良い所は価格とデザイン(主観)とニーグリップのしやすさ程度で、セローはWR155Rとはやはり違いました。
セローはxtzと大きさほぼ同じですし、むしろ足つきが良いので、更に自転車感覚がします。なのに馬力もあるからやはり素晴らしい。
ゆっくり走るオフ車(トレール)として完成されています。大きさ馬力重量のバランスが一番良いです。インジェクションですし、価格もさほど高くない。日帰りで山梨まで行って帰ってくるのはxtzでは不可能だったので。
セローが素晴らしすぎて、中古を買おうか迷ってしまいました。最近は値段が落ち着いて来て、5000kmの中古の2020年セローファイナルエディションで58万円とかで売られています。
しかし今すぐ買う理由が無いので、少なくとも数年は待とうと思います。
・元々自転車と同じ用途で考えて買った(電チャリよりxtz125の方が安価)
・趣味に金をかける痛い人になる懸念
・新型セロー発売後に、旧セローが値下がりする可能性
・車を買うべき
・セローのデザインは好みではない
・xtzが壊れていない
実用性を考えたら車に金をかけるべきで、プリウスやと30km/L走って雨風を防げて4輪でバランスをとれて安定する訳なので、趣味性に特化していて何の役にも立たないものは安物で良いんですよね。
しかし購入を検討してしまうほど良いバイクでした。ちなみによく見かけるセロー復活の噂の記事はこちら
1) ヤングマシン編集部,【SCOOP!】ヤマハ「セロー」に復活の機運アリ!! 新型は既存リソース活用の空冷?それとも水冷で仕切り直し?, 2024, 内外出版社 young-machine.com/2024/02/13/525247/
要するに①の根拠が②になるというものです。
①セロー250と同系列のエンジンでユーロ5と同等のインド排出ガス規制・BS6に適合し、ABSも装備していた「FZS25」がインドで販売されている。
「XT250」(=セローそのもの)がアメリカで販売されている。
両者を合体したら、排ガス規制適合版セローが出来上がる
②2024年1月に、ヤマハ車両開発の統括部長の西田豊士氏から「アセアンを含めた国内外のラインナップを見たときに、既存モデルをプラットフォームにセローのような、オフロードをゆっくり走れるモデルを作ってみるのはあり得る。」というコメント
早くYAMAHAが250ccのオフ車を新車で出してくれないかなあ。