〈2022.7.4〉

ねこが陽だまりの匂いになるようにわたしもあなたの匂いを付けてみたい


お互いの居場所はあるかさぐり合ってはみなすれ違う街角でもある

予知夢の中に居座るときは五感のなか、匂いのなかでことばを失くして

指示をださないあなたではあるがわたしもきっと幸せだった

病院も学校もテレビも本もわたしたちをどうぶつだったと教えてはくれない

〈背中〉

そこにしか無いことにさえ何処にでもある衣装を付ける


わかり合いたいと手を差し伸べて素直な背中も見せつけてくる


そこにしか無い事を切り取っている花かなまくびそれなら愛は


日陰で虫食っているこころが、愛の一端として動きまわる


見せてしまえばいたみやわらぐとしっていて此処で平気と言ってもらいたい

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WataL
ポエム、詩、短歌などを作ります。 最近歴史に興味があります。