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Pray for Kyoani

『涼宮ハルヒの憂鬱』が好きだ。「朝比奈ミクルの冒険 Episode 00」を見たときの衝撃は今でも忘れられない。「God knows...」の衝撃もすさまじかった。そして「サムデイ イン ザ レイン」。あの雰囲気が大好きだ。

『CLANNAD』が好きだ。人生で一番泣いたアニメだ。最高だった。汐が産まれるシーンでは渚の美しさと強さに涙と震えが止まらなかった。

『たまこまーけっと』が好きだ。一番好きなアニメは何かと聞かれたら『たまこまーけっと』か『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』だと答えるだろう。無限にリピート再生したい心地よさと温かさがある。もちろん『たまこラブストーリー』も大好きだ。

『けいおん!』が好きだ。狂おしいほど大好きだ。一期最終話で唯が言った――「脇目も振らずに練習に打ち込んできたなんてとても言えないけど、でもここが、今いるこの講堂が、わたしたちの武道館です!」――脇目も振らずに頑張らなければ自分には価値がないんだと思い込んでいた頃、このセリフにどれだけ勇気をもらったことだろう。

『中二病でも恋がしたい!』が好きだ。六花が可愛すぎる。可愛すぎるだろ六花。とにかく六花が可愛い。最高に可愛い。

『Free!』が好きだ。あんなに爽やかに純粋に何かに打ち込めたらどんなに素敵だろう。多分にファンタジーだ。でもそれは今までに見たことのないファンタジーで、だからこそよかった。

『境界の彼方』が好きだ。眼鏡が好きだ。流れる血液が好きだ。「不愉快です」という口癖が好きだ。ぼろぼろになりながら愛を貫く姿が好きだ。

『ツルネ』が好きだ。どこを探したってあんな男の子いるわけないけどそれがいいんだ。男の子だってナイーブで不器用で臆病でいいんだ。大事なのは何かを好きだって気持ちなんだ。

『Kanon』が好きだ。どの女の子もみんな可愛い。特にマスコットの「うぐぅ」って鳴き声の生き物が可愛い。エンディングの元気に走ってる姿には込み上げてくるものがある。

『らき☆すた』が好きだ。最初に見たときはなんだこれと思った。最後まで見てもなんだこれと思った。でも確かにあの時代に何かの爪痕を刻んだアニメだった。特にオープニングのダンスはアