L'Arc-en-Cielのボーカルを例に4ハウス太陽について考えてみる

ラルクアンシエルのボーカル

hyde

ラルクのハイドはASC蠍座であろうと言われています。(自叙伝による出生時間曰く)

風貌からも違和感がないのでASC蠍座としてホロスコープを作った場合、水瓶座の太陽が4ハウスとなります。

自分はラルクのファンであり、hydeのファンなのでエピソードを目にする中で、彼の「4ハウス太陽」がかなりしっくりきて4ハウス太陽への理解に繋がりました。

ラルクファンじゃない人でも読みやすいようにファン特有の熱みたいなものはなるべく冷ましながら書いていこうと思います。



《 本人はラルクをやめたかった 》

ラルクはもう活動30年を超えるベテランバンドですが、今から20年くらい前に

hydeラルクやめるってよ騒動

があったようです。

元々絵描きの道に進みたかった人なのもあり(色盲が発覚して断念したようです)、芸術肌なんでしょう。

アーティスト魂があり、

「バンドじゃ好きなことができねぇ!!!やりたいことはこれじゃねぇ!!!!」

となってやめようとしたようです。※簡単に書いてます

しかしラルクアンシエルは先日も東京ドームでライブがありました。

そうつまり、やめてません。
やめさせてくれなかったのでしょう、運命が。

これだけ聞くとなんだか不憫な気もしてきます。

公式Instagramより

こないだのライブは水瓶座hydeのバースデーライブ。

「色んなことがあったけどなんとかやってきた」みたいなことを話しながら、本人はぽろりと泣いていました。

4ハウス太陽の出生図の持ち主ということを知っている身からすると

エモい……!非常にエモい……!と思いました。

本人は自分の感性のままに自由に好きなことがしたい苦しみがありながらも、生まれ持ってしまった美貌、声色、感性がフルで活かされる場に引っ張り出されて頑張らされた頑張ってきたのだと思います。



《 本人の意思とは関係なく才能を買われまくる 》

そもそもhydeのラルクアンシエルとしての始まりも、ベースを弾いているバンドのリーダー(敏腕ビジネスマン天秤座)から才能を惚れ込まれ追いかけまわされたところから始まっています。俺と一緒にやったほうが絶対にうまくいくから!と誘われたらしいです。

しかし、やめるってよ事件などを見ると、美貌含め意思とは関係なく生まれ持った才能という強みのあれこれがある意味、本人の人生に「制約」を与えている印象を受けます。

制約というと小さく抑え込まれるような言葉の印象になりますが、

綺麗な顔と、良い声を持って生まれたおかげでBIGバンドのシンボルとなり、カリスマとなり、スタッフもファンもhydeをラルクから離しません。辞めたがろうとも離しません。

この「制約」こそ、4ハウス太陽の肝だと思います。(ASC蠍座の本人の主張によると黙って一人で絵を描いたりするのが好きらしいです)

自分がもし占星術の鑑定をするとして、4ハウスと10ハウスの太陽をどう説明するかを結構長い間考えていてやっと答えが出た(かも)。

4ハウスや10ハウスの太陽は「自分の欲望や衝動に従うことだけが幸福とも限らないな」と閃いたり学んだりしていく配置と考えるとかなり納得がいく。

ワイのX投稿より

hydeは実際、やめるってよ事件のあたりにソロ活動を始めています。

その頃のインタビューはひどく病んだ印象がありラルクアンシエルの活動を、もう耐えられない……とでも言いたげな雰囲気が感じ取れました。

ソロ活動では、ラルクの活動よりも自由に好きなことをできたようです。

しかし、本人は今となっては

ソロをやったからこそバンド(ラルク)やメンバーの凄さが分かった。感謝できるようになった。

と言っています。



《 制約が見せてくれるもの 》

4ハウスの太陽はASC(自分自身)に制約を与える存在ではありますが、その制約があるからこそ得られるものや、見える景色がASCにとってもあるように思います。

時に自分を押し殺したり、
時に自分を解放したり、

4ハウス太陽は忙しくなりそうです。

こういうことをしながら、

「もしかしたら好き放題する自由だけが人生の喜びではないかもしれない」
「責任を果たした先の景色は素晴らしい」

の境地に達していきそうです。


占星術用語の解説

ASC・・・本人そのもの。

4ハウス・・・本人の意思とは関係なく決定しているもの。(例:家柄、生まれた環境、遺伝)

Xの投稿にも書いたように、1ハウス(ASC)と4ハウスは対立関係です。

生まれた国や身体の性別は自分でどうこう決められない、といった感じ。

でも、だからといって生まれた国や身体の性別は全くもって自分と無関係なのか?と問われると、そうじゃない場合がほとんどだと思います。

意思の通った自分も、もちろん自分。
生まれた国の文化が染み込んだ自分も自分。

どちらが本当の自分!と決める必要はないと思っています。

強いて言うならそこで生まれた葛藤を含めて丸ごと「その人」と言える。

4ハウス太陽には葛藤の先の喜びがあるんでしょうね。

カッコいい。


終わり

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