【ヲタ活レポ】第183現場「虹の色よ、鮮やかであれ。」〜IRIDESCENTSUMMER篇/ホライゾン《W10周年記念シリーズ》
■主題歌
■第183現場「虹の色よ、鮮やかであれ。」
"音楽の力"、30年近く生きてきて様々なライブに行く度に耳にしてきた言葉であり、表現だ。
アイドルというジャンルを自分のヲタ活の中心に置きつつ、僕だって様々なアーティストの曲を聴くし、ライブにも行ってきた。B'z、GReeeeN(旧名)、King Gnu、緑黄色社会、そして海外アーティスト。その中で"音楽の力"をそれぞれの場所で感じてきた。
アイドルの楽曲、特に群青の世界に出逢って、楽曲クリエイターが個々に音楽活動をしていることを知るようになった。その中の一人が、RIRIKOさんだった。
最初に好きになったこの楽曲から、『僕等のスーパーノヴァ』『ごめん、好きになって』など、思い返すと群青の世界で個人的にスマッシュヒットしてる楽曲の多くはRIRIKOさんが手がけたものだった。そして彼女自身が音楽活動をしていることを知り、楽曲を聴くようになった。彼女が創る楽曲は僕の波長に合う。過去にあまり無いケースで、ほぼ百発百中でRIRIKOさんの楽曲が好きになれた。だからこそライブに行きたいとずっと思っていた。
ようやくライブに足を運べたのは昨年の1月。まだ1人で弾き語りをされている時代だった。そこからRIRIKOバンドという形式に徐々にシフトしていき、2024年春にNELKEに改名した。今回は改名後初のワンマンライブについてレポしていきたい。
過去に参加したライブのレポは以下を参照してほしい。
この日、僕は本当の意味で"音楽の力"を身近に体感できたように感じる。
未来
一人で活動していた頃から、その歌声や楽曲の世界観、言葉は一貫している。しかし、今回のライブで個人的に彼女が以前よりも"未来"を語るようになった気がした。
きっとそこには、NELKEになって、大切な仲間との絆が彼女を強くしたからなのかもしれない。
それまで、アイドルに楽曲提供するクリエイターはすでに完成された人たちだと思っていた。だけど、彼ら、彼女らもまたそれぞれの成長過程や物語の途中であると今回実感した。
ホライズンとなるこの世界線では、アイドルや元ドル(元アイドル)現場で経験できないライブ体験を自ら感じていることが多い。特にRIRIKOさんの楽曲には、以下3つの感情が共存して体感することができる。
・僕の中で経験したことのある感情
・相手が経験していたかもしれない感情
・僕が経験したことのない感情
ライブを通じてこれらの感情を体感、疑似体験することが最高にエモい!特に「僕が経験したことのない感情」については、フィクションの感情なのに共感して目頭が熱くなることも多々ある。そうやって感じたことのない気持ちを自分の中に芽生えさせてくれるのは紛れもなく"音楽の力"だと感じる。自らの中に感情表現を増やしていき、アイドルや元ドルの現場に戻ってくる、そのためのホライズン体験なように最近は考えている。気が付いていないだけで、アイドルの現場でも感じられる感情であることも多いのだ。ずっと聴いていた楽曲の再解釈や、言葉の意味に気付かされる瞬間は最高に気持ちがいいものだ。
そういった意味で、僕はついに"音楽"を好きになれたのかもしれない。アイドルやバンドといった肩書きではなく、大切にしたい楽曲、いつか大事に想う人と共感したい音楽、RIRIKOさんの創るサウンドにはそれがある。それを体感させてくれるのが、NELKEのライブなんだと今回わかった。
虹の色よ鮮やかであれ
当初からRIRIKOさんの楽曲で一番好きな楽曲。今回、その解釈がまた少し更新された。
"虹"という言葉がキーワード。そう、推し:一宮ゆいさんのことを指しているとすれば、この歌が実は春先に起きた出来事をすでに物語っていたように感じられたのだ。
なんとなく、群青の世界を終えて虹のコンキスタドールに加入するまでの推し:一宮ゆいさんと僕の心境を歌っているように感じてならない。
君という虹に対しての僕の想いが、すでにここに唄われていたように思う。だからこそ、この楽曲が昔から好きだったのかもしれない。
様々な現場(ライブ)を同一軸で体感することの意義、それが僕の中で創り上げたいヲタくユニバースに他ならない。ホライゾンからアイドルユニバースへ、アイドルユニバースからホライゾンへ。そんな風に芽生えた感情や意識をシェアしていき、自分にしか表現できない感覚や感情を生み出していけたら嬉しい。
まさに現在の僕もそう感じている。群青の世界で完結だと思っていたアイドルヲタく人生は、推し:一宮ゆいさんが再び歩き出したことで虹のコンキスタドールとしてまだ少し続けられそうだ。1年前には到底辿り着かない世界線だっただろう。でも、これまでの物語があるから今につながっている、そんな感覚をここ数年のヲタ活で一層感じている。これから先の物語も楽しみに進んでいきたい!最後にして、最強で最愛の推しとの物語、whip wotaku universe(WWU)の第四部はまだ始まったばかりなのだ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の現場でお会いしましょう。
※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。