サカナクションのライブに行ってきた
4月21日(日)
本日、サカナクションのライブに行く日。
前日まで、ライブ鑑賞中に喉の不調(いわゆる呑気症的な症状)が強く出たらどうしよう、と思っていたが、起きた時の感じだと大丈夫そうだった。アイスコーヒーを入れ、食パンを焼き、黒ゴマペーストを塗って食べる。
食器を洗いながら、体調が大丈夫そうでよかったけど、でもこのすぐに何とか大丈夫になろうとするのが私の良くないところなのでは?と夫に話すなど。時間をかけて回復してもいいはずなのに、自分自身に圧政を強いているような気分になっている。大丈夫にならないと自分に価値がないと思い込んでいるような。力を抜きたい。それはそれとしてライブはとても楽しみ。
ボーカルの一郎さんのインタビューが公開され、うつ病を患っていたこと、休業中の思いなどを読み、これはライブを心して観ないと…と思った。
2022年のアダプトツアーは武道館に観に行き、とってもとっても感動した思い出がある。
今回はどんな感じのライブだろうか。
朝食後、ライブのための荷造り。今回はライブ後に近くのホテルに泊まることにしたから、宿泊用のあれこれ(スキンケア用品とか、着替えとか)をバッグに詰めていく。私の体調を鑑みて、グッズ販売にはいかないことにしたから、家にあるサカナクションのTシャツとタオルを持っていくことにする。Tシャツに書かれたツアーロゴをみて夫と二人で、あのライブに行ってからもう何年も経ったんだ、と驚く。時間が経つのはあっという間だ。
バッグに選抜したぬいぐるみも入れ、車に乗りこむ。
夫が車で行こうかと提案してくれたから本当にありがたい。体が楽だ~乗っているだけで目的地に着くなんて…と毎回思っていることを、また思う。私は運転免許を持っていないので、運転ができる夫のことを、ひたすらに凄いと思ってしまう。
幕張に着いて、ホテルの駐車場に車を止め、まずはアウトレットへ。
昼ご飯を食べる。
ピザ、とても美味しかった。とくに、夫がたのんだピザの上にのっている赤いソーセージ?がとても美味しかった、ジューシーで。外は曇っているけれど、テラス席が気持ちよかった。
ピザ屋を出て、洋服を買うためにアーバンリサーチの店へ。スカートとシャツを試着し、残念ながらスカートは丈が長かったのであきらめ、シャツだけを買う。夫もトップスを一枚購入。その後Nikeに行き、スニーカーを買う。私はアウトレットでしかスニーカーを買わないから、年に1回あるかないかのアウトレット来訪をスニーカーチャンスだと思っている。いつもはNikeの黒いスニーカーを買うが、今回は白いスニーカーにしてみた。
買い物をして、なんか私元気かもしれない、ライブのグッズ列に並べるかも?という気になり、会場近くまで行くことにする。すれ違う人がサカナクションの今回のツアーTを着ているのを見るとなんだか自分たちも欲しくなり、買おうかと話し合う。
グッズを買うには整理券的なものをライン経由で申し込む必要がある。会場の300mくらい近くに行かないと発券できず、到着して発券ボタンを押したら1時間以上あとに順番が来る、と表示された。夫と建物の日陰を探し、そこでだらだらしながら順番を待つ。順番が来て、夫は黒いTシャツ、私はターコイズを購入。ステッカーも買った。
一旦ホテル戻り、部屋に荷物を置いて、ツアーTに着替える。先日、会社の先輩にアドバイスをもらった通り、先にホテル内のコンビニで夜ご飯を調達。チョコレートのどらもっちも買い、部屋で食べる。その後、部屋を出て会場に向かう途中、何人ものサカナクションファンと思しきツアーTを着た人たちとすれ違う。いっくん、みんなで楽しみにして集っとるで、と思うなど。
開場してから実際にライブが始まるまで一時間半、立ちっぱなしで待っているのが若干つらかった。夫は眠い…と言って本当に寝そうだった。バッグに飴とか入れておけばよかったな、気分転換になったかもしれないな、と思った。自分の喉の調子をひたすら心配していたから、龍角散ダイレクトだけはバッグに入れていたけど、飴までは意識が行かなかった。とりあえず龍角散ダイレクトを一包飲む。
ライブが始まった。ツアーが始まったばかりだから、詳細なネタバレは避けるが、もう最初から最高だった。サカナクション完全復活めでたい!!!音が最高、一郎さんの歌も最高、(今までで一番いい歌声だったかもしれない)演出とVJも最高だった。めでたくあっぱれな感じから始まり、一郎さんの持ち味の一つであるアコースティックな音と独白的な歌詞、静かで力強い演出に唸った後、テクノ育ちをうかがわせるクラフトワークごっこ(と私は呼んでいる)とライゾマティクスの演出の融合、もうどれも最高だった。前日のファンの人のXの投稿の中で、「本当に踊りまくることになるから、水はたっぷり持っておいたほうがいい、服装も軽装がいい」と書いてくれていた人がいて、その通りにTシャツ短パンで会場に行って本当に正解だった。踊りまくってめちゃくちゃ暑かった。
MCで、一郎さんが「今回も音がいいでしょう?」と話し、音響のサニーさんが、このツアーのために組んだスピーカープラスがどんなにすごいかを表現してくれ、会場のみんなでうおおと唸るシーンがあった。サニーさんは本当にすごい、サニーさんのおかげでライブが最高です…と思った。スピーカーの本数が、ほかのライブと全然違うらしい。…お金のちからです…とうつむいて言う一郎さんに、会場中が笑った。分かりやすく音がいいもんだから、お金のちからをみんなで分かち合った。
ライブが終わって会場を出たら雨!しかも、外は結構寒い。ホテルまで歩きながら、思ったよりも自分たちが疲れていることに気が付く。踊りすぎたわ…その前に、一時間半たちっぱで開場を待つのも結構足に来たね…と言い合う。
ホテルに着いて、買っておいた麺を食べながら、先輩の言う通りにライブ前にご飯調達しておいてよかったとしみじみする。ライブ後の人たちが殺到するコンビニに並ぶのたぶん無理…。体力的に。食後、夫は大浴場へ。私は部屋の風呂にお湯をためて半身浴。浸かりながら、ライブの感想投稿を見るなど。みんながライブ後の体力回復にアミノバイタルがお勧め、と書いているのを前日に読んだのに、まあ大丈夫やろと思って買わなかったことを後悔する。思った以上に体が疲れていて、半身浴していても回復している感じがしない。
それにしてもライブに行くことにしてよかったなと思うなど。
私が、サカナクションのライブを初めて観たのも幕張メッセだった。2008年、彼らはサマソニのオープニングアクトだった。
その日、わたしと友達はプロディジーを観るためにサマソニに来ていて、夜まではまあ体力温存しながらゆっくり色々見ようと思っていたのだ。だから、オープニングアクトの彼らのことも、全然知らないバンドだな~と思いながら会場の後ろのほうでだらだら座って観るつもりだった。でも、一番最初の曲、三日月サンセットのイントロが流れた時、本当にびっくりして、友達と一緒にステージに駆け寄って行ったのを今でも鮮明に思い出せる。このバンド良すぎる、と思った。もうその瞬間に好きになった。
あの時からずいぶん時間が経ったが、私はずっとサカナクションが好きだ。
大浴場から帰ってきた夫と、いや~疲れたね、ホテル取っておいてよかったね、直帰するの無理だったね私たちは、と言いあいながら就寝。
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