【ヲタ活レポ】第34話「レジュームサマー」〜レジュームサマー篇〜
■今回のテーマ曲■
■第34話「レジュームサマー」■
再起動の夏、そう銘打って自分のヲタく活動に【レジュームサマー】という名をつけて約3ヶ月間ヲタ活をしてきた。2022年9月19日、ここ日比谷野音のAppare!(旧:天晴れ!原宿)ワンマンライブがその最後の現場となった。約一年前からAppare!が目標に掲げてきた場所ということもあり、メンバーもファンも、会場にいるすべての人が同じアツい気持ちを持ち合わせていたように感じた。今回はその様子を自らの想いとともに振り返っていきたい。
※掲載写真はすべて著者の撮影によるものです。
当日のハイライト
【戦友】
2017年頃からライブアイドル(俗に言う地下アイドル)の世界に足を踏み入れた。あの頃主現場にしていたグループは解散し、同時代に応援していたグループももうほとんど残っていない。まさに光芒一閃な世界だった。その頃から残る数少ないグループのひとつがAppare!だった。だからどこかで戦友みたいな気持ちを勝手に抱えていたように思う。
会場の後方には、各界からのフラワースタンドが贈られていて、中でも同じアイドルグループからのフラワーが多かったことに感銘を受けた。きっと、彼女たち自身も、互いに切磋琢磨しながらも戦友という絆を育んでいたのかと思うと胸が熱くなる。
メンバーのフラッグも飾られ、会場内の高まりはまさに高まる低まるビスマルク(笑)!約3000キャパの日比谷野音が満員になる様子はきっとステージからは感無量な光景だったことだろう。
さぁ、いよいよライブの開幕だ。
【以心伝心】
コロナ禍に入っていろいろなことが制限された。それまでの常識は常識ではなくなった。いまだその猛威は治まっていないが、少しずつパンデミック以前の情勢が戻りつつある。それはアイドル界隈でも同じで、3年ぶりにAppare!のライブで【声出し】が解禁となった。
メンバーの名前を叫ぶコールや、特定の掛け声を叫ぶMIXの復活はライブの盛り上がりをさらに加速させた。特に『キミだけのワンダーランド』という楽曲で、間奏の後にヲタくらが叫ぶ「僕らはいつも以心伝心!」という掛け声が、オフィシャルに解禁されたことはその場にいたすべての人らに解放の証を示したことだろう。そして、ステージも客席も、この日比谷野音全体が一体感のある、まさに以心伝心した瞬間だったように感じる。
セットリストは割愛するが、『原宿サニーデイ』『アッパレルヤ!!』『カラフルミラクルディスカバリー』など往年の楽曲を堪能しながら、『スカイラインファンファーレ』『Wai Waiダンスフィーバー』『絶対猛進デイドリーマー』など今のAppare!を120分に感じられる最高の内容だった。
特に『Wai Waiダンスフィーバー』はこの夏フェスの最中に知った楽曲で、久しぶりに往年のアッパレ感を感じられる一曲でスマッシュヒットしている!しかしながら、叫んで、振りコピして、ジャンプして、横移動して、、、休まることを知らないライブは楽しくも激しく、数年前から比べて己の劣化を感じた。当時の俺、よく対応できてたな(笑)。
【次の夢】
アイドルを応援していると、自分を重ねてしまう人も少なくないと思う。そこには、彼女たちが夢に向かって突き進む姿や、共に歩んでいる共感心があるからだろう。
Appare!の次の目標は、武道館!アイドルだけでなく、アーティストや舞台に立つ人が一度は夢見る場所だ。この場所に彼女たちが立てる日を今から楽しみに一人の戦友として待ちたいと感じた。これからも陰ながら応援したい。
3年前とは全く違う。清々しさと、アイドルライブを全身で楽しむ気持ちが今年はあった。3年間で変わったこと、変わらなかったこと、それらを複合的に捉えられる自分になれたこと。ガチ恋やらなんやらで病むことのないヲタ活。だからこそ全身全霊でライブを体感し、想いを放出できたのかもしれない。私にとって、まさにレジュームサマー(再起動の夏)がここにはあった。最高の夏を、ありがとう。
レジュームサマー、完。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の現場でお会いしましょう。
※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。