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パワプロアプリ「藤崎詩織」実装1周年記念!振り返り

この記事は2024年の1月29日藤崎詩織とパステルがパワプロアプリに実装されて1周年を勝手に記念とし、パワプロで”藤崎詩織”がどのように描かれていたかを語っていきます!



KONAMIドリームコラボ

藤崎詩織がパワプロアプリに登場したのは、KONAMIドリームコラボと題うったイベントで、歴代のコナミ人気キャラクターがパワプロアプリに勢ぞろいしました。

そのイベントの中でスネークとゴエモンの第1弾に続いて超先輩と大先輩、
元祖バーチャルアイドルである2人、藤崎詩織とパステルが実装されました。

『パワプロ』と『ときメモ』は共に1994年生まれ。
2024年には両者に30周年を記念し、大々的なイベントを行いました。どちらも東京でライブ公演。アニメイトでイベントショップが開催されるなどコンテンツとしての動きが活発化された1年でした。
その2つのゲームがコラボしたパワプロアプリでの藤崎詩織。
まずは、『ときメモ』と『パワプロ』の逸話を話していきます。

野球ゲームと恋愛シミュレーションゲームという全く違うゲームジャンルですが、どちらも育成シミュレーションゲーム
恋愛と野球どちらに重きを置いているかは全く違いますが、育成要素はとても似ています。
何故パワプロのサクセスモードはときメモと類似しているのでしょうか。
それは、パワプロ制作陣が『ときメモ』の影響を大きく受けていたことが理由として挙げられます。

西川 僕は当時、昼休みになるたびに、テストプレイするコーナーで同じKONAMIから1994年に出た『ときめきメモリアル』(以下、『ときメモ』)をやっていたんですよ。(中略)それで、「『パワプロ』の中に『ときメモ』を作ったらこんなんなるで(笑)」とか言ってセリフをもじって遊んだりしていて。そんなことを言いながら、そのままノリで作っちゃったっていう。

祝30周年!『パワフルプロ野球』伝説! 
開発に携わった4人が語る、人を惹きつける魅力の源とは?
(週プレNEWS 2024年04月10日)
https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/2024/04/10/122823/

この発言の通り、『ときメモ』にハマっていたプログラマーがきっかけとなり、サクセスモードが誕生したと言われています。
また、当初は現在のマイライフのような「人生シミュレーション」で企画が進行したものの難航し、『ときメモ』と同じ3年間になったそうです。(実況パワフルプロ野球パワフル大全)
そこから『ときメモ』のパロディとして『パワプロ』が煮詰まっていきます。季節でbgmが変わったり、ときメモヒロインそっくりな彼女候補を作ったり、きらめき高校が勝手に登場したり、伝説の樹がテニスラケットに加工されていたり…
と、やりたい放題であったのです。

ちなみに、パロディの許可については…

――そうなんですね。『ときメモ』チームの了承は取ったのですか?
谷渕・西川
 いいえ(笑)。

『実況パワフルプロ野球』シリーズ歴代クリエイター座談会!
『パワプロ』職人たちの開発秘話が満載【完全版】
(2014.10.30)
https://www.famitsu.com/news/201410/30064441.html

とのことです。制作スタジオは違うからしょうがないか?
この『ときメモ』パロディについては多くのメディアで語られています。BSのテレビ番組でも取り上げられていました。
そんなパワプロ開発者の秘話でした。
次から藤崎詩織に焦点を絞ります。

マネージャー詩織の描写と夏服仕様

ここから「パワプロ」で実装された藤崎詩織について細かく語っていきます。
まず、パワプロでの藤崎詩織の大きな変更点、幼馴染要素が抜かれている点です。
つまり、学園のマドンナとして高校で初めてパワプロくんと出会う設定に変更されています。これは良改変でした。
変更の理由としては、パワプロアプリ内の幼馴染要素はかなりの飽和状態であったのと、幼馴染描写を作る難しさからの変更だったと思います。
その結果、新鮮な”詩織”像を創り出すことに成功しています。高嶺の花であるマドンナ要素がより強調されている印象です。ラブプラスのたかやまにドラマシリーズだと3人も幼馴染いるからね詩織

