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夏休みのできごと 学び編

大学2年目の夏休みが終わろうとしている。
ここらでちょっと振り返ってみようと思い、パソコンに向かっています。

たくさんのことがあった夏休み。
去年とは、全然色が違ったなーと思っています。
自然の中、イベント、友達のカフェ、実家、祖父母の家、いつもの居場所、教育現場。日々、いろいろなところに足を運んでみました。
その中での学びをこの場で残しておこうと思います。

「教育」について考えている今。
この夏は現場に行くことができて、学びがたくさん。そして問いも。


フリースクール
これまでの私にはなかった言葉で、最近私の中に入ってきた。
どんな場所なのだろう、行ってみないと分からないと思いつつ、
自分が踏み込んでいいのだろうかという気持ちも。
4月から行ってみたい場所があった。
知り合いの知り合いと運よく繋がることができ、連絡することができて、伺わせていただいた。

一番に初めに感じたことは、そこにいる人の心理的な距離が近いということ。
私が伺ったその日は、学習、体操、ストレッチ、遊び、料理。
「生きる」に直結することを一緒にする。
外とつながる場だと感じた。
生きていくためには、知識が必要で、それを得るために学びがある。そんなことを改めて感じました。
いろいろ考えて、でもやっぱり難しいです。
でも、みんなが話をしてくれたことと、作ってくれたトマトソースのパスタがとても美味しくて。
出会えて、感じることができた。それだけでありがたい。
いきなり来た私をすっと輪に入れてくれたみんなにありがとうを。
もっともっと感じて考えたいと思いました。

介護現場
介護等体験で、5日間、1人で特別養護老人ホームに行きました。
教育の何につながるのだろう?これをやる意義って何だろう?という問いをもって、初日を迎えました。

職員の方も、利用者さんも皆さんとっても優しくて、知識も技術もゼロに等しい私をあたたかく迎え入れてくださいました。
利用者さんとお話したり、遊んだりとても楽しかったです。

長い目で教育を見れていなかったのだと痛感しました。
教育って将来につながるものだと思っていて、
将来って働く未来を想像していた。
それは違い、人生100年時代で捉えるものなのだと、はっとさせられました。
小さいときに、どんな経験をしたのか、
歌を歌ったこと、工夫して遊んだこと、学んだこと、見たもの、聴いたこと、
全部が今に繋がっている。OT(作業療法士)さんと話していて、気付きをもらいました。
遊び=適応力で、教育=集団力動なのではないかという話もしました。
一つの角度から見てたら、分からない。多角的に物事を見ることが大切!
教育の延長線上に、いや、その中に人生100年時代を楽しむ術があるのではないかと大きく捉えるきっかけでした。

様々な状態の人がいる中で、その人たちが快適に過ごすこと+楽しみを持つこと、生活していくこと。どうすればそれにつながっていくのだろう。

一日一日、毎日状態が変わっていく。
昨日目を閉じて眠そうにしていたおじいちゃんが今日は冗談を交えながらいろんなお話をしている。
昨日ほほ笑んでお話をしてくれたおばあちゃんが今日は元気がなくてずっと寝ている。
この現場にいると、自分の家族のことや、自身の将来のことを考えざるにはいられなかった。それと同時に今日の1日、今という瞬間、この奇跡を大切にしようと思った。

職員の方が伝えてくださったことで、心に残っていることもここに残しておこうと思います。
学び、知識、技術を高められる研修や機会をもらえる場、
学んだことを取り入れられる場、利用者さんや家族の皆さんに喜んでもらえる、
自分が自分らしく、自分を表現できる場 
→大切。
何をしても、どんな職業に就いても、今までやってきたことは無駄にはならない。

様々な方と触れ合うことができて、
声をかけて話をしてくださったり、友達ね!と言ってくださったり、本当に嬉しかった。
最終日には、お互いに名残惜しいねと言って、本当に泣きそうでした。
この環境で学ぶことができたことに感謝でいっぱいです。
また、会いに行きます。
本当にありがとうございました。

小中学校
小中学校に観察実習に行きました。
タブレットやパソコンを使って、思考を整理していたこと、
自身が小中学生であったころと比べて、時代の変化を感じました。
授業を展開していく中で、児童生徒が自身に合った方法や、内容を整理したり、学びを深めたりすることができるやり方を選択できるのが良いと感じました。
使うツールをICTにするのか、手書きにするのか、
また、音読の方法(点丸読みも、先生が読んでからみんなが同じところを続けるとか、全員が自分のペースで読めるようにする・しかも他人を気にせずに とか。)、話す言葉と文字の両方で表すこと、電子黒板でタイマーを表示すること、次回の予定を伝えることで想定できるようにすること
特別支援を少し学んでいることで、少しだけれど、見える視点が増えたと感じました。様々な特性を持った人たちがいる中で、言語化や識字、音で捉えることなどが苦手な人たちのことを考えている場面を見ることもできました。(私は目からの情報よりも耳からの情報の方が、弱くなってしまうと思っている。だから、メモに残して、目で見て理解を深めるようにしているのではないかと最近自覚した。)
より学びを多く受け取ることのできる方法や選択を引き出しとして持っていたいと感じました。

