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【ヲタ活レポ】第143話「群青の世界」〜君と僕の未来シルエット篇
■今回のテーマ曲■
■第143話「群青の世界」■
ねぇ、始まりはいつだっけ?
突然の出逢いが訪れたあの日覚えてる?
まさにそんな想いのまま、横浜の新都市ホールに向かっていた。
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この日、僕の主現場:群青の世界が幕を閉じる。それはあまりにも突然で、強制的で、終わってみたらあっけなくて、これを書いてる今でも「年内のライブがもう無いのかぁ」くらいの気持ちでしかない心境だった。
始まりは2019年の11月。たまたま行った渋谷のイベントでアイドルのフリーライブを観ていた時に出逢ったのが群青の世界だった。あの日から約4年。時代の流れの中で、いろんな局面で僕を救ってくれたのが群青の世界であり、その楽曲であり、そして最愛の推しメン:一宮ゆいさんであった。
このまま未来が続いていくと胸を高鳴らせていた最中、突然にグループの現体制終了が報じられた。。。
ヲタく人生として何度目の解散、卒業、終了だったかはもはやわからないけど、過去のどの別れよりも悔しくて、やるせない、言葉で表現するのが難しい状況だった。
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そんな群青の世界との最後の物語を綴っていきたい。
ライブハイライト
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新都市ホールに来たのは初めてだった。横に広く、普段はフォーラム的なイベントや講演で使われている雰囲気だった。チケットの種別ごとにエリア分けされていて、椅子があるレイアウト。僕はAチケットの上手最後方の端が通路で空いている場所を確保した。ここなら思う存分振りコピができると考えたからだ(笑)。
そしてこの日は長年のヲタく仲間たちが駆けつけてくれた。普段は他の現場で各々のヲタくをしているのに、こうした集大成の時にアッセンブルしてくれる皆が本当に好きだ。ありがとう。まさに2019年の12月23日を思い出させてくれた。
◎セットリスト◎
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最後の最後で新曲『季節は君を見捨てない』をぶち込んできた。今のところ会場でのCD配布限定の楽曲だ。このシチュエーションに寄り添った切なくも力強いメロディな一曲だ。各メンバーの歌い方がどこか成長したかのように感じる。振り付けやメロディに群青の世界の様々な楽曲要素が組み込まれているんだとか。エモい、、、。個人的には一宮ゆいさんとの関係性で登場する言葉、"雪解け"が歌詞に出てくることが印象深かった。しかもそれを歌うのが村崎ゆうなさんという、、、。
中盤ではメドレーを披露。曲数が多いためのメドレーは有り難いが、最後のライブならやはりフル尺で聴きたいと思ってしまう。特に自分が好きな楽曲は。。。それでも聴けないよりは全然よかったのだが。。。
メドレーの途中で、フロアにメンバーがやってきての撮影可能タイムが設けられていた。おそらく推し:一宮ゆいさんの考案と思われる。彼女はもっとこうしたアイドルライブをたくさんやりたかったのかなぁとひしひしと感じた。
ここで撮影可能タイムでのショットをいくつかご紹介。※村崎ゆうなさんだけ撮れませんでした(泣)。
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後半、最近ではあまり歌わなくなってしまった『Puzzle』を聴けたことが何よりも嬉しかった。
メンバーを想って工藤みかさんが作詞した楽曲。大切だからこそ最後のこの日に聴けてよかった。
そして、『RIBBON』。これもメンバーを想った歌詞が印象的だ。
披露される楽曲に、その当時の自分や群青の世界との思い出を馳せていた。あまり泣くことなく過ごせていたので、自分も流石に強くなったかと思っていたけれどやはり『未来シルエット』では耐えられなかった。
出逢いの曲であり、何度も僕を救ってくれた一曲。単なるアイドルライブではなく、もはや人生の追体験の場が僕にとってもライブなのだ。
ライブを通じて感じたこと、このグループはこんなにも盛り上がっていて、楽曲も素晴らしくて、メンバーも仲が良いのに、なぜ終わってしまうんだろう、ということだ。過去のどのそれよりも悔しかった、苦しかった、やるせなかった。いまだってそうだ。
そして、やっとフロアがペンライトでいっぱいになったことが僕は本当に嬉しかった。つい最近のメンバー新衣装で色が決まった。それからペンライト現場に変貌した(笑)。それまで異端児のようにピンクを振り続けたことが報われたようで勝手に嬉しくなった。まぁ、正直今更感は否めなかったのだが。。。
アンコールがあり、『メロドラマ』が歌われた。
「神様お願い、時間を止めて。まだここにいて。」
まさにその心境だった。何度も経験してきたしたくもない"別れ"への想いをこの楽曲が代弁してくれているように感じた。この曲以外にも、群青の世界楽曲で想いの伏線回収がたくさんあった。それは推しとの思い出に変換され、その度心が張り裂けそうになった。僕にとって、忘れられない青い春、ではなく、忘れることのできない青い春だった。
そして、最後の一曲。それが、『僕等のスーパーノヴァ』だった。
アップテンポなこの曲で、こんなにも泣きそうになったこと(実際には泣いていた)は無い。だからこそ、最後の気持ちも込めて大声で歌ってしまった。周りに居た方、本当にごめんなさい。でも、だからこそ涙を少しごまかせた。自分の気持ちの中で、涙よりも想いを吐き出したかった。
「終わりあるほど、美しいのならば。」
まるで予言していたかのような歌詞だ。しかし、その通り彼女たちのステージが美しかった。だからなぜか前向きになれた。本当はとても寂しくて、悔しくて、泣きそうなのに。
「もう一回、伸ばした手が届くまで。あと一歩、型破りじゃ物足りなかった。」
まさに、この群青の世界との物語の終わりが、それぞれの新しい未来への始まりなのかもしれない。そんな風に感じさせてくれた。それが僕等のスーパーノヴァなのだったのだろうか。。。
何よりも大好きで、発散の場だった群青の世界のライブをもう体感できないことが辛い。そして苦しい。きっとこれからも毎日楽曲を聴くだろう。あの日を思い出すだろう。
「春夏秋冬、一緒がいいの。」
それは推しに対しての気持ちだと思っていたが、それと同時に群青の世界という主現場そのものへのガチ恋表明だったのだとわかった。僕は群青の世界そのものに恋をしていたんだ。
人生で辛くなった時、悲しい時、大変な時、いつもそのこに群青の世界の曲があって、ライブがあった。この先にそれはもうない。思い出の中で噛みしめることしかできない。だけど、僕の人生の中で、ある時代に群青の世界がいたことは決して消えない。精神論になってしまうけど、想いが強くしてくれるってこういうことなのかな、そんな風に感じる。群青の世界に出逢えた世界があったことを幸せに、誇りに想う。この世界線で生きていられて本当によかった。
メンバーが最後に話していたそれぞれの手紙。そこにも各メンバーと同じように「群青の世界があって、このメンバーでよかった。」と綴られていた。終わりあるほど、美しかったのだと今では思う。やりきれない想いが消えることはないけれど、僕は群青の世界を主現場にできたことを心の底から誇りに思う、自慢に感じる。
きっとこれからも、ヲタくをする中で「主現場どこですか?」と問われるだろう。その時に、懐古中なのは承知でも言いたい。「群青の世界です。」と。
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群青の世界、完。
忘れたくない、青い春をありがとう。
長くなってしまったので、特典会となるエピソードハイライトは次のnoteに分けて書こうと思う。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。