
暗いブースでの出展と照明
デザインフェスタvol.60、出展された方、遊びに来てくださった方、スタッフ様方、皆様お疲れ様でした。
とても疲れましたが、とても楽しいひとときでした。
今回は初めて暗いブースで出ましたので、これから挑戦したいという方への参考に、また自分の覚書用に、暗いブース出展の実録を書き留めます。
暗いブースは申し込むときに、薄暗いor暗いのどちらかが選べます。
私は暗いゾーンを選択。
配置はこちら。
図の上が明るいゾーン、下側は壁です。
薄暗いゾーンではブースが明るいエリアを向いているかどうかでも多少変わりますが、下図の「暗いエリア」と書かれた大きい通路より下側は基本かなり暗かったです。
私のブースは入り口が近くそちらからの明かりはありましたがそれでも薄暗いゾーンよりは暗かったです。

【暗いブースならではの注意点】
①設営は時間内に
当たり前と言えば当たり前ですが。
撮影時間中は照明がついていますが、開場時間になると照明が落ちます。
それまでに少なくとも照明は付くようにしておかないと暗くて何も出来なくなります。
②2日間の出展必須
暗いブースは土曜のみ、日曜のみの出展ということができません。
両日出展がマストです。
③電源レンタルorポータブルバッテリー必須
電源レンタルvol.61から8,700円がかかります。
大型のポータブルバッテリーを使う手もありますが、不具合が怖いのと3万円程度するのが難点。
④照明はLED限定
普通の電球は消防法上の理由で使えません。
用意する照明で使用しないように注意です。
⑤暑い
他のエリアより照明と人の熱気で暑くなります。
荷物に余裕があれば扇風機を持ち込んでもいいくらい。
服装は半袖推奨です。
⑥万引き多い
明るいブースでもありますが、暗いブースは被害が増える傾向があるようです。
死角になる場所に作品を置かないようにする、チェーンをつけるなど対策をする、監視カメラをつけるなどすると安心です。
悲しい気持ちになる作家さんが出ませんように。
⑦人が多い
人気のエリアなのでお客さんがひっきりなしです。
お客さん切れたらお買い物に行こー♫なんて思ってるとあっというまに閉場時間になります。
お昼ご飯は手軽にさっと食べられるものを。
水分の用意は多めに。(500mlペットボトル3本くらい)
お一人で出展の場合はトイレどうするかなど考えておくといいと思います。(知り合い来たら店番してもらうとか)
その際も通路が人で溢れかえる時間帯もあり、トイレも大混雑するので時間がかかることを前提に動く必要があります。
⑧暗い
当たり前だろ何言ってんだという感じですが、本当に暗いので照明足りているか家で予行練習した方が安心です。
足元は本当に暗くてあまり見えません。
ブース裏はなるべく整頓しておくと吉です。
「あれどこ置いたっけ!?」となると探すのが大変です。
どこに何を置くか事前にしっかり決めておけると安心。
また、何か落とすとめちゃくちゃ探すの大変なので作品も落としにくいディスプレイにしておくと良いなと思いました。
また、1日目の撤収時間は会場の照明はつきません。おそらく両日出展が前提で撤収する人はいないためです。
2日目の朝も会場の照明はなしで、自分の用意した明かりと周辺のブースの明かりで1日目終わりと2日目朝の準備を行いました。
実際の出展の様子

【使用した照明器具】
ダクトレール(プラグタイプ)1m 1本
吊り下げ電球 500lmくらい2つ
吊り下げ星形ライト1つ中の電球250lm 1つ
クリップライト5つ
スポット照明3つ
テープライト2つ(電池式)
卓上ガラスランプ2つ
ランタン型ライト(電池式)
使用したダクトレールはこちら。
Amazonで購入。
吊り下げ電球はIKEA。
私が使っているものは現在廃盤なので似たものだとこちら。
星形の吊り下げライト。
照明というよりは飾り用。
星形のカバーはクリスマス時期になると販売されてます。
看板照らしたり、机上を照らすのに使いました。
安くてクリップも大きく開く(15-45mm)ので有能。
机はもちろん、イレクターパイプを挟むこともできました。
かなり小さいので作品単品を照らす程度の光量です。
卓上の棚に巻きつけてコラボブローチを照らすのに使いました。

ケーブルがないのでUSB用のケーブルをAmazonで購入。
電源プラグからUSBへの変換タップも購入しました。こちらはIKEA。
棚の中を照らすのに使用しました。
初回電源借りずに出た時使ったものなので電池式ですが、USBタイプもあります。
意外と明るい。
2日間電池換えなくても持ちました。

ランタン型ライト。電池式、ほぼ飾り用。
テーブルランプ。
電球は250lm。
ベースはオークションで購入したヴィンテージ、ガラスカバーは作家のhikaricordoさんにオーダーで作っていただいたもの。

卓上ランプその2。
250lm。
下段はテープライト。

机の上でこちらの棚を使用しましたが、2段目3段目はかなり影になってしまってテープライトやスポットライトで照らす必要がありました。

上から吊るしている電球は普段4畳ほどの部屋で3つ吊るして使用しているものですが、作品を見るための照明としては不十分でした。
作品自体が光るものならもっと暗くてもいいと思いますが、光らないものなら上記くらいの照明を用意しないと暗くて見えづらかったです。
照明だけでオーダーのものともともと家にあった電球、星形ライト、ランタン、テープライトを除いても照明器具と変換タップ、延長ケーブルなどで2万円ほどかかりました。
これ以外にやぐらに3万円かかっているので
暗いブースは什器代がなかなかにえげつないです。
でもお客さんには
ファンタジーに出てくるお店みたい!
外国の屋台みたい!
ドラクエの武器屋みたい!
などなど嬉しい感想いただくと共に喜ぶ顔も見られたのでおっけーです!
次回7月のvol.61も出られたらこのブースで出ます。