idea

辛いとき、悲しくなったときは目をつぶってみよう。
そうすればほら
本当にやりたいことが浮かんでくる。
なんだかつまらないときも目をつぶってみる
そうすればきみだって他の誰かになれる。
見ているのは
きみの心 それから
きみの外側にあるもの。
行き交うひとたち、犬や猫。老人や子ども。それからズームしていくようにきみたちの目や口。
怒ってる人、それから悲しみ戸惑うポーズ

きみがそこにそっと手を差し伸べれば
あるべく、なるべくようかたちを結ぶ
足りないものはなんだっけ?
たいせつなものが死んでしまうまでの
時間は限られていて
心の目は、放っておいたら塞がってしまうんだ
世界は、目を閉じてないと見えない。

あるべくして、なるべくして皆行き交うのに
悲しみを伴いながら、ある時はゆく
僕は、きみの為そこに手を差し伸べる。
ねえ 笑えないってどんな気持ち?
向かい合わせで立ってるきみたち
声がもう出なくなってしまったのかな

でも心はいつだって
どこかに繋がりたがってるだろ?
僕は一人で立って、そこに手を差し伸べる
真っ白な地球
僕らがつながるのはそんなイメージ

きみは目を閉じる
そうすればどこへでも繋がれるはずだよ

ああ 挨拶したいよ
僕ときみのいる場所に
皆、皆、皆笑っている そんなイメージで

ああ なんだか
空飛ぶ船を見送るような
寂しくて けど 恋しいような
そんな僕の役割だね

その気持ちも いつかは君へ
少しだけの間 さよならをする
遠い遠いまだ知らないきみへ

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WataL
ポエム、詩、短歌などを作ります。 最近歴史に興味があります。