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神戸旅行

この週末に神戸旅行に行って来ました。神戸はコロナ前に行ってからなので久しぶりに綺麗な街を堪能してきました。神戸は自分にとって特別な街になっています。
自分は高校を卒業してから同じ会社で今も続けて働いています。会社内では3つ程部署の異動があり、現状は何のストレスもなく働く事が出来ています。
最初は長く所属した部署から新規ビジネスの部署に移動になり立ち上げに関わらせて頂き大変ながらも無事に立ち上げる事ができました。その部署では役職もつき、部下を育てていく立場にもなり、大変ではありましたが緊張を持って業務を遂行してきてたと思っています。
その後、また違う部署に移動になりここから自分の心が壊れていく事になります。今までの仕事とは業務が全く違い、責任が全て自分にのし掛かり知識の無さから対応も遅れ後手になる事も多く、通常業務時間内では対応しきれない為、深夜まで残り対応しそれでも無理な時は休日も会社に出向き対応してきました。そんな日々を積み重ねていくと負担が少しずつ積み重なり心に余裕が無くなってきました。
その頃に家族と旅行に来たのが神戸でした。綺麗な夜景、美味しい食べ物を楽しむはずが旅行中も仕事の事が頭から離れず、会社で支給されている携帯には仕事のメールが何件も入り旅行で癒される事は残念ながらありませんでした。
旅行から帰っても当たり前のように仕事は付き纏い苦しい日々は続きました。数ヶ月後にまた神戸に旅行に行きましたがやはり綺麗な景色も心の底から綺麗と思える気持ちは持てる状態ではありませんでした。心に余裕が無くなるのは自分の弱さ、努力の無さなど自分を攻めることばかりになり、とうとう緊張の糸が切れて仕事を辞めるという決断になりました。この歳で仕事を辞めて家族を養っていけるのか?、次の仕事でうまくいくのか?など不安がありましたが今の会社で続ける気力は到底持てなく上司に辞めると伝えてましたが上司も止める事なく「わかった」の一言。
実は自分の心が壊れてしまう原因が上司との関係も良くなかった事が挙げられます。自分では対応出来ない事を相談するも指摘ばかりの日々でした。今思えば自分のレベルが低すぎて上司にも迷惑をお掛けしていたと反省しています。今はやっとその上司とも仲良く話出来ているのでよかったと思っています。
辞めるという事を伝えてから昔からの仲良かった同僚・同期の先輩から「辞める事はダメ」だと話がありました。でも自分ではもう無理だったので辞める選択しかその当時はありませんでした。同期の先輩からは「他の部署の異動はどうだ」と持ち掛けられました。そんな選択肢を考えていなかったので私が言える立場ではなかったのですがやっていけそうな部署を相談し先輩にお任せしました。後日、役職は無くなるが今いる部署はどうかと持ちかけられ、その部署は昔やってみたかった部署ではあったので「お願いします」と返事させてもらい今に至ります。今の部署に来た時は周りの作業者の目が気になりずっとマスクをして控えめに仕事をしていましたが周りの作業者の方々がいい方ばかりで気軽に声を掛けて頂き今ではストレスなくやりがいを持って仕事が出来ています。自分は本当に恵まれていて周りにいい方々がいたからこそ今の自分があると思っています。

神戸旅行の話に戻りますが自分が立ち直ってからの神戸旅行は特別なものになっています。苦しかって時期に来ていた神戸、自分を取り戻してからの神戸の景色は全く同じものとは思いますが自分にとっては全然違って見えて本当に好きな街になり、原点に戻れる街になっています。
今回の旅行では夜近くで写真を撮れなくて残念でしたがポートタワーの灯りが本当に好きです。

またいつか神戸に帰って来たいと思っています。

ほとんどが私自身の仕事の話でしたが読んで頂きありがとうございました。

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