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将星決定戦備忘録その2
皆さんこんにちは!
今回の記事は将星決定戦の対局を振り返っての備忘録代わりの簡易自戦記その2です。
面白おかしく書いてある観戦記とは異なり岩瀨のメモ代わりのものですので前回同様クオリティーは悪しからず。とりあげた各場面にご意見等頂戴出来ましたら幸いです。
対局のルールは一発、裏ドラ、聴牌料なし順位点は以下の通りです。1位12000点2位4000点3位▲4000点4位▲12000点
4半荘のトータルスコアが最も大きい選手が優勝となり、2位以下はほぼ違いがないものとします。ルールやシステムは以下の記事をぜひご覧ください。
2回戦
南2局
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トップ目の親の川崎が東をポンしており、ポン出しの一の後はドラの1も含めてツモ切り。聴牌していてもおかしくない。
対して私の手牌は初牌の白と發の重なりや②縦を待っている一向聴。この九を捨ててもさらにその後白or發を捨てなければならないこの手牌はリスクに見合うリターンが見込めるのか否か。
私は九ツモ切りとし、その九を親川崎がポン。さらにその後ツモ白。
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發を捨てれば聴牌ではあるが、果たしてこの手牌は打發とするに見合う価値があるのか?
今見返すとかなりリスクが高く見合わない気がする…。
ちょっとかかり気味だったかなと反省しております( ´_ゝ`)
3回戦
東2局
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西家若林の立直とそれに対して無筋を2牌プッシュした北家川崎に対応している18巡目。
現在のままだと立直をかけている若林が海底手番なのでずツモ番を消すorずらしたい。
打牌候補はいくつかあるが海底を「消す」ことは難しいと思われるので「ずらさせる」方向で検討する。
但しチーさせて海底をずらした場合立直に押し返している北家川崎に海底手番がまわるためそれはそれで嬉しくもない。
私は打四と③で選んで打四としたが松山が鳴けるのは③の方のみで鳴かせられず。
私から②が4牌見えていることから鳴ける形が限定されるので打四としたが、松山の河の③が手出しだったことや川崎や若林の手牌の萬子ブロックを精査していれば筒子を選ぶことが出来たのか否か。
そもそも川崎に海底をまわすことは得なのか否か…。
東3局
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西家川崎が①ポン、③ポン
南家若林が發ポン→カン
川崎は序盤の切り出しや四の対子落としからチャンタ等ではなく筒子の一色手模様。
若林は河に情報が少なく不明。
聴牌チャンスに重きをおくなら打六。
ドラの受け入れを残すなら打六はなしで索子か筒子から選択。
川崎の一色手とかち合うのを避けるなら多少のロスと川崎への放銃の怖さを飲み込んで筒子を捨てる。
どれが良いのかさっぱり分からず。ご意見求む。
東4局
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ツモ二で選択。
候補は2467五七
三色かメンタンピンかドラの受け入れか。
私は76と並べたカン3が待ちとなった場合の河の強さとドラ引きに重きをおいて打7。
ツモ5で台無しの未来もあるがそれはそれ。
打7としさらにその後13巡目。
上家川崎が捨てた3をチーするか否か。
後から見返すと結果的にこの選択が他家のエラーに繋がったのだが、見返すとチーテンをとった方が良い気がしております。深い巡目のとれる聴牌はとりましょう。
南4局
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トップ目若林が親のため基本的には1局勝負。
仮にこのままの状態でこの局(=3回戦)を終えるとトータルポイントは
若林+18.2
松山+7.7
岩瀨▲4.3
川崎▲21.6
となって最終4回戦をむかえることになる。
若林が多少優位ではあるが私も十分射程圏内ではある。
一方で松山の1000.2000でまくられたりするとトータルポイントは
松山+19.7
若林+16.2
岩瀨▲13.3
川崎▲22.6
となり、松山と若林二人と約30ポイントを逆転せねばならずトップが必須なうえ素点も必要になる。
その為この場面でこの配牌であれば白をポンして2000点をあがり2着でもよしとする場面であろうが、卓にいた岩瀨は冷静にトータルポイントを計算していたにもかかわらず2巡目に捨てられた白を2牌とも鳴かず1000.2000をツモってトップを目指すことを選択をした。
これはこの決勝戦の中で最大の判断ミスであったと思われる。
結果は考え得る中でも最悪の部類のトータルトップ目松山に2000.4000のあがりを決められ3着落ちで3回戦終了。
松山+31.7
若林+6.2
岩瀨▲14.3
川崎▲23.6
上記のスコアで最終4回戦に臨むこととなった。
その3へ続く。