『自閉症スペクトラムの感覚過敏〜聴覚過敏〜』
※ 私自身が感じている聴覚過敏の問題や思っていること、対策について書いたので聴覚過敏の人が全員こうだという訳でもこうすれば良くなるということではないです。その人にあった対策や問題があると思うのであくまでこれは私の思っていること、考えです。
「 感覚過敏 」
感覚がとても敏感で、生活に大きな不便があることをいう。
その中でも「 聴覚過敏 」というものがあり、
・掃除機やドライヤーなどの家電の音が耳に突き刺さるように感じる。
・繁華街や駅での騒音すべてを等しく拾ってしまい疲れる。
・赤ちゃんや子どもの泣き声が脳につんざくように響く。
・人混みのざわざわする音と、目の前の人の声が同じ大きさで聞こえて、会話に集中できない。
・時計の音や日常の微かな音がとても気になり、耐えられない。
などの症状がある。
感覚過敏の症状や度合いには個人差があり、聴覚だけが過敏な人もいれば、視覚と嗅覚が過敏など複数の感覚過敏を持つ人もいる。
私は視覚過敏と聴覚過敏に悩んでいる。
度合いでいうと視覚過敏より聴覚過敏の方がひどく、悩んでいる。
いくつか私の悩んでいる例をあげると、
掃除機やドライヤーなどの家電の音が耳に突き刺さるように感じる。
私は、掃除、洗濯機、ドライヤーやトイレなど、に大きな音がでる家電が苦手だ。
それについては詳しく書いているので、詳しくはこちらを読んでください。
繁華街や駅での騒音すべてを等しく拾ってしまい疲れる。
街中の広告の音や車の音、人の話し声、全ての音が耳元で聞こえているようなストレスを感じる。
私は外に出る時は、遮音イヤホンをつけて外に出たり、騒がしい所では音楽を流して気を紛らわせたりする。
人混みのざわざわする音と、目の前の人の声が同じ大きさで聞こえて、会話に集中できない。
同じく、耳元で聞こえているかのようにどちらの音も等しく拾ってしまい目の前の人の声に集中できない。
周りの音が気になってソワソワしてしまったり、キョロキョロしてしまう。
目の前の声を聞こうと集中するので、すごく疲れてしまう。
時計の音や日常の微かな音がとても気になり、耐えられない。
意外とこれは1番困っていることでもある。
夜中、すごく微かな音が気になってしまう。
時計の音や微かに聞こえた音の正体がわからないと寝れず、
「この音はどこから聞こえてるの?」
その正体を見つけやっと寝れると思ったら次の音が気になってしまう。
そして、やっと眠気に限界がきた時か、やっと全ての音の正体をつきとめた時寝れる。
私が考える対策について
耳栓、イヤホンなどをする。
イヤーマフや耳せん、ノイズキャンセリングイヤホン・ヘッドフォン(デジタル耳せん)を活用する。
その場の状況や自分の体調に応じて、それらを併用したり、遮音率で使い分ける。
人が多い所は避ける。
当たり前の事だけど、人が多い所にはそれだけ大きな音や騒音があるのでなるべく避け、落ち着ける静かなカフェなど場所を探す。
パニックになってしまったら自分の好きな音楽を聴く。
苦手な音や大きな音を聞くと体が硬直したり思考が停止してしまい、動けなくなってしまったり、パニックになってしまうことがある。
そういう時は、自分の好きな音楽を聞いたり、落ち着くまでトイレや静かな場所にこもったりする。
そうして、落ち着くまでは無理をしない。
安心出来る理解者と出かける
不安が強くなったりすると、聴覚過敏症状が出やすくなることが多い。
安心できる理解者と出かけることで、もしパニックになってしまっても助けを求められる存在がいるという心の余裕ができる。
疲労をためず健康に過ごすことが大事
早め早めの休息を心がけ、自分なりにリラックスできる方法をいくつか見つけておくことが大切。
・好きな落ち着ける音楽を見つけいざとなったら聴く。
・親と一緒にでかける。
・体調が悪いと思った日は出かけない
など自分でリラックスできる状態を保てる方法を見つけた。
その人の感覚過敏に対する問題にあった対策を自分なりに考え、試し、見つけることで、これからの人生が少しでも楽になれると思う。
私は前回、感覚過敏の1つ「 視覚過敏 」について記事に書いた。
視覚過敏についても詳しく書いているのでそちらも読んで頂けると嬉しい。