様々な人がいることに価値がある。
だから、教員に向いていない人はいなくて、全員が向いている。
自分は向いていないと思った人だけが向いていない。
ある先生が伝えてくれました。
この先生の授業は、とてもおもしろくて、全員が感じたことを何かしらの形で表現ができる工夫にびっくりしました。
この言葉は全部に共通するのかなと思いました。
社会には様々な人がいる。そこに価値がある。
自分の気持ちが大切。

とても実りのある2日間でした。これを踏まえて、また大学での学びに生かしていきたいです。

特別支援学校でボランティア
特別支援の講義を受講したときに、学生でもボランティアで現場に入ることができるのだと知りました。学んでいても、直接でないと感じることができないし、学びもただの知識で終わってしまう。そう思って、見学に行って、登録をした5月下旬。やっと行くことができました。

一緒に過ごして思ったことは、みんなが本当に素直でかわいいということ。
好きなことは「好きだよ」と素直に伝えられる心にとても感銘を受けています。
言葉が出てこなくても、表情や身体の動きで表現する。
素敵なみんなと過ごせることに感謝です。
2日間連続で同じクラスに行ったのですが、
先生方に、今日は私が来るのか聞いてくれた人がいたそうです。
来るよと伝えたら、やったーって手を挙げて喜んでいましたと先生から聞いたとき、わぁぁ!嬉しい!と素直に思いました。ありがとう。

担当の先生が、得意なことを生かしたいからと、私に何が得意か聞いてくださいました。
小1~高3まで、バレエとダンスをしていて、踊ることが好きです、と伝えると、次の日にダンスの時間を少し作ってくださって、みんなで踊りました。
みんなが笑って身体を動かしているところを見れて嬉しかったし、たぶん私が一番楽しんでいたと思います。

子どもたちも先生たちも素敵で。これからも特支に関わりたいし、ボランティアを続けていくつもりです。
自分や他者の得意なこと・困り感を理解して、場創りをしていくために、学び続けたい。
特支の学びや感じたことも今度しっかり言語化しよう。

ユースワーカーって?ユースセンターって?
ユースワーカーという言葉を最近聞くようになりました。
でもなんだかよくは分からない。
勉強会に誘ってもらって、少しだけ学んできました。

ユースワーカーって、社会と子どもをつなぐ。
みんなの居場所になる。
ユースワーカーって、思ったことをありのままに素直に伝えることができる環境・場を創る存在なのではないかなと思ったり。

考えることはたくさん。
どうやったら行きたい場になる?
どうすれば年齢や性別、性格の壁を越えて、安心する場を創れる?…

もし、ユースワーカーになるとしたら、どんなユースワーカーになりたい?
私は、
・話したいときにあの人に話してみようと思ってもらえる
・言葉や表情を拾える人
・ちょっと遠い親戚のお姉ちゃんみたいな感じ
・対等。子どもとか大人とか年齢じゃない。
・いつもカウンターにいるマスターみたいな人。話したいときだけ話せる。
って感じかな。

ユースに必要なのか、みんなの近くにこういう場があればいいなと思う。
その一歩がユースセンターであり、ユースワーカーなのではないかなと思ったり。
実際に行ってみようと思ったきっかけでした。


感じた、いろいろ

きれいに生きることだけに触れるのではなく、なにかこう影の部分にも触れることが必要なのかもしれない。
自分自身の影の部分にも触れようと。
隠れている何かを差し出せるには何が必要なのだろう。
もっといろいろな世界を見なくては。
本当の受け入れる心は持てないのかもしれない。

表現として使ってしまうし、そう見ている自分もいるのだけれど、なんか、子どもとか、大人とか、どういう枠で捉えたくないと思った。
学校にいけないとか、生きづらさをもっているとか、そういう捉え方から入りたくない。
あなたはあなたでいいと体現できる人になりたい。
だから、自分を愛そうと思う。
もっと、好きな私へ進んでいこうと思う。
私は私で大正解で大成功と。

いろんな場所に行くと学びと同じくらい、疑問が出てくる。
行けば行くほど分からなくなってくる感覚がたまに怖くなる。
でも、知らないままで飛び込みたくないと思う。
もやもやに向き合って、未来に向かう力にしたい。

そんなことを思ったひと夏でした。


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