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WataL
2019年9月16日 16:00
うしろ指さしてときどき褒めてくるやわらかい色教育は絹ダースベイダーも一人で並ぶレジ前のたまごやき数個入りのあたたかぐんじょうのビー玉のぞき込む子ども 申し訳ない外側の世界提出をはかった皆んなも初めてはしたたかな飛翔 来てくれそうかどたんばの自己紹介を覚えてる花束埋もれそうあのはつはる上糸と下糸の織り下等なる生き物も食うひかりのなにか水道の業者はシールにされてしまいこの本心が
2019年8月12日 19:09
火は消せり 蕗の香の立てるキッチンできみどりのものひとつと数えてからからにかわいたのどにせんぱくのしょかんのもっともかそけき波くる うがいすれば未だ更新の頼りなさ洗面所の薄い影群に立つ ぶらんこの足ふれぬままの地は救う すくわれぬも無くみどりが生えし 泡の下見すかすように臍見せたる僕等の若き誇りていふもの 止まらない吐気が僕を圧迫す孤独はおおきな月の腹なり目瞑って大人となり
2019年5月5日 17:51
街中で涼しげ はねる前髪でひとん家のぬくみ知ってる僕ら 水を張る湯ぶねのひろい稜線が上下する舟を寄せない感情 雀色のコートひしめくバスの中空港を出た顔みな静か はれの日に目が蛇の目ばかり映すふしぎけもの道外れ喉鳴らし行く ねずみ算 増えることだけ示されて憚らずに死ね恋 あなたがたの 僕も狂ひたくなる座礁するだけで一日魚と呼ばるる魚 いまそらが君の目に入り目に見えない誰かの血