パワプロで藤崎詩織はマネージャーとして登場します。原作であるときメモ本編でもマネージャーとして登場することもある彼女ですが、虹野沙希という"運動部のアイドル"によってあまり目立つことがありませんでした。
そんな従来のときメモコンテンツで見られなかったマネージャー”藤崎詩織”をパワプロで描写しています。元々の能力が高スペックなマネージャー”藤崎詩織”は見ていて面白いイベント満載です。

さらには夏服仕様があるという贅沢さ。
確かに原作再現ではありますが、前例がなく、まさかパワプロでも再現するとは予想できませんでした。

また、選択肢の豊富なのは嬉しい原作再現。神条紫杏並みに選択肢が多い。
パワプロの場合は悪い選択肢でも好感度以外に能力コツが貰えます。ですので原作とは違い、評価が悪い選択肢にも価値があり、あえてトンチンカンな選択をしても損にはならない作りとなっています。

虹色リスペクトと再現性の高さ

パワプロでの藤崎詩織で一番の感動ポイントは進展イベントです。
部活後、詩織が部室でボール磨きをしているパワプロくんを見かける。そこからただの同じ部活の仲間から恋愛感情へと2人の関係性が深まるイベントです。
そして、このシミュレーションは、ドラマシリーズ「虹色のラブソング」での主人公&秋穂みのりと同じです。ボールは⚽️と⚾️で違うけど
マネージャーキャラとして、秋穂みのりの再現を行ったこのイベントはときメモ原作愛に溢れています。
ここまでがメモラーとしての話です。
ここまでは…

メモラーのみの視点で語ればここまでですが、パワプラー(?)としては無視せざる負えないある1人の彼女候補がございます。花咲桜です。

パワプロシリーズ最初の高校野球が舞台となった実況パワフルプロ野球5。その作品で登場した花咲桜という彼女候補がパワプロ初のマネージャーヒロインということになります。
はい、秋穂みのりにそっくりさんのマネージャーです。球も磨きます。
そんでもってイベントでは虹野沙希です。根性根性言いますし、夜の神社で野球特訓します。サッカーと野球、どちらが迷惑なのでしょうかね?

ということで、パワプロ元祖マネージャー、花咲桜は『ときメモ』のダブルマネージャーに多大なる影響を与えていたのです。
もしかしたら、パワプロ"藤崎詩織"はパワプロ5花咲桜を意識して作ったかもわかりません。
その場合はオマージュのオマージュという奇想天外な構図になるとなってしまいますが…
弁明しておくと、初期パワプロは当時流行っていたコンテンツを中心に元ネタが多く存在が確認できます。エヴァといったアニメ関係のキャラのそっくりさんが多数登場します。
また、ときメモヒロインズのそっくりさんは秋穂みのりに限らず大量にいます。

パワプロ5と虹色の青春の浅からぬ繋がりに関してはまだ井上博之さんという興味深い存在がありますのでまた今度noteに書きます。(たぶん)

ラジオをアピールしたパステル

同時実装されたパステルについても語っていこう。
彼女は藤崎詩織とともにバーチャルアイドルとして1990年代を斡旋したスーパーアイドル。ときメモコンテンツのメガヒットも、ツインビーのメディアミックス成功がなければ起こらなかったのは有名な話。
パワプロでのパステルはパイロットよりも、アイドルを強調しているイベントが特徴的。
「ツインビーPARADISE」(ツイパラ)ネタを盛り込み、まさかのモブでBeeメンツも登場するというぶっ飛び感覚。アプリとしては性能が目立たなかったのが惜しかった
あと、パワターがめちゃくちゃかわいい

コンシューマーでも登場

夏にはアプリにとどまらず、コンシューマーゲーム『パワフルプロ野球2024-2025』でも登場。
パワフェスアドベンチャーというモードでアプリと同じくマネージャーとして登場しました。
原作と同じく3つの選択肢を投げかけてその反応によって効果の大きさが変わる変則的な能力を持つマネージャー。
パワフェスで選択肢を選ぶことは少ないのでより圧が強かった印象でした。

おわりに

 この記事をクリック、さらには読んでくださり誠にありがとうございました。
実装後1年を記念しときメモとパワプロについて書こうとしたものの、画像集めに手間取り、執筆したい内容がとっ散らかってしまいました。(並行して別のnote書き出すのが悪い)
大変読みにくい文章で申し訳ございません。必ず画像等加筆いたしますので…

次のコラボでパワプロアプリに虹野沙希と紐緒結奈が実装されることを願っています。🌈🤖
ありがとうございました。

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