【ヲタ活レポ】番外編「鹿沼亜美」〜未来ノスタルジー篇〜
■今回のテーマ曲■
■番外編「鹿沼亜美」
番外編シリーズを作りました。カッコよく言えばノスタルジー、実際はただの懐古中毒者(笑)。
それでも今の自分を作った大切な時間たち。そして絆と思い出たち。あの頃のノスタルジーが創る未来篇。一人のヲタくの戯言だと思って最後まで読んでいただけたら幸いですm(_ _)m
【ときどきカメラ部トークイベント】
11月7日㈪に品川で開催されたときどきカメラ部のトークイベントに行ってきました。
ときどきカメラ部は、垣根を越えたアイドルや元アイドルによるカメラ部活動で、写真展も定期的に開催しています。先日まで表参道と下北沢で開催していた展示会の内容に基づくトークライブが今回のメインテーマでした。
トークの内容はとても面白くて終始笑いが止まらなかった(笑)。マヂパンの沖口優奈さん、めちゃくちゃ面白いですね、まさかタロット占い師副業されていたとは(笑)。元つりビットの安藤咲桜さんは透き通るような存在感と美しい声。プロカメラマンのヨシモリユウナさんのスキルトークもためになりました。つい先日アイドルを卒業した江嶋綾恵梨さん、翌日から旅行に行くそうです(笑)。そしてかつての推し:鹿沼亜美さん、バラエティ担当と後輩感が際立って良かったです。この5名が起こす化学反応は凄まじかった、、、。
実は表参道で開催していた写真展にもひっそり行ってきたのですが、各メンバーが撮る被写体メンバーの自然な表情や仕草がその間柄でないと出せないものだなとしみじみ感じてしまいました。
安藤咲桜さんのこの言葉がとても印象的でした。今度はその視点で見てみたいと思います。
トークだけでなく、写真の素晴らしさも各メンバーごとに輝いているのでぜひ次回展覧会の際には足を運んでみてください。
これ以降はレポではありません。
ヲタくの戯言です。
キモいと思われる内容です(笑)。
そしてとても自己中心的な捉え方です。
それでも良いと思ってもらえる方だけご覧ください。
本当に良いんですね??(笑)
それでは、懐古中毒パートスタートです。
【鹿沼亜美】
その人の名前は、鹿沼亜美。
ONEPIXCELという東宝芸能発のグループで活動していた元アイドルだ。このグループは昨年解散した。今は元メンバーがそれぞれに個人で活動している。
鹿沼亜美さんと出逢ったのは2017年のこと。当時通っていた原宿物語(後のmonogatari)というグループが出演するライブに足を運んだ際、彼女に偶然出逢った。
それは紛れもなく【ガチ恋】(ガチで恋している状態)だった。私は元来ガチ恋体質なところがあり、推しに対して想いを募らせる系のヲタくだった。今となっては現実とそうでないところが見えていなかったんだと思う。二次元とか会えない芸能人と違って、ライブアイドル(俗に言う地下アイドル)は距離感が近い故の錯覚だったんだと今では感じている。
一目惚れだった。それまで一目惚れなんてありえないと否定していたのに。ステージでの笑顔と、その後に悔し泣きしていた姿を観て惚れてしまった。鹿沼亜美さんのことなんて何も知らないのに、彼女のことしか考えられなくなった。もっと知りたくなった。
きっと、当時リアルでしていた人生の大恋愛があっけなく打ち切りにあって心が愛し先を探していたんだと思う。また以前のガチ恋に戻ってしまったとわかりつつ、焦りつつ、自己嫌悪しつつも幸せだった。
鹿沼亜美さんのどんなところが好きだったか。んー、、、嫌いなところがなかった。明るくて、天真爛漫で、一生懸命で、それでいてきっといろんなことを考えて、思いやっていると感じるところが好きだった。誰かのことを大切に想う心が私には見えた。人間として好きだったのだと今では言える。
約5年間くらいだろうか、募る想いをいろんな形で表現し本人に伝えてきた。本当に結婚したいとさえ思った。ずっと一緒にいたい、いろんな所でいろんな話をしたい。
毎日夢にも出てきた。そうして僕を蝕んだ。でも、幸せだった。
それなのにいつの日か、急にすべてが冷めた。いや、覚めたのか醒めたのか。彼女のことを嫌いになったわけでも、飽きたわけでもない。ただただ気持ちが失せてしまった。何故なのか自分でもわからなかったほどに。そうしてどれくらいの時"Time"が経ったのだろう。私は今、彼女の前に立っている。
【大切な人。】
鹿沼亜美さんに会いに行ったこの日、同志であるヲタくたちの主現場が解散した。その現場に私は何度かしか足を運んだことはなかったけれど、主現場の解散や推しが卒業していなくなってしまう気持ちが痛いほどにわかる身として、気持ちが耐えられなくなっていた。
