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【展覧会レポ】ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル @ Bunkamuraザ・ミュージアム

こんばんは、whipです。

現在Bunkamuraザ・ミュージアムで開催している「ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル」に行ってきました。


8月にレポを書いたパナソニック汐留美術館の「フィンランドの建築展」を思い出す、北欧のモダニズムなデザインを感じられる展覧会でした。

以前のレポは以下をご参照ください。


【フィンランドのデザイン】


北欧のデザインは日本でもとても人気で、ちょっとおしゃれな感覚を与えてくれるような気がしますよね。特にフィンランドは以下で有名です。

・ムーミン(トーベヤンソン作)

・マリメッコ社

・自然をモチーフにした機能的デザイン

などなど。

今回の展覧会では、フィンランドのデザインをそのベースとなる考え方や自然環境を時代とともに、代表的なデザイナーの作品で紐解いていきます。

フィンランドの人たちが時代の流れに柔軟に対応しながらも、自らの民族アイデンティティでもある「自然との繋がり」を大切にしている点にとても感銘を受けました。

湖やオーロラを模した花瓶(イッタラ社)や、名前も有名なマリメッコ社デザインの洋服や食器など、実は身の回りに一度は見たことがあるようなフィンランドのモダニズムデザインが私たちの生活には根付いていることに気がつかれました。ぜひ、皆さんも身の回りのフィンランドを探してみてください。


【テキスタイル】


テキスタイルとは、布製品などにおける生地や柄を指します。今回の展覧会では、このテキスタイルが重要な役割を担っています。

1950年代前後のフィンランドデザイン流行に伴い、あらゆる製品の需要が急増しました。背景には、人口増加やヘルシンキ・オリンピックなどフィンランドを取り巻く様々な状況がありました。その中で、社会のニーズに応えるために様々な「テキスタイル」が生まれていきました。各デザイナーの特徴は、各製品を作る企業や工場などの代表的なものと認識されていくのです。


【トーベヤンソン】


ムーミンでお馴染みのトーベヤンソンですが、ムーミンを生み出す以前の絵画や作品も展示されています。本国だけでなく日本でも愛される彼女の魅力、その礎を知ることができる貴重な展覧会でもあります。

そして、フィンランドのこども向けに考案された様々なデザインや玩具に関しても知ることができます。決しておしゃれな作品やデザインだけではなく、人々の生活に根付いている点が変わらぬ魅力を継承している理由なのかもしませんね。

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◆公式サイト

展覧会は来年1月30日まで開催しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


※掲載にあたり、チラシや解説ボードなどを参照しています。



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