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チームが変われば一日も変わる!?デザイナーのスケジュール

こんにちは、イワシナです。
前回「ウェイブの新卒デザイナーとして働き始めて得たもの」というタイトルで、入社してから経験したさまざまな事柄について記事にしました。
学生から社会人へと立場が変化したことで経験したものは多く、学びになったことばかりです。

▼前回の記事はこちら!

働き始めてからも多くの変化はありましたが、つい最近特に自分の中で大きいと感じる変化がありました。ウェイブで運営しているサービスのデザインに携わることになったのです。
4か月ほど前まではコーポレートデザイナーとして、いろいろな部署に依頼をいただいて制作に取り掛かるということが主だったところから、この度ウェイブが運営している動画配信サービスの「AnimeFesta」(以下AF)のチームに加わることになりました。

それに伴って1日の時間の使い方大きく変わり、「同じ社内でも携わるチームごとにこんな違いがあるんだ……!」と面白さを感じたため、コーポレートデザイナー/AFデザイナーとしての1日のスケジュールを比較しつつ、感じた特色などをご紹介しようと思います。

コーポレートデザイナーとしての1日

2022年4月~12月頃

勉強したいものがあるときは午前中に時間をとることもあります

9:30~10:00 朝会
OJT担当の方とその日の予定や共有事項を確認します。
併せて、取り掛かっているタスクの納期を見ながら、一日でどのくらいの進捗具合にしていきたいかの確認も行っていきます。

10:00~10:15 コーポレートデザイナー共有MT
週に1度、コーポレートデザイナー内でそれぞれのタスクやスケジュールを確認・共有します。
今後のお休みのスケジュールの共有をしつつ、アニメHPの更新などがある場合は確認のタイミングや不具合があった場合の対応についても共有します。

18:15~18:30 夕会
朝会のようにその日のタスクの進捗と共有事項を確認したり、作業途中のデザインにFBをいただいたりします。
研修期間は毎日実施していただきましたが、現在はAFでの業務がメインになったこともあり隔日での実施になっています。

作業の時間が多め

私の場合は定期的なMTは朝会・夕会以外だと週一のデザイナー共有MTのみで、必要に応じて依頼者の方とヒアリングや説明のためのMTが稀に入るくらいになります。
そのため、腰を据えて作業に向き合う時間をとることができるスケジュール感になっていました。
タスクも一つのものにじっくりと取り掛かる場合が多いので、新しい知識をつけながらだったり、問題や不具合に行き当たった時は似た事例を参考にしたり代替案を試したりしながら制作に取り掛かっていきます。

必要に応じてWordpressやJavascriptについて調べたりと、いろいろなことに触れられて分野の違う知識が増えていく楽しさがありました。

AnimeFestaチームとしての1日

2023年1月~

MTを区切りに30分~1時間ほどの単位ででやることを決めています

9:30~ タスク・連絡確認
出社して、その日のタスクの確認から始めます。
締め切りが近いものが複数あったり、並行して作業しなけれないけないタスクがあったりするためです。
企画チームの方はこの後の朝会からMTが続く方が多いので、前日に洗い出した依頼に関する不明点やデザイン確認の連絡などもこの時間にできるだけこなしておきます。

10:30~10:45 AF全体朝会
AnimeFestaチーム全体での朝会があります。
ここでサービスの運営状況を確認するとともに、チームメンバーのタスクを確認していきます。

15:00~16:00 AF CX改善フローMT
週に1度、企画やエンジニアの方と一緒にサービス上の課題や改善点を考えるMTを実施しています。
ユーザーの目的や願望を考え、よりサービスが使いやすくなる方法はないかを模索するというのは継続して運用していくものだからこそ欠かせない観点になっています。

時間をうまく使うことを意識する

AFチーム全体で毎日・毎週行うMTが多く、時にはMTが終わった15分後に次のMTが入っている場合もあります。
そのため、コーポレートデザイナーの時よりも作業に充てられる時間がコマ切れになりがちです。
自分が思うように作業を進めるためには、タスクそれぞれにかかる時間や優先度を考えて順序良く取り掛かっていく必要があります。
飛び込みで納期が短いタスクを担当することもあるので、できるだけ納期より少し早めに作業を終えられる意識も必要です。

