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MNG : Nikon D700

カメラが増えました。NikonのD700です。

自分にとって初めてのフルサイズカメラ。
テンション上がってます。

はじめに

さて。私はカメラやレンズを買おうか考えているとき、よくnoteでレビューを探します。

もちろん価格.comや他のサイトのレビューもいいですが、noteはもっと

「カメラとその人の暮らし方」

にフォーカスしている記事が多いような気がします。
まあ、簡単に要約してしまうと「細かく掘り下げてるのが多い」とかになるのかも。

ということで、このカメラを考えている人のために書いてみます。

掲載した写真について

この記事に掲載した写真は、特に記載のない限り
・RAWで撮影→RawTherapeeで手を加えずに現像→そのままUP
・JPEGのD2XModeIIIで撮影→そのままUP
のどちらかです。


1.前置き : センサーサイズ

最初に書いておきますが、私は画質の向上を求めてフルサイズ機を買ったのではありません。ノイズ耐性のためでもないです。
オールドレンズをそのままの画角で使いたい、これに尽きます。

私がメインで使っているカメラは同じくNikonのD7200です。
NikonのAPS-C機の中で一番いいカメラなんじゃないか、と思うぐらいよくできたカメラです。
数字上のスペックで見てみても、センサーサイズとそれに伴った対ノイズ性能以外はD7200が圧勝しています。

Nikon D7200 / Helios 44M-4 58mm f/2 (N/F改)
@58mm, f/2, 1/8000s, ISO100

ですが、やはりAPS-Cのクロップがかかる以上、どのレンズも
普通に周辺までよく写るただのレンズと化してしまいます。
これではおもしろくない。味も何もない。

たとえば上に載せた写真は、ボケがぐるぐると回る「ぐるぐるボケ」で有名なHelios44で撮影したものです。
ですがAPS-Cクロップがかかっており、描写のクセが消えちゃってます。

Nikon D7200 / Helios 44M-4 58mm f/2 (N/F改)
@58mm, f/2, 1/1250s, ISO100

これも同じHeliosで撮影したもの。
背景ボケが回ることを期待しましたが、普通に写っちゃってます。

話が逸れますが、このHelios、ネット上ではぐるぐるボケがどうとかそういう話題しか出ません。

1920*1080にトリミング。

これは1920*1080までトリミングしたもの。
めちゃくちゃ良く写ってると思いませんか??
ピント面のシャープさがとんでもないです。

D7200は24MP、画像サイズだと約6000px*4000pxのカメラですが、それでちょうどいいどころか、少し画素数がレンズに負けているような気もします。

(その代わり、ピント面はめちゃくちゃ薄いです。
上の写真もライブビューモードで拡大しピントを追い込みました。ファインダーでの目視だと、合焦マークが出てもほぼ合ってない…)

話が逸れましたが、そういうような理由でD700を入手しました。

2.簡単に : 購入経緯

個人売買サイトにて相場より安め(30k弱)で出てたのでノリで買っちゃいました。

グリップなどのラバーの白化+剥がれと、たまにErr表示でハングアップすること。そして左肩三つ葉ダイヤルの根っこ、レリーズモードダイヤルが固くて回しにくいことあたりが微妙ポイントですが、撮影に直接関係ないし大丈夫かなと…

一回なんとか拭いたら回しにくい問題解決しそう


シャッターカウントは90000回ぐらいでした。参考に、公称15万回耐久らしいです。

3.使用感

このD700は、当時並行してD3が発売されていた時代のカメラです。
後述しますが、内部の機構的にもD3と共通点が多くなっています。

私見ではありますが、この時代が一番ニコンが「ノッていた」時期だと思います。

使っているとボディ剛性を感じます。事実、ボディは主にマグネシウム合金で作られています。

マイナビニュースより(https://news.mynavi.jp/article/20080812-d700/

シャッター音も、D7200は「カシャン」といった音なのに対し、
D700は「バァン!!!!!!!!!!!!!!(迫真)」という感じです。

じっくり聴いてみると、D700は撮影にかかる一連の流れ
(ミラーup→シャッター開→シャッター閉→ミラーdn)が
分かれて聞こえず、一つの音として聞こえてる感じがします。

ある程度の防滴性能を持っているみたいですが、まだ濡らしていないのでそれについてはなんとも…
いつか濡らすことがあったら書き足します笑。

4.画質

Nikon D700 / AI Nikkor 50mm f/1.2S
@50mm, f/1.4, 1/50s, ISO4000

Nikon(の中級以上DSLR機)のRAWって、一貫した"画"がある気がします。
このD700も、それに沿った感じの画なので、Nikon機に慣れている人は扱いやすいかな、と思います。

3-1.ノイズ性能

Nikon D700 / AI Nikkor 50mm f/1.2S
@50mm, f/2.0, 1/50s, ISO5000

(比較対象のD7200がかなりノイズに弱いのもあるけど)
なかなかいいんじゃないかと思います。
年式としてはかなり古い方ではありますが、画素数を欲張っていないこともあり、ISO4000とか5000ぐらいまでなら普通に使えるかなと思います。

同時期の同価格帯カメラであるCanonの5Dmarkiiは、画素数が21MPと高いこともあり、D700よりはノイズに弱いみたい。(ネット情報)

Nikon D700 / Helios 44M-4 58mm f/2 (N/F改)
@58mm, f/2, 1/60s, ISO5000, D2XModeIII

3-2 色味

先ほども書きましたが、ニコンの一貫した画作りのなかにあるように思います。

Nikon D700 / Ai AF Zoom-Nikkor 35-70mm F2.8S
@f/2.8, 1/25s, ISO900, RAW撮影後Lrにて現像

現像でも結構自由が効く感じ。ただ、どちらかといえば白飛びに弱い感じがするので、少しアンダー目で撮ったほうが安心かも。

3-3 ホワイトバランス

素人目に見てもさすがにちょっとアホな気がしますが、ちょっとここは素人なので詳しくはわかんないです笑
例えば4.画質のところで一番最初に乗せた写真も、なんかちょっと…って感じです。RAWで撮らずにJPEG撮って出しでやっていくなら、WBは固定にしたほうがいいかもしれません。

5.総括

ニコンのフルサイズ機では、現在もっとも中古価格が安い一眼レフとなっています。これはおそらく単に古いからで、性能が悪いから、というわけではありません。現在でも十分使える性能を有していると思います。

D700、オススメです。


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