えんえんとふくらむ一葉ぶら下げて出港のよな午(ひる)のスーパー
断続し流れるラジオ風邪薬飲んで白壁近付く一人
※「白壁に」となっていましたが歌の意味が変わってしまうので「白壁」に訂正しました。
口角に梅干しの味鬼を待つひかげはしずかひとりの盛り
アイアムアモンキーという礎よ 目下何もなき日々の衣よ
尖らせた鉛筆を持ち子どもらは悠久と思える窓辺に座る
まだ近い午前窓辺に差し込んで終わらぬ入り日にマリネを刻む
叩かれて起き上がるかの入道雲「せいせいしたろ」人呼べる秋
※曲がれる谿の雅歌欄
今月で退会します。ありがとうございました。
#tanka
#短歌