幼児性万能の鼻鳴らそうか常緑の葉に吾をなぞらえて
「微笑みはいらない」と告ぐ炎天にカナカナ震えていたとは知らずに
幼児の肌やわらかく生命の角ひっそりと不知火に立つ
細分化出来るだろうて険悪のナイフ、右手はシリコンの匙
※誤字訂正しました…。嫌悪(けんお)ではなく険悪(けんあく)でした。すみません。
ある意味で死、春は今日薄曇るまだ知らぬなんて言い張ったつもり
青萌える山にまだ雪大き過ぎ皐月は体持て余す熊
晴天を頭上に抱えはい回る青虫ほどの小さき歩み
※曲れる谿の雅歌欄
いつも選歌ありがとうございます。
誤字、文法など気を付けます。
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