『学校に行きたくない妹〜感覚過敏、人間関係〜』
不登校気味の妹
妹は現在高校三年生。
単位はいつもギリギリでコロナで学校が休みになったりしてなんとか高校三年生になれた。
あと、一年ないくらいで卒業だが妹からしたらとても辛い期間だと思う。
毎日学校に行きたくないと朝、母と揉めたりしている。
今日も学校には遅刻したが頑張って行っている。
妹の感覚過敏
妹は自閉症スペクトラムと診断され、感覚過敏にも悩まされている。
学校では遮音のイヤホンをつけている。
これも学校に許可を貰うまでに大変だったり、友達からの理解が得られるずに大変だった。
妹の学校は普通科とファッションの科に別れており、妹はファッションの科に通っている。
先生方も理解してくれてはいるが、やはり普通科の先生方は妹のイヤホンを知らずに注意される事が多いらしい。
音楽を聴いていると勘違いされてしまうこともある。
ヘッドホン型だと見た目にわかりやすく、理解もされやすくいいのではないかと提案したことがある。
だが、人の目を気にする妹はそれは嫌らしい。
友達関係
先生方の理解を得られるず悩んでいる妹は、友達関係でも悩んでいた。
妹は肌が弱くポロポロと皮膚が落ちてきてしまうので一年中タートルネックで過ごしてる。
だが、それは校則違反なのでそれも学校に許可を得ている。
だが、妹のクラスメイトの中には妹のタートルネックや遮音イヤホンをよく思わない人もいる。
調子に乗っている、なぜ妹だけ特別扱いなのかなど疑問に思う人もいる。
妹はそういう友達の目も嫌だと言っていた。
妹が学校に行きたくない理由は自閉症スペクトラムが関係している事が多い。
理解を得るのは難しい
先生方や友達に理解を得て貰うには、妹は自閉症スペクトラムをうちあけなくてはいけない。
でも、それは簡単な事じゃない。
妹はクラスメイトに自閉症スペクトラムをうちあけたくないと言っている。
その気持ちはすごくわかる。
私もなるべく人に言わないようにしている。
別に言ったところで変わらない人もいる。
だけど、大体の人は見る目が変わってしまう。
それで関わりたくないと思う人や変に気を使う人。
理解してもらわないと生きるのは難しいけど、理解されても生きるのは難しい。
それだったら私は、理解されずに普通を偽って生きることを選んだ。
その方が自分としては楽だから。
進学を諦めた妹
妹は、専門や大学に通うことを諦めた。
諦めたというより、自分には無理だと判断した。
電車の通学や、学校での人間関係、学校を続ける事が難しいと自分で思ったらしい。
私は、そんな妹を可哀想だとは思わなかった。
自分で自分の事を受け止め判断し、行動できるようになったことを嬉しく思う。
これからも妹と共に自分も頑張りたいなと思えた。