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都路へ帰ろう
冒頭の写真は1万本の竹灯がきらめく「灯まつり」。
竹は斜めにカットされ、その中にろうそくが入っています。
360度画像⇒https://theta360.com/s/abJd1Y1H7bpfOIVy2dnQh074y
会場にて(8月5日)
8月5日、福島県田村市都路地区の「灯まつり」の応援に行ってきました。
以前いたリコージャパンの復興支援活動で2014年、2015年は年4回、2016年からは毎年8月の「灯まつり」の応援で会社としてもテントブースで出店。
コロナの関係で2020年~2022年まで中止になり、今年は久々の参加となりました。
会社のテントブースは福島支社メンバーが主体で運営。OB含めた全国からのボランティア経験者7名は、地元のお母さんたちのお店で、焼き鳥、焼きそば、焼きトウモロコシ、と主に焼き場を担当。汗かきながらひたすら焼きまくります。夕闇が迫り、人が増えてからは焼くスピードが追い付かずあせりつつ、どうにか間に合わせました。
会場では以前民泊で泊めていただいた住民の方が会いに来てくれて久々の再会がうれしかったです。
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灯まつり前日(8月4日)
灯まつり前日は、遠くは愛媛、愛知、そして関東地域から郡山駅を経由して都路の「よりあい処 華」に集合。ちょっとしたミーティングと翌日の準備、開催されていた演奏会を聞いた後に、2グループに分かれて住民のお宅へ訪問し、民泊で泊めていただきました。
お母さんの手料理に舌鼓を打ち、お酒が進むにつれ、話がはずみます。
すすめていただいたトマトがおいしくて、一度にこんなに食べたのははじめてでした。
灯まつり翌日(8月6日)
竹灯の片づけが翌日8時より始まり、炎天下の下でしたが思ったより早く終わりました。
片づけが終わったら、「よりあい処 華」に集合。
湘南のお寺から毎年来られている方たちと交流会。
「灯まつりの感想」「都路のこれからについて」の二つのお題で4名一グループに分かれて語ってもらい、聞き手からSDGsトークの「共感」「驚き」「納得」「応援」の4種類のリアクションカードを使ってコメントを返してもらい、盛り上がりました。
>子どもたちの笑顔が戻ってきた、中学、高校生の参加がありうれしい、これからもボランティアを継続したい、地域外からも小学校、中学校の子どもたちを受け入れて移住に結び付ける といった意見が出ていました。
昼食はローストビーフ丼にもつ煮に、焼いた凍み餅(しみもち)。何度もおかわりするメンバーもいておいしくお腹いっぱいになりました。
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まとめ
今回、現役時代に事務局をやっていた関係でボランティアチームの取りまとめをさせていただきました。受け入れをしてくださった今泉様、いつも温かく迎えていただき、ありがとうございます。2019年から4年ぶりで2014年から参加しているメンバーも遠くからかけつけ、残念ながら参加できなかったメンバーもSNS上でメッセージを寄せて応援してくれました。
思えば復興支援活動として訪問し、おっかなびっくりではじめまして、だったのが顔なじみになり、いつのまにか絆のようなものができました。
「元気づけに行った」つもりが「逆に元気をもらって帰ってくる」とあるボランティアは語っています。
最終日、来年もまた会いましょう、と言いながら家路につきました。
もはや都路に「行く」のではなく、心のふるさと都路に「帰る」が正しいのかなあ……