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『自閉症スペクトラムの感覚過敏〜視覚過敏〜 』

※私自身が感じている視覚過敏の問題や思っていること、対策について書いたので視覚過敏の人が全員こうだという訳でもこうすれば良くなるということではないです。その人にあった対策や問題があると思うのであくまでこれは私の思っていること、考えです。

「 感覚過敏 」

感覚がとても敏感で、生活に大きな不便があることをいう。


その中でも「 視覚過敏 」というものがあり、

・光がとても眩しく感じる。
・人混みなどの動くものがたくさん目に入ると疲れてしまう。
・特定の物に気を取られてしまって視野が狭くなる。

などの症状がある。

視覚過敏の対処法としてはサングラスなどがあるが私はメガネをかけることが苦手。

鼻に違和感を感じたり、鼻の付け根が痛くなるのが嫌いだ。

私は1人での買い物はなるべく避けて、家族と出かけるようにしている。

それで問題が解決するわけではないが、1人で外に出るよりかはまだ心に余裕が生まれる。

だが、少しそこで待っていてとその場から家族が離れて1人になった時は一気にパニックになってしまう。

視覚過敏で困ることたくさんある。

いくつか例をあげると、

特定のものに気を取られてしまい視野が狭くなってしまう

例)電車で女の人の髪飾りが気になってずっとその髪飾りを何分も見つめてしまう

相手からしたら知らない人にずっと見られてるのは気分が良くないだろう。

だが、集中してしまい、相手のことを考える事ができなくなってしまっている私はそれに気づけない。

だいたい、冷たい目線にやっと気づいて目を離すことが多い。

人が多い所に行くと体が固まってしまう

例)友達と渋谷に行った時、あまりの人混みに目からの情報が多くなりすぎて体が動かなくなってしまう

道のど真ん中で固まって動かない私はとても邪魔だっただろう。

パニックで友達の声も聞こえなくなっていたので友達も困惑しただろうし迷惑をかけてしまった。

出かけた次の日は必ず寝込んでしまう

例) 人混みなどの動くものがたくさん目に入ると疲れてしまう

過敏になりすぎた視覚で神経をすり減らしてしまったせいか、1日、下手をすると2日や3日寝続けしまうことがある。

私が考える対策について

そんな私が20年間生きてきて少しでもましになるようにしてきた対策がある。

たいしたことではないが少し気が楽になる。

1、帽子をかぶること

メガネが苦手な私は帽子をかぶることで視野を狭くして目からの情報を少なくしている。

2、電車やバスなどでは目を閉じたり、外を眺め、なるべく人が視界にはらないようにすること。

靴や洋服、髪飾り、メガネなど、気を取られ見つめてしまうことを避けるため。

気を取られ原因自体を見ないように心がけている。

3、人が多い所は避ける。行く場合は心構えをして行く。

これもパニックになってしまう原因自体を避けるということと、気休めにしかならないが、人が多くパニックになってしまう可能性を理解し冷静に心にとめておくこと。

それが少し心の余裕に繋がる気がする。

4、パニックになってしまったら一旦その場を離れる。無理はせず帰る。

トイレや人がいない路地に逃げ心を整える。1人になれる空間を探す。

落ち着いたと思ってもまたすぐパニックになってしまうこともあるのでそういう時は人に迷惑をかけてしまうので無理せず帰ることが一番自分にも人にも迷惑をかけないことだと思う。

無理をしないことが大事

感覚過敏はその日の体調がすごく左右すると思うので、遊ぶ約束をしていて急にその日具合が悪くなってしまった場合は申し訳ないが断るようにしている。

逆に無理して行っても相手に迷惑をかけてしまうから。

そうやって対策をしてできることも増えてきた。

いつか1人でなんでもできるようなれるよう日々努力をしたい。

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