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【ヲタ活レポ】第176現場「見逃せない瞬間を探しに行くんだ」〜IRIDESCENTSUMMER篇/アイドルユニバース

■主題歌

■第176現場「見逃せない瞬間を探しに行くんだ」

世間では、NATSUZOMEを持ってヲタく夏開きを迎えた7月。今年、その場所に行けなかった僕にとって夏はまだ訪れていなかった。

そして、夏が始まるということは、僕のヲタくストーリーの新章:IRIDESENTSUMMER篇が幕を開けることにもなる。

※撮影、画像加工はすべて著者によるものです。
一部、消しゴムマジック加工を施しています。

蒸し暑さが8月の猛暑を先取りさせるような7月10日、ついに僕のもとにも夏が始まる瞬間がやってきた。

Merry BAD TUNE.(以下バチュン)の主催ライブ、そして2周年記念ライブ「夏の覚醒」が、今年の夏を始める現場となったことは必然だったのかもしれない。

今年のヲタ活のキーワードのひとつに、"覚醒"がある。これは、Mirror,Mirrorの楽曲『REM』にあやかったものであるが、そのフレーズをライブタイトルにしていたことにまず個人的に惹かれた。

そして、何よりもこの夏の主題歌を『86SUMMERFILM』にしていたから。だからこそ、夏シーズンの始まりをこの楽曲で始められることが嬉しくて、光栄だった。

歌詞考察をするのが趣味の僕にとって、『86SUMMERFILM』はある種の衝撃を与えてくれた。それは、これまで様々なアイドル楽曲(特に夏曲)の考察や楽曲同士の繋がりを考えてきた僕にとって、その根本的な概念を覆す展開となったからだ。ここで、バチュン楽曲における僕の歌詞考察について触れておきたい。


歌詞考察:86→SKIT→ユーレイ

始まりは昨年のバチュン夏曲『真夏のユーレイ』。

この曲の解釈を巡りいくつかの考察をした。そして、辿り着いた考察が、大切な君という存在は実ははじめから存在していない亡霊なのではないか、いつかは消えてまるで幽霊のように感じるのではないか、というものだった。それは特にアイドルとヲタくの人生観に類似していふように感じてならない。

2024年、バチュンはこの楽曲を含んだアルバムを発表する。その収録曲の中に、僕の考察をさらに助長させる楽曲があった。それが、『86SUMMERFILM』と『SUMMERLeap-skit-』だった。

『86SUMMERFILM』→『SUMMERLeap-skit-』→『真夏のユーレイ』と続くアルバムの曲順はある種の世界線を思わせた。それは、『86SUMMERFILM』を何度も何度も聴くうちに、『SUMMERLeap-skit-』のような状態になり、辿り着くはずのない『真夏のユーレイ』という楽曲に至らせるという考察だ。つまり『真夏のユーレイ』そのものが幽霊のような立ち位置の楽曲だったということになる。

『86SUMMERFILM』は聴く度に、視聴者の考察をいくらでも膨らませてくる。聴く人の心情、思い出、想い、その数だけ夏のフィルムがあるような意味合いで。。。それを繰り返すうちに迷い込む『真夏のユーレイ』の世界。本当はすべて存在していない、僕の妄想なのではないか、、、というような真意へと誘うのだ。

僕にとって『86SUMMERFILM』はアイドル楽曲(特に夏曲)のすべてを凌駕し、そしてとある真意を語る歌である。

ヲタくにはそれぞれの物語があって、それを表すのに適しているのが夏の物語、すなわち夏曲だと僕は感じている。夏は大型フェスを通じてグループとしても、メンバー個人としても、ヲタくとしても、様々な成長や物語を思わせるからだ。そして、数多といるヲタくと推し(アイドル)の物語には実は共通している真意がある。それを気づかせるのが『86SUMMERFILM』という訳だ。