短い期間でタスクを並行させるというのは難しく、まだまだドタバタと作業をすることもあり大変な部分もありますが、その分1週間を振り返った時に「今週はうまくできたな……!」と思えると達成感とやりがいをとても感じることができています。

比較して感じたこと

タスクの取り組み方の違い

タスクをどのように整理するか、どのように取り掛かっていくか、という部分の意識が変わったと感じています。

コーポレートデザイナーのタスクは「今あるタスクを今日でどこまで進めるか」という風に、タスクごとでスケジュールを決める、という視点で考えていました。
対してAFのタスクに取り組むようになってからは、「どれから取り組んでいくか」という優先度を基に、個々ではなく複数のタスクを視野に入れて並行して取り組むという考え方をすることがほとんどです。

これはそれぞれ請け負うタスクの特徴が違うからなのかと個人的に感じています。

コーポレートデザイナーはひとつのタスクに長期的に取り組むのに対し、AFデザイナーは短期的なタスクをいくつも担当して取り組んでいます。

コーポレートデザイナーに依頼されるものは新規サービスのWebサイトや既存サイトのリニューアルなど、サイト設計などの裏側の部分から作ったり変更したりするのもが多いです。
それに対して、現在私がAFデザイナーとして依頼されるものは、月ごとの特集やアニメ放映時の施策に合わせて必要なページや画像制作するものが多いので、そこが要因になっているのではないかと思います。

今後はサービスのUI改善にも携わっていくことになるため、課題点を洗い出し改善案を考え、デザインし実装する……と今までのタスクに比べると時間をかけて取り組む必要も出てきます。
そのため、コーポレートデザイナーの時に意識した「タスクごとのスケジュール計画」という考え方をうまく組み合わせていけるようにしたいです。

それぞれのいいところ取りをしていくのが目標です

社内での関わり方の違い

比較したことで、それぞれ業務の中での人との関わり方にも変化があったように感じます。

コーポレートデザイナー時は「対いろいろな部署」という感じでしたが、AFデザイナーでは「対チーム内の大勢」という印象に変わりました。
AFチームに参加したことで、全体でタスクを共有したり、振り返りを行ったり、サービスの目指すべきところの認識をすり合わせていったりと、「1つのチーム」という感覚がとても強いように思います。
MTの多さや日常的なやりとりの多さ、いろいろなチャットスペースで同時進行的に展開していく会話などが特にそう感じる理由になっているのかもしれません。

G=グループ(部署)、T=チーム

また、すべての方と業務で直接やり取りが発生することはなくても、今どういうことをやっているのか、というところに意識する自分のアンテナの幅が広がりました。
確認の連絡をするタイミングを考える面でも、カレンダーや各スペースでのやり取りからメンバーの忙しさや空き時間などを気に掛けることで視野を広く持てたように感じています。

広く気にかけようとすると、自分が業務として担当していない部分いろいろな部分が見えてきます。
「今こういうことが進行しているんだ」「今度配信する作品はこういう雰囲気のもの多いな」ということからより広くサービスの動向だったり、「この人の業務はこういうものが多いんだ」「この人とこの人がやり取りしていること多いな」と業務内で直接やり取りがなくともチームへの解像度が上がったり……。

各チャットがチーム内でオープンになっていることに加えて、担当外の業務に興味関心がより湧いたり後々自分のタスクに関係してきそうな話題をざっくりと把握できたりということがあるのは、さまざまな担当業務の異なるメンバーが一緒になっているからこそだと思います。

最後に

改めてスケジュールを比較してみると、かなり時間の使い方が変わったんだな……と実感します。
それぞれ業務内容の特徴が違うからこそ、両方経験することで比べることの面白さがあったり、部分的に取り入れ組み合わせることで業務に取り組みやすくなったりと、相乗効果が生まれるのだと思いました。

デザイナーグループにはまだまだ他のサービスを担当されているデザイナーさんがいるので、その方たちの1日のスケジュールも比べてご紹介することができればと思っています!

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