本当はその現場に赴く予定だったが、仕事が終わらず間に合わなかった。それでも、皆が大切な人の話をする中で自分も大切な人に会いたくなってしまった。時計の針を見ながら、まだ間に合う現場を見つけてしまった。そしてそこには私にとって大切な人がいた。気がつくと品川に向かっていた。鹿沼亜美さんに会うために。
自分はしっかり想いを伝えられる人間だと思っていた。でも、本当に好きな人を目の前にするといらない言葉ばかり出てきてしまう。自分がこんなにも素直になれない人間だったことに失望した。それでも、目の前の鹿沼亜美さんは変わらず可愛くて、あの頃のままだった。
ひとつわかったこと、それは鹿沼亜美さんにまた出逢っても、燃え上がるあの愛情にはもう至らなくなっていたということだ。やはりこの愛情は、ボタンの掛け違いだったのかもしれない。身勝手すぎる一方通行だったんだろう。それだけは実感できた、してしまった。それでも、あの頃の時間が愛おしいし、こんなにも人を好きになれたことはなかった。たとえ結ばれない運命とわかった今でも、いやきっと当時からわかっていたのかもしれないが。それを認めたくないから必死で好きだのなんだの言っていたんだとさえ感じる。それでも、僕は鹿沼亜美さんのことが変わらず好きだし、これからも大切に想っていきたい。身勝手すぎる想いや行動を許してくれとは言わない。でも、少しでもわかってもらえたら嬉しい。
言葉にできない感情で何かが変わってしまったことは確かだ。だけど、やっぱり君を見ている間だけは君を好きでいられると実感した。君とこの世界で出逢えたことに感謝したい。これからもこの思い出と想いは私の中で大切にしていきたい。
彼女に会いに行ったことは間違いだったのかもしれない。直後には激しい後悔があった。それなら遅れてでも同志ヲタくの解散現場に行くべきだったのかもしれない。しかし、これを書いている数日たった今だから言えること、それはこれで良かったんだと思えること。
いつかは自分の想いにケジメをつける必要があった。もう一度鹿沼亜美さんを観てもやはりあの頃の想いには届かなかった。到底辿り着けなかった。違和感を認めたし、それを認めたくなかった自分の強がりを嘆いた。それができたことが何よりも良かったと今では感じる。
久しぶりに会ったその日、彼女には一度も名乗らなかった。だけど、サインしてくれた写真にはちゃんと「ほいっぷさん」と書いてくれていた。
【時を越えるよ】
帰り道、何度も聴いた『Time』という歌が本当の意味で突き刺さる。それまで叶わぬガチ恋片想いの自分を投影した歌詞だと感じていた。しかし、この歌の真意は今の自分にあるのかもしれない。そう思い始めた。
消して結ばれないとわかった一方的な片想い。その心境を勝手に感情移入させていた。しかし、そうして彼女と触れ合ったあの"時間"は、離れていった今、時を越えた瞬間となったように感じた。
以下、『Time』の歌詞と私が感情移入した部分を太字でまとめてみた。当時はわからなかった部分が綺麗に埋まった気がする。
※ガチ恋:ガチ恋をしていたあの頃の自分の想い。
※目醒:今の自分の想い。
※君:鹿沼亜美さん。
まるでそんな風に想えた。ずっと失恋の歌だと感じていた。それを恐れていた。でも今ならわかる、この楽曲が私にくれた本当の想いが。永遠なんてないけど、こうして"時"を越えることで永遠になるのかもしれない。
やっぱりこの曲は偉大すぎる!これを越える楽曲はきっとこの先出てこない。楽曲を創ったイマテツさん、ありがとうございます。
決して満足のいくものではなかった。
でも、どこかで安堵している自分がいた。
これがきっとあの頃から続いた鹿沼亜美さんとの物語の最後のページだったのかもしれない。いや、最後にすべきなのかもしれない。
感動的でもなんでもない。あっけないひとコマだった。ヲタくの思い込みと妄想で創り上げられた虚構のストーリー。誰にも共感されなくたってそれでいい。自分の中ではなんでか納得している。この気持ちになれたことに感謝している。
本当に、本当に大切な時間と思い出をありがとうございました。あなたの夢が叶うその場所で、またいつか時を越えてめぐり逢えたら嬉しい。その日まで壊れぬように、消えないように、想いとしていつもそばにいてほしい。約6年間、一方的に愛させてくれて、ありがとう。
鹿沼亜美、完。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の現場でお会いしましょう。
※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。
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