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【ヲタ活レポ】第25話前編「TIF」〜レジュームサマー篇〜


■今回のテーマ曲■


■第25話「TIF」■

2019年、あの夏を最後に長く深く、そして何かに苦しみながらアイドルヲタくを続ける自分がいた。卒業、解散、引退、ヲタくとしてすべてを失ったようにすら感じていた。コロナ禍で現場に行くこともできなくなり、アイドルライブが何よりも好きなのにどんどん遠ざかっていった。でも、そんな中で唯一私を救ってくれたのが現在の主現場:群青の世界の存在だった。この3年間、単に規制が緩和されただけではなく、アイドルヲタくとしての自分自身を、その心を解放できたように感じる。だからこそ、TIF(Tokyo Idol Festival)という世界最大級のアイドルイベントの復活が自分自身にとってどれほど大きなものだったのかを実感せずにはいられなかった。

2022年8月5日〜7日の3日間、お台場で開催された3年ぶりの夏のTIF。アイドルライブを楽しむだけでなく、3日間それぞれを通してヲタくとしての自分自身と向き合うことができた。これまでを清算し、一歩踏み出せたようにすら思う。そんな3日間を前編と後編に分けてレポしていきたい。

◎前編:全体のレポ
◎後編:主現場視点でのレポ

最後までお付き合いいただけたら幸いである。

※撮影写真はすべて著者によるものです。


◆各フィールド(会場)紹介◆

下記は会場の全体マップである。それぞれの会場を紹介していきたい。

参照:https://official.idolfes.com/s/tif2022/page/map?ima=1003
"真骨頂"
スマイルガーデン

TIFのメインステージはもはやここなのでは?!TIFでチャージ(回収)したい楽曲は、どこのステージでも良いのではなくここTIFのスマイルガーデンでチャージしたいんだと今年強く実感した。

"聖地"
スカイステージ

日中の澄み渡る大空、夕暮れのマジックアワー、そして夜景に照らされるナイトタイム。それぞれの顔をみせる空に一番近い場所。各グループがエモい楽曲を持ってくるまさに聖地。

"転生アスファルト"
ドリームステージ

今年場所を移設。アスファルトの広く開放的な空間が一昔前のTIFメインステージを思わせる。日差しを100%吸収でき、真夏のフェスを感じさせる場所。

"頂点"
ホットステージ

この場所に立つことを多くのアイドルが目指すTIFの頂点的存在。いつものZeppとは何かが違う。

"新生爆誕"
エンジョイスタジアム

今年新登場したステージ。規模感も丁度良く、なぜか液晶がついている(笑)。新興勢力の拮抗するニューフィールド的存在だろう。

"休憩できない休憩所"
ドールファクトリー

室内の涼しさを求めてこの場所を求める人も少なくないのでは??神激の生牡蠣いもこさんいわく「ここは休憩所じゃねぇんだよ!」と、室内のはずなのにすさまじい汗をかける矛盾が生んだ休息地。

"未来会場"
バーチャルTIF

Vtuberが集う映像の世界。それを体感する未来型の会場。不思議な一体感が未体験を運ぶ。

"楽園戦場"
グリーティングエリア/グランドマーケット

物販や特典会の行われるエリア。癒やされる楽園でもあり、金銭的にも精神的にも戦場と化する究極の陰と陽を兼ね備えた地。

この他にトークイベントを中心としたインフォセンターがあり、これらのフィールドでTIFは構成されている。


ここからは3日間のハイライトをお届けしたい。初日は過去のアイドルヲタくとしての自分を越え、2日目は聴きたかったあの楽曲たちに出逢い、最終日はヲタく仲間たちとアッセンブルし、スカイステージから未来を見た。最高の夏、最高の3日間として過去最高のTIFだったと言えるだろう。

【1日目:追憶の先へ】

1日目はまさに、追憶を感じるTIFだった。Pimm'sやメイビーME、神激など過去に訪れた現場での懐かしい楽曲たちとTIFでの再会。
特にスカイステージで聴いたPimm'sの『kimi to boku』は最高で、完全に心を持っていかれた。自分でもよくわからないうちに大粒の涙を流し、過去のヲタく人生を大空に解き放ち、新しい一歩を踏み出す未来を見た。
自分の中で黒歴史を思い出してしまうメイビーMEのステージでは、まさかの『NO MORE DD宣言』をチャージすることができ、自分自身を乗り越えたように感じる。
そしてホットステージの神激は、3日間を通して観たどのステージよりも至高だった。30分という短い時間の中で、神激特有の口上がもちろんあり、魂を揺さぶられた。ライブとはこういうことなんだなと実感した。
初日は、2022年のその日までのアイドルヲタくとしての自分を見つめ直し、まさにレジューム(再開)した夏の日を過ごすこととなった。

【2日目:楽曲たち】

2日目、この数年間でハマった楽曲たちと再会した。特にukkaの『それは月曜日の9時のように』は、3年前のTIFで出逢ってから自身のアンセムソングとなった楽曲である。虹のコンキスタドール『トライアングルドリーマー』や意図せずチャージできたCHNYN『水生』、TASK HAVE FAN『3WD』など新旧楽曲たちとのアッセンブルがエモすぎた。そしてこの夏の主題歌とも言えるSUPERGiRLSの『サマーレモン』をスマイルガーデンでチャージできたことは本当に嬉しかった。アイドルの楽曲をライブで体感できることの幸せを噛みしめる1日となった。

【3日目:アッセンブル】

3日目、ヲタくアッセンブルだったこの日、主現場だけでなく、fishbowlやRingwanderung、FRUITSZIPPERなどの新しいグループを皆で体感し、48やまねきケチャ、そして26時のマスカレイドといった名だたるグループのライブで共闘することができた。
2017年、ヲタくとして初めてのTIFは26時のマスカレイド『ハートサングラス』で始まった。あの時まだ屋外だったホットステージで観た『ハートサングラス』を忘れたことはない。約5年がたち、スマイルガーデンで再び出逢ったこの楽曲に一つの時代の終わりを感じた。
心地よい夜風が、私達の熱を冷ましてくれるかのように、こうして3年ぶりのTIFは幕を閉じた。

総じてエモいを通り越して、エバい(エモくて良い意味でヤバい)しか出てこない3日間だったわけだが、この夏がまた来てくれたことに本当に感謝している。
唯一悔やまれるのは終了後にバーミヤンに行けなかったことだ。。。来年こそは!

"もう一つの聖地"
バーミヤン

ここからは、TIFで私が撮影した写真たちを、アイドルソングのタイトルと共にどうぞ。

ここから始まるんだ
草原の奇跡
青空モーメント
STAGE
HOWEVERLONG
ひこうき雲
真夏のヘリオス
未来シルエット
夕陽をみているか?

最後に今年のTIFの名所をいくつか。

"はじまりの道"
東京テレポートから地上へ
"魔の階段"
スカイステージへの道

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の現場でお会いしましょう。

※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。

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