WWA Contest 2023 順位予想+α
はじめに
どうも、アルクスです。
今回は明日10/29に結果発表予定である、
WWA Contest 2023のエントリー作品群の順位を予想していきます。
今回のコンテストについて
今回のエントリー作品はゲーム部門14作品、素材部門が10作品です。
一人で複数エントリーもあるので、参加クリエイター数としては12人。
WWA(World Wide Adventure)界隈を知らない方からすると「たった12人かよwww」と思われるかもしれませんが、この界隈としては十分多い方だと思います。なにせ、基盤は25年前のゲームなのでね……
それでは、早速順位予想をしていきますが……
注意事項
上位作品のみ
「うーん、このゲームは最下位!w」
「うーん、この素材は8位!w」
みたいな予想をしてしまうと作者の方に大変失礼なので、上位半数(ゲーム7作品、素材5作品)までを具体的な順位予想の対象とします。
低順位≠駄作
コンテストという場でウケやすい作品、ウケにくい作品というものは色々と存在します。
中には「これ面白い・好きだけど、3つしか選べないとなると……」
みたいな感じで投票されず下位に留まる作品が出てくることも。
極端なパターンですが、全員が「これ4番目に良かった!」と思う作品があるとします。単純に考えれば4位前後になりますが、3位までしか投票できないので結果としては全員が未投票、最下位に……なんてことも。
順位や点数といった数字だけで作品を評価するの、ダメ。ゼッタイ。
PLiCyのプレイ数は参考程度
2022エントリー作品のうち、順位とプレイ数が同等な作品は限られます。
例えば……
「ロフト・アンダーグラウンド」
コンテスト1/13位 プレイ数1/13位
「ケーブマウンテン」
コンテスト9/13位 プレイ数2/13位
「元祖勇者の御話」
コンテスト10/13位 プレイ数3/13位
「ガチャバトWWA」
コンテスト2/13位(同率) プレイ数4/13位
「五番勝負」
コンテスト2/13位(同率) プレイ数9/13位
「夕焼けフェアリーケーブ」
コンテスト13/13位 プレイ数12/13位
「砂漠のジプシー☆ダンス」
コンテスト11/13位 プレイ数13/13位
参考リンク(PLiCy)
※コンテストから1年経過した段階でのプレイ数です。
「ロフト」「ガチャバト」「夕焼け」「ジプシー」辺りは割と順位に反映されていますが、「五番勝負」は2位という実績を得た上でコンテストから1年経っても控えめのプレイ数。「ケーブマウンテン」や「元祖勇者」はコンテスト順位こそさほど高くありませんが、多くの人に遊ばれた人気作品です。
また、コンテスト作品によっては公開期間に1.5ヶ月ほどのの差があるので、そういった部分でもプレイ数はあまりアテになりません。
自作品の順位も予想
アルクスもゲーム部門4作品、素材部門3作品出していますが、自身の作品も何位くらいかは予想していきます。1~4位アルクスというような某長身アフロ漫画のような予想はしません。
本編:順位予想コーナー(ゲーム部門)
7位~4位
7位:Princes of the Dungeon 28+
暫定プレイ数:2/14位
いきなり自作品を順位予想に。ちょっと特殊なダンジョンものです。
作者視点ではレイルさんの「クラシックタワー」のほうがダンジョン系作品としての完成度が高いと思いますが、色々と取り入れた自作グラフィックや様々な仲間の組み合わせで遊べる点から一定の票は入ると見込んでおります。
6位:深夜帰宅
暫定プレイ数:10/14位
結構昔からWWAを作られているひろちょびさんの最新作。独特の世界観の避けゲー。作り込みは良好ですが、避けゲーというジャンルについてはコンテストウケの良し悪しがよく分からないので予想から順位が大きく変わる作品があるとすればこれかなと。
5位:世界ぐるぐる行商人
暫定プレイ数:9/14位
自作素材に定評のあるひかをさんの最新作。何かと頭を使ったり、遊ぶのが大変だったりする作品が多い中、ゲームオーバーになったり詰んだりしない優しいゲームデザインが光ります。ALL自作のゆるいグラフィックも魅力的。
4位:逃げ金
暫定プレイ数:13/14位
昨年2位を獲得したTe/いぬ26さんの最新作。
Scriptが生み出した新たなタイプのアクション系WWA。
「薄毛が数カ月分進行しました」というおもしろコメントがあったように、毛細血管にあまり優しくない作品で好き嫌いかなり分かれる系とは思いましたが、いろいろなステージが用意されていたりと作り込みは凄い。
8位~14位
※五十音順に列挙。列挙順≠順位です。
また、大事なことなので繰り返しますが、低順位≠駄作です。
面白い作品いっぱいあるよ!
永遠のダンジョン
暫定プレイ数:12/14位
ダンジョン系WWAを多く作っているフィルーナ姫さんの作品。良くも悪くもケーブダンジョンの改造品でしかない点、ダンジョン系の他作品(具体的には28+、クラシックタワー、ガーズ。変則的なやつでEden)も考慮すると下位かなーと。
崩れタイル2
暫定プレイ数:14/14位
コンテストでは素材をメインに扱われている空澄コルネさんの作品。珍しくスコア機能が導入されている崩れる床系WWA。背景などが凝っていて見た目は何かと綺麗な作品ですが、崩れる床は崩れる床なので他の作品群を押しのけて上位に食い込めるかというと。
私の素材を色々と使ってくれているので本当はもっと高い順位で予想したかったのですが、客観的な評価による順位予想コーナーなので致し方なし。
クラシックタワー
暫定プレイ数:5/14位
コンテスト優勝実績もあるレイルさんの最新作。クリスタルという独自要素はあるものの、全体的には割とオーソドックスな形式のダンジョン系で、斬新さを求める層からはあまり票を貰えないかなと思いこの層に。とはいえダンジョンWWAとしては間違いなく面白く、遊び勝手も良好。
新ガーズの大冒険 呪われし遺跡と大いなる秘宝
暫定プレイ数:6/14位
ダンジョン系WWAを多く作っているフィルーナ姫さんの作品。とにかくマップのボリュームは凄い。仕掛けも色々とありやり込めるダンジョンもの。とはいえワープポイントなどがなく長距離マラソンを強いられやすい点、崩れる床+ワープ床ループという嫌がらせ要素の強い床配置がある点などから投票を逃しやすいと予想。
スキルファイター
暫定プレイ数:11/14位
ユニークな作品にはしましたが、ぶっちゃけコンテストの順位としては低いかなと思っています。
方向性の違いはあれど、避けゲーとしては細部の作り込みなどで『深夜帰宅』に負けそう。
隠しエリアや実績全解除といった要素を用意していたものの、その辺りまで遊びこんだスクショは特に無し。→深くハマったという人はあまりいないと思われる。
プレイ数は参考程度にしかならないとはいえ、これと同様に初日から公開されていた3作品(カマック、クラシックタワー、ガーズ)はいずれもこれの2倍以上プレイされている。
自作に媚びずデフォルト素材メインで作ろうという趣であったが、他作品で自作素材を多く入れすぎたので相対的に手抜きっぽく見えそう。
アルクスのゲーム作品が4つあるので、これに票入れるなら他3つのいずれか+他作者さんのゲームに入れそう。
タイピング風WWA『ハンバーガー』
暫定プレイ数:7/14位
Scriptが生み出したタイピングWWA。
間違いなく個性があり手軽に遊べる点はウリですが、4位や5位くらいで評価されそう(=投票を逃しそう)な印象。逃げ金とかと比べると多岐のステージや難易度調整とかもなく、相対的に薄味かなということで下位予想。
それに加えて、「パソコン以外お断り」という時流に逆らう構造がどう響いたことか……
超短編RPG・クレスの復讐
暫定プレイ数:8/14位
コンテストでは素材をメインに扱われている空澄コルネさんの作品。難易度も低めで遊びやすいRPG。変数やスクリプトを活かしたギミックなどは特にないものの、コンテスト作品群を遊ぶ上での箸休め的なノリで何かと重宝。
私の素材を色々と使ってくれているので本当はもっと高い順位で予想したかったのですが、客観的な評価による順位予想コーナーなので致し方なし。
そしてお待ちかね、上位予想の発表です。
3位~1位
3位:Eden ~骸の園~
暫定プレイ数:4/14位
問題児。作者としてはこいつの順位があまり読めないのですが、色々な方から嬉しいコメントを頂いたりしたので、上位7位に入っていると信じたい。
大量の画像を自作したり友人の楽曲借りたり、力を注ぎ込みまくった作品なので個人的には自画自賛の1位ですが、癖の強い重量級作品ということで人によってはクリア自体が厳しかっただろうなーということでこの順位。
特殊エンドまで遊び込んでくださった方々はここに投票してくれそうだなと思っていますが、果たして……
2位:武具だらけの洞窟
暫定プレイ数:1/14位
2019年のエントリー以降、1位→2位→1位→2位&4位と高順位を獲得し続けているラルフさんの最新作。制作時期の都合でScriptは使われていないそうですが、それでもマクロで色々としっかりと作り込まれており他の作品群に見劣りするなどは特に感じませんでした。コンテスト内だと個人的に一番周回プレイした程度には面白かったです。
ただ、過去作のリメイク系なので一歩引いたくらいの順位で予想。
1位:カマック・ライフ
暫定プレイ数:3/14位
前年度も「ロフト・アンダーグラウンド」で優勝を掴み取ったヒラリラーさんの最新作。コンテストで真っ先に公開されたこともあり、「昨年はまだ生まれていなかったWWA Scriptで、こんなことができるんだぜ!」というような仕掛けが魅力的。(他にもScript駆使した作品が複数ありますが)
色々と作業ゲーだなと感じるところもありましたが、マネーゲームという前提を考慮すればそんなもんかと。総合面では1位、ちょっと下行ってもTOP3は堅いなーと思った作品です。
ノーマル以下で遊ぶ分にはストレスもそんなに溜まらなくていい作品だと思います。
本編:順位予想コーナー(素材部門)
6位~10位
※五十音順に列挙。列挙順≠順位です。
改変素材詰め合わせ6
空澄コルネさんの素材。素材は個性的で良いものですが、素材のボリューム的に考えると氏への票は詰め合わせ5に集まりそう。
23年くらい前に出したかった素材セット~Ouvertüre~
23年くらい前に出したかった素材セット~ Präludium~
アルクスの素材。無駄に3分割したので投票はバラけるだろうなーと。
物量的にも公開タイミング的にも「23年くらい前に出したかった素材セット~Letztes Lied~」の前座感が強くなってしまったかなということで下位予想。
ちなみに、それぞれドイツ語で「序曲」「前奏曲」の意味合い。
WWAコンテスト2023素材
フィルーナ姫さんの素材。個性はあるものの、いかんせんボリュームが少なすぎるので他を差し置いて投票の3枠に入り込むのは難しそーなのかー
WWA素材 自然地形マップチップ
かわせみさんの素材。質・量ともに間違いなく良好なのですが、アルクスや空澄コルネさん同様に分割エントリーなので票がバラけそうだなーと予想。
背景パーツ系の素材は何かとコンテスト内外で対抗馬が多いので、人物系等のほうが高順位になるかと。
5位~1位
5位:23年くらい前に出したかった素材セット~Letztes Lied~
アルクスの素材。素材部門については3分割してしまったものの、400×3280の圧倒的物量でTOP5には食い込めるかなと。個人的には自画自賛の1位ですが、前座×2もそれなりにボリュームがあるので、アルクス素材への投票は3:3:4くらいで激しくバラけると予想。また、ゲーム部門の「Eden ~骸の園~」のラスボス画像も素材化していたりするので人によっては素材そのものを閲覧しなかった可能性も……(一応、ゲーム本編で使用しているラスボスとはデザインを一部変えておりますが)
ちなみに、ドイツ語で「最後の曲」という意味合い。
4位:WWA画像素材 主人公、システム、その他、詰め合わせ
かわせみさんの素材。質・量ともに間違いなく良好なのですが、アルクスや空澄コルネさん同様に分割エントリーなので票がバラけそうだなーと予想。
システム素材や吹き出しなどの素材はかわせみさん以外の素材をメイン使用する場合でも単体運用しやすそう。ただ、地形素材も質がいいので6:4くらいの票比率になって相対的に順位低めになりそうな予感。
3位:改変素材詰め合わせ5
空澄コルネさんの素材。素材を分割しているものの、素材の物量的には詰め合わせ6には分散しにくい(8:2または9:1くらい)と思われ、デフォルト系好きな派閥からはそれなりの票を得られるものと予想。一方、昨年度より素材部門が賑わったこともあり1位は厳しいかなーと。
2位:フランキ式殺伐コンバットパックv1.01
どくとるフランキさんの素材。他のエントリー作品にはない現代チックな素材がとても個性的。世界観に合った背景素材やモンスター向けの素材などを別途調達する必要がある点がネックですが、その質は確かなもの。
1位:新・may-Bの自作素材セット
2021年の素材部門を制したmay-Bさんの『may-Bの自作素材セット』拡張版とも言える素材セット。前作の流用も多々見受けられますが、あちらにはなかった新しい素材が色々と増えております。セット素材として見るとアイテム系が乏しい点がネックですが前作と組み合わせることで解消でき、may-Bさん素材だけで表現できるWWAの幅が大きく広がりました。
予想まとめ
ゲーム部門
3位:Eden ~骸の園~(アルクス)
2位:武具だらけの洞窟(ラルフさん)
1位:カマック・ライフ(ヒラリラーさん)
素材部門
3位:改変素材詰め合わせ5(空澄コルネさん)
2位:フランキ式殺伐コンバットパックv1.01(どくとるフランキさん)
1位:新・may-Bの自作素材セット(may-Bさん)
※上記はアルクスが好き勝手に予想した順位です。実際の結果は10/29の夜以降にWWA Contest 2023特設ページ(https://www.wwafansq.com/contest/2023)から確認してください。
実際の結果と照らし合わせて……
結果が発表されました。
上記URLから確認もできますが、予想と結果を照らし合わせる上で表あったほうがいいので出しておきましょう。
まずは素材部門から。
うーむ……。下位予想(6~10位)は3作品予想的中しましたが、それ以外は見事に外しまくりました。予想順位と1ズレた作品はありましたが、上位の順位をピッタリ当てられていないのでセンサーはボロボロ。
かわせみさんの素材順位については「主人公など>マップチップ」で予想しておりましたが、実際のところは大きな差をつけて「マップチップ>主人公など」でした。こういった読み外しが予想の外し具合に直結した気がします……。
フランキさんの素材については元々ゲーム部門で参加される予定だったそうなので、実際の使用イメージが沸く作品があれば結果もだいぶ違ったように思えます。
また、アルクスの素材についての投票バラけは3:3:4程度で予想しておりましたが、実際は1:1:2くらいで結構なポイントを頂き優勝しました。投票いただいた方々ありがとうございました!
では、次にゲーム部門。
こちらもだいぶ派手に外しました。下位予想の作品は5つ当たりましたが、それ以外は予想的中も1惜しいもない弾けっぷり……
予想を大きく外した作品について軽くコメントしていきましょう。
『クラシックタワー』(下位予想→5位)
実は私も投票した作品でしたが、思ったより強かったのが印象的。斬新さは欠ける作風+初日公開組の作品だったのでいざ投票!の段階で「あーなんかダンジョン系あったな……(ざっくりとした記憶)」となる読みで8~9位くらいの下位予想でした。
『深夜帰宅』(6位予想→11位)
よく作り込まれたスルメゲーなのですが、思いのほか票が集まらなかった作品。『スキルファイター』ともども「避けゲー」というジャンル自体があまりウケないのかもしれませんが、個人的には「3作品にしか投票できない」というコンテスト仕様の煽りを激しく受けてしまった作品の1つだと思っています。(かなり上の方で述べた「4や5位で評価され、票を逃すタイプ」)
『武具だらけの洞窟』(2位予想→6位)
『逃げ金!』(4位予想→7位)
上位7作品には食い込んでいたものの、思っていたより低かった作品。
投票としては「3位」で票をもらった作品として見ると1位&2位なので、投票の順位で結構悩まれた方が多い作品なのではないかと思っております。
タイピング風WWA『ハンバーガー』(下位予想→2位)
作者が過小評価していた作品。公開直後にPLiCyで「今年のコンテストの推せるゲームを見つけた。」というコメントを頂いていたので、最下位にはならないだろうとは内心思っていましたが、まさか『カマック・ライフ』などの名作群を抑えてここまで行くとは……。コンテスト側のコメントに「発想の勝利」というものがございましたが、ちょっとした発想でここまでの結果を出せるのだなということを強く実感しました。
感想とか
というわけで、通算21回目の開催となるWWA Contest 2023では私アルクスがゲーム部門も素材部門も1位を掴み取る結果となりました。
子供の頃に好きだったWWAクリエイターの方でもコンテストに参加したが優勝はできなかった、なんて方は結構いらっしゃったので「ええんか?」と思ったりする部分もありましたが、あまり謙遜すると投票いただいた方々にも申し訳ないので来年以降も精力的に活動していこうと思います。
ゲーム/素材ともに複数の作品を出しており、素材部門では36%の方がアルクスの作品を1位に選んでくださり、ゲーム部門では……なんと!72%もの方がアルクス作品を1位に選んでくださりました。(『Eden』単品は32%)
アルクスも散々遊び倒した2019年の『ランダム合成ダンジョン』(得票率60.86%)なんかもかなりの得票率でしたが、4作品の暴力でそれすら上回る得票率を得られていたということには驚きです。
そして2018年の『もしかしてバルーンヘッド』(1位投票率77.27%)の強大さを再認識……。あきろうさんの作品はPLiCyに上がっていないので遊んだことない方もいらっしゃるかもしれませんが、(11/10追記『バルーンヘッド』など数作は上がってました。)マジで素敵な作品です。
そもそもですが、ゲーム4作品も作って公開できたことは大きいですね。
アルクスというクリエイターは「最後までやり遂げる」ことが苦手という、長編WWAと相性が悪すぎる人間で。
長編作品『Eden』の作者が何を言っているんだと思うかもしれませんが、あちらのクリア画面でも漏らしていたようにEdenも元々3章構成(屋敷編→城凸編→城内戦)だったところを城内戦にポイント絞りました。元々の3章構成で作っていたとすれば、おそらくはコンテストに間に合わずそのままダラダラ作ろうとして折れていたことでしょう……。
最初から『オクトラっぽいダンジョン物(28+)』と『ゴシック系WWA(Eden)』を作ろう!というのは決めていて、そこに当初の制作予定にはなかった『スキルファイター』『ハンバーガー』を作った影響で応募締切日まで必死にEden作る羽目になりましたが、そこは執念で作りきりました。
(公開初日バグ大量だったのでそこはすみませんでした🙇)
(Edenの元ネタ解説やら裏話やら「気づくかそんなの!」みたいな作り込みやらは別記事で後日ご紹介予定……)
ローカルには大昔「超大作を作ろうとしたんだな」みたいな画像ファイルや超序盤だけ作ったDATファイルが色々と転がっていたりします。作品のネタ切れするようなことがあれば焼き直すかもしれませんが……当分は作りたいネタが色々とあるので大丈夫そうです。
逆にデータが残っていないものもあります。
それが、WWA Contest 2010に出していた作品『Bird's scream』
(Edenに『初参加でこのクオリティ』とコメント頂いた方、実は初参加ではなくてすみません……)
WWAのDiscordサーバーや、WWA用に作ったTwitter(X)アカウントの存在でなんとかモチベーションを保てたかなと思います。途中、作る計画があって没にした作品もありました(素材部門「Ouvertüre」「Letztes Lied」の一部に名残あり)が、WWA界隈に携わって完成させられた作品が殆ど無かったクリエイターとしては非常に有意義な経験になったと思います。
WWAにおける今後の目標
アルクスの個人的な目標。
かつてのWWAユーザーを蘇生する
『逃げ金!』や『ガチャバトWWA』の作者であるTeさんとは付き合いの長い知り合いで、彼が「Contest 2022で2位取ったよ!」と共通のコミュニティで報告していたのを見たのがWWA界隈に再び顔を出すきっかけになりました。(Contest 2021でも報告貰っていましたが、当時は他のゲームなどに興味津々だった模様)
そんな感じで以前の私のように「WWAを知っているが今は触れていない」という層、腐るほどいることでしょう。今となっては大量のページが閉鎖していきましたが、キャラバンサークルのリンクページにかつてどれほどのWWAサイトがリンクされていたことか……!
「WWA作ったよ。遊んでね!」みたいな感じで誘導をかければ「他の人のも遊んでみよう」とか「自分でもなんか作ってみようかな?」といったアクションに繋がっていくかも。
※重要※
「遊ばないと死刑!」などと言って、遊ぶことを強要してはいけない!WWA Wingというプラットフォームを広める
今WWA界隈にいるユーザーは主に20代後半~50代くらい(中央値30代)だと思っています。(統計取った訳ではないので勝手な推測)
10代や20代前半は「Switchでなんかあったから遊んだ」「PLiCyでなんか見つけた」みたいな形で偶然見つけた方が殆どだと思います。(これも勝手な推測)
WWAクリエイターならご存知かと思いますが、WWA Wingはなんと無料で手軽にゲームを作ることができる素晴らしいツールです。しかし、「ゲーム制作 無料」とかで検索すると大抵はウディタやUnityなどが挙がってくるのでWWA Wingに辿り着けないのが現状。なんとかしてゲームを作りたい層や遊びたい層に広めていければと思っています。
昔遊んでいた層にアプローチすることも重要なのですが、WWAを新しく遊ぶ人も増えたらいいなと思っています。遊ぶ人が増えれば、自分でも作りたいと思う人は必ずや出てくることでしょう。面白い作品を作る
2部門同時優勝という偉業を成し遂げましたが、これだけで終わるつもりはございません。かつての氷☆雷夢さんやプチさんのようにコンテストの連覇を目指せる作品を作っていくつもりです。(昔から素材部門があったとしたら多分彼らも同時優勝していたはず)面白い作品を作る手助けをする
詳しいことは別記事でも書こうかと思っていますが、最近のWWAは変数やスクリプトで色々とできるようになりました。今年のコンテスト作品も上位帯はスクリプト有の作品が多くあります。ただ、そこで付き纏う問題が「スクリプト難しい、わからん」といったもの。
プログラミング畑にいる人間などであれば軽々とこなせる部分ではあるのですが、そうでない層には何かと高い壁。であれば、スクリプトを軽々と書ける側の人間がサポートしていこうという話。マクロ程度は頑張って覚えてもらうとして……。
他にも、デフォルト派生系の素材程度なら作れるので画像リクエストの対応とか。作品のテストプレイして改善案の提示をするとか。できることは色々とあるはず。
↑コンテスト終了後の追記ここまで
余談:本筋とは関係ない投票の話
(読まなくていい)
コンテストの場では多くのユーザーから評価されなくても、大量の1位票を獲得できる作品であれば上位に食い込めます。
例えば、WWA Contest 2022では22名の方々が投票を行いました。
(3位まで選ばれた方が21名、1位のみ選ばれた方が1名)(WWAのDiscord鯖に100人以上いるのだからもっと投票者増えてほしい)
45.45%から評価されて1位を取ったのが『ロフト・アンダーグラウンド』ですが、31.8%からしか評価されていない『五番勝負』『ガチャバトWWA』との点差はわずか2。この2作品は投票者の半数以上が1位に入れていたのが大きいですね。
ついでに2020年の投票も見てみましょう(こちらも投票者が22名。3位まで選ばれた方が21名、1位のみ選ばれた方が1名)
2位の『採取RUNダッシュ』(投票率54.54%)は1位の『エルトナクエスト』(投票率77.27%)と実に1.5倍くらいの投票人数差がありますが、人数差5に対して得点差はわずか3。1位への票の重さがとてもよく分かります。
そしてTOP3には遠く及ばなかったものの、『プレゼント』(投票率31.81%)は投票者が1名多かった『9画面アイランド』(投票率36.36%)に5点差も付けています。票数が似たり寄ったりであれば1位票の数はとても大きい。
Q.上記2パターンだと結局投票多い作品が1位になってるじゃん。
A.あくまでも優勝できるorできないではなく、上位に食い込めるor食い込めないの話。ただし、素材部門では最多票≠優勝の事例もある。
Q.ほーん。で、どういう作品を作れば1位めっちゃ貰えるんや?
A.1位の投票に限らず、2位や3位の票もある程度獲得できて、多くの人から高い評価を受けられる作品!!
おしまい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?