では、どんな真意なのか、、、それはこの楽曲の歌詞を引用して説明したいと思う。

きっと「結末(終わり)」を二人で遠ざけて
もう何回だって終わらない物語を描いて
キミと戻れないような季節に溺れていたいんだ

86SUMMERFILM歌詞より

そう、つまり僕たちは「終わりたくない」という真意を誰しもヲタ活の中に抱えているのではないだろうか。しかも、それはそれぞれのタイミングやシチュエーションに帰属する"終わりたくない瞬間"のこと、フィルムの一コマ、ひとロールのような存在なのではないだろうか。

雲が覆っていた空に虹が掛かっていくような、見逃せない瞬間を探しに行くんだ

86SUMMERFILM歌詞より

この「瞬間」こそが、それぞれの"終わりたくない瞬間"を意味していると感じた。そして、それは君(推し)がいれば、いつだってその瞬間になってしまうということもこの曲は語っている。

僕はここ数年、ヲタくになった意味や、それを続ける意味を考えてきた。もちろん、ライブが好きで、推しが居て、アイドルという文化が好きなことには他ならない。しかし、僕の中にも、根本としてその真意があるような気がしてならなかった。それをこの歌に気付かされたのだ。「ヲタくをしているこの瞬間が楽しいから、ずっと君(推し)とこのままでいたいから」というような考えこそがヲタくを続けている真意だと。

あらゆるアイドル夏曲ユニバースを紡ぐ歌、それが『86SUMMERFILM』なのかもしれない。


ちなみに、86というエンジェルナンバーの意味は以下の通りだ。

恩恵や豊かさに気づき、受け取ること。
心を開き、受け入れること。
解放、祝福など。

複数のインターネットサイト参照

これから、「86(ハチロク)」を「気づき、恩恵」などの意味で使っていこうと思う。


ヲタ活や人生における様々な"病み"から僕たちを解放してくれる音色こそ、『真夏のユーレイ』のシャララに導かれた『86SUMMERFILM』だと僕は感じている。

※個人の主観による歌詞考察となりますので、ご了承ください。

ハイライト

ついにアルバムを入手

バチュンの楽曲が全体としてクオリティが高いことは周知だった。しかし、個人的にはライブで聴いていて楽しめる、そんな感覚に留まっていた。だからこそ、この日は、久しぶりの現場だったことや、アウェイ感のある立ち位置ということもあり、最後方でひっそり楽しむことにした。

ライブの終盤、もしかして『86SUMMERFILM』が無いのかもしれない、とまで錯覚しはじめた瞬間、最後の曲で満を持して登場した。

ひっそりと観ているはずだったのに、気がつけばツーステを踏み、ジャンプして、ペンライトを振り、そして初見なのに何故か一致しているMIXをうち、しまいには歌い出していた(笑)まるでiLiFEの楽曲のようだ(笑)。

こうして初『86SUMMERFILM』をチャージ(回収)できたことにより、ついに、2024年の夏が始まったのである。そして歌詞考察を踏まえたことで、自分の中で何かがREM覚醒したようにも感じた。この夏、どんな見逃せない瞬間が生まれるのか楽しみでならない。

三倉みくさんの特典会へ

彼女に会うのは、DD魔境新宿決戦以来だった。

この時は彼女の喉の調子が悪く、筆談であったが、お互いに歌詞考察勢であることで盛り上がった(笑)。

おそらく認知は切れているだろうと思い、ほぼ初見の体でのぞむと、、、

「やめやめ、うちら歌詞考察班やんかぁ。」

三倉みく

え?!認知切れてなかった?!(笑)すごい!!!

ようやく話せた彼女はものすごくパワフルで僕がめちゃくちゃ好みのハイテンションキャラだった(笑)。

「あの時声出なかったやん?地はこんなんですううう(笑)。」

三倉みく

『86SUMMERFILM』の簡単な考察を伝えつつもすべてを時間内に語ることができなかったのが悔やまれる、、、。この夏、また彼女に会いに行き、その時々で感じた86(気づき、恩恵)を伝えていきたいと思った。

ついに、IRIDESCENT SUMMER篇が幕を開けたのである。この夏もどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m何卒!


最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の現場でお会いしましょう。


※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。

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