ときメモ30周年記念『ときめきメモリアル』のボーカル曲について語ってみる
ときめきメモリアル30周年記念ライブが楽しみで待ち遠しい筆者が『ときめきメモリアル』のキャラクターソング・イメージソングについたものです。
ときめきメモリアルとは
そんなときめきメモリアルが30周年を記念してキャスト大集結のライブが5/18、5/19に開催されます!
そもそもキャラソンって何なん??
キャラソン
今は死語だという恐ろしい噂もありますが、キャラクターソングの略称です。キャラクターが歌う楽曲ということで多くのキャラソンでは、キャラクターの名義が入っており、中には声優名義がないモノなんかもあります。
イメソン(イメージソング)という名称もあり、基本的にはときメモソングはイメージソングとしてリリースされています。(キャラソンとイメソンの違いはややこしいのでここでは割愛させていただきます。)
詳しくはWikipediaでも(丸投げ)
キャラクターソングがアニメ・ゲームコンテンツの中でたくさん世に生まれ始めた時代である1990年代、KONAMIはシューティングゲーム原作の『ツインビーparadise』と『ときめきメモリアル』でラジオドラマを発表、そこに並行してキャラクターソングをリリースし続けていました。
『ときめきメモリアル』のボーカルベストアルバムが7つ以上作られるほどの豊富な楽曲たちは主にラジオドラマCD収録されていました。
人気キャラクターの中には、藤崎詩織と同じようにバーチャルアイドルとしてキャラクター明記でアルバムをリリースするケースもありました。
ときメモソングの特徴は?
コーラス
全体的な特徴としては、多重コーラスがほぼ必ずあることが特徴といえるでしょう。多くの著名ミュージシャンにコーラスとして参加経験がある広谷順子&木戸やすひろをメインにコーラスが付いており、個性的な声優陣の歌声をグッと底上げする役割を担いつつも時にはキャッチーなコーラスを耳に届けています。
コーラスに編曲者の岩崎元是が参加した楽曲は高確率でナイアガラサウンドの良曲があるのでぜひコーラスに耳を向けてときメモソングを聞いてもらいたいです。
広谷順子・木戸やすひろではない方のコーラスも楽曲もあるのですがそれもまた名曲ぞろいです。あきらかに『ときメモ』から抜け出そうとしてる挑戦的な楽曲が多くあります。
80年代
「ときめきメモリアル」は言わずもがな1990年代の作品ですが、実は1980年代の色が強くでてます。制作の人の趣味だと言い切ってしまえば楽ですがが、ときめきメモリアルは基本80年代ポップスをリスペクトしている楽曲が多く、それが曲調や歌詞に表れています。
後期になると流行りのJpopや確立しつつあるアニソンテイストな楽曲が増えていくのですが、初期をはじめとして80年代アイドルポップスがときメモソングの基本線となります。
また、キャストの一人に80年代にシンガーとして活躍した川口雅代の存在も80年代らしさを感じさせる要素の一つです。
歌詞の世界
ときメモソングの歌詞は歌うキャラクターの性格や設定、思考が反映されているので癖が強く、印象に残る言葉が多いのが特徴的です。
電波ソング的なぶっ飛んだ歌詞もあれば、雨の日の連絡網やラブレターの代筆、初詣を唄う限定的なストーリー調があります。キャラクターの本質を鋭く解釈した歌詞もありときメモのキャラクターたちを深く拡大しています。
キャラクターごとに、朝日奈さんパワフルな女性の生きる力、館林さんの片思いの切ない心情といったキャラクター性が歌詞の中で展開していくので歌詞カードを見るだけでも楽しくなります。
「フィフネルの宇宙服」の歌詞は考察と作詞者による歌詞解説なされるほどの文学的な楽曲になります。
(下にそのリンクと「ときドル」カバーverを貼っておきます)
https://web.archive.org/web/20041014032534fw_/http://www2.plala.or.jp/memorer/fifmystery/index.html
また、俳句に季語を入れるように、歌詞に「ときめき」のワードを入れている楽曲も多く、そこを探すのも面白いところ。初期の楽曲やドラマシリーズ主題歌では必ずといっていいほど「ときめき」のワードが入っていてるほど「ときめき」という言葉がたいせつにされているのです。
最後に
以上が私の考えるときメモソングの特徴3点です。
広ーく浅ーくときメモソングについて考察してみたのですがいかがでしたでしょうか。
ツイパラとの関連性や他のコンテンツとの比較をすっ飛ばして語ったので至らない部分もあるでしょうがご勘弁ください。
ときメモの特徴というよりは、ほぼ90年代後期のコナミレーベルの特徴を書いたと書き終えて思いました(笑)
実は、私がときめきメモリアルの楽曲にハマるのは2010年代も後半の頃でメモラーとしては新参者です。
そんな私が『ときメモ』のライブに参加できることがとても嬉しいです。
ライブは二日間参加します。
そして、ライブ後にはまたここのnoteに感想を書きたいと考えています。
ライブ参加される方は一緒に楽しみましょう~!
立川に早く来られる方はお隣の福生市で行われる横田基地の友好祭でも行ったり、多摩動物公園でコアラでも見に行ってくださいね!