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【ヲタ活レポ】第125話「終わりあるほど美しのならば」

■今回のテーマ曲■


■第125話「終わりあるほど美しのならば」■


「すべてのことには、必ず理由がある。私はそう信じてる。」

郡司英里沙

かつて推しがそう教えてくれた。それ以来、私はすべての事象には何かしらの意味合いがある。そしてそれに気づくかどうかで自分の人生は分岐する。そんな風に考えながらヲタくを続けてきた。生きてきた。

だから今回のことにも必ず意味があると信じている。


現体制終了。。。


唐突にポストされた言葉によって私の世界は一変する。約5年間向き合い続けてきた主現場:群青の世界が突然として現体制終了を告げたのだ。解散ではない、現体制終了の意味を考えてみたが、思案は巡るばかりでなにも答えが出なかった。

アイドルヲタくを続けるすべての人が、いつかは必ずぶつかる"終わり"の時。解散であれ、卒業であれ、現体制終了であれ、それは必ずやってきてしまう。この間、何度もそのループを繰り返してきたからわかっているはずだった。だから自分は強くなっていると過信していた。脆くて、弱くて、なにも成長できてなかった。

なにがそこまで私を苦しめているのか。それは紛れもなく推しの存在だと思う。もちろん、楽曲やライブが大好きな群青の世界が変わってしまうことの恐れもある。しかし、解散ではないだけまだ希望が持てる。今回の論点はそこじゃない。現体制終了でおそらく既存のメンバーが全員、群青の世界でなくなる。その後の進路もわからない。このまま居なくなってしまうのかもしれない。そう感じるだけで、悲しいとか淋しいとかではなく不安と恐怖で震えが止まらなかった。

一宮ゆいさんにそこまで依存していたことをあらためて知らされた。アイドルに求めすぎないことを肝に銘じていた。でも、全然できていなかった。どこまでいっても、私はヲタくを捨てきれていなかったのだ。


悲しみにくれながら『僕等のスーパーノヴァ』を聴いた。

終わりあるほど、美しいのならば

『僕等のスーパーノヴァ』より


この歌詞が持つ意味を、ずっと恐れていたその現実を私は受け止めなければいけないと悟った。

失意のうちに無数の嘆きをポストをしていた。自分でも信じられないくらいに、私は群青の世界を、推し:一宮ゆいさんのことを愛していたのだ。これから先、その愛が無い世界をどう行きていけば良いのか不安に打ちひしがれた。


体調を崩していたこともあり、翌日、私は会社を休んだ。実質、推しがいなくなるから会社を休んだとも言える。こんなこと経験したくなかった。ただただ寝ることで、悪夢だったのかと感じたかった。それでも現実はちっとも変わっていないのに。悲劇の主人公を気取っていたのかもしれない。カメラロールを見ながら泣いた。声にならない叫びをぬいぐるみにぶつけた。そうしているうちに感情が疲れ果ててまた眠っていた。


翌日、群青の世界の特典会イベントがあり、足を運んだ。いったいどんな気持ちで話せば良いのかわからないまま。。。

手前で立ち寄った飲食店で、待ち札の番号をふと見てみた。

※撮影はすべて著者によるものです。

33、、、。

そう、それは私の年齢でありエンジェルナンバー。33の意味は、"願いが叶う"。しかも、それは自分自身の力だけでなく、周囲やシチュエーションなど全体的な追い風で達成できるもの、とネットで調べた時に書いてあった。

「俺は何をやってるんだろう。これじゃ前の時と同じじゃんか。何にも変わってないじゃんか。」

そんな風に想いが込み上げてきた。


群青の世界のメンバーと会って話をした。もちろん、一宮ゆいさんとも。

彼女はどこか自信をなくしているように思えた。そして時に涙してしまう彼女を見つめながら、感じたことがある。

俺は、彼女のために何ができるのだろうか。


この先の未来はまだ決まっていないのだ。群青の世界は現体制を終わり、一度は一宮ゆいさんたちも散り散りになってしまう。もう二度と会えないのかもしれない。遠い思い出にしか登場しないのかもしれない。だけど、それはまだ確定路線じゃない。彼女の自信を少しでも取り戻して、またヲタくに会いたいと思って欲しい、そのために何かできることがないのか、、、いや、もうやっていることなのかもしれない。想いを"実直"に伝え続けるだけだ。もしかしたら、これで未来の世界線が変わるかもしれない。約4年前にできなかったことをやるべきなんだ。

ヲタくにはそれぞれにヲタくになった意味と続ける意義があると思っている。意義とは最終的な夢の果てに繋がることでもある。それに気づくかどうか、これもまた己次第。そんな考えで私はヲタく人生を過ごしてきた。だからこそ、自分にできることを今やり通して、ヲタくとしての意義を見出したい、そう感じるようになった。

先日、竹本あいりさんが言っていた「ただ目の前のことだけを大切に」という言葉が私を鼓舞した。まさにアクセラレイトだ。


たかだか一人のヲタくの戯言に過ぎない。そんなことは百も承知だ。だけど、ここでそれを全うしなければ一生後悔すると感じている。私は、私なりのやり方で、一宮ゆいさんとのこの先のヲタくストーリーを描くために、ただ目の前だけをみていきたい。先のことなんか、しるか!

作:whip

whip wotaku universe第三部最終章。
君と僕の、未来シルエット篇、開幕。

※ヲタくレガシー:セサミササミ篇はこの中で展開させていただきます。


僕の人生には、一宮ゆいさんが必要です。


whipポーズをしてくれる最愛の推し:一宮ゆいさん


終わりあるほど、美しいのならば。。。




最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の現場でお会いしましょう。

※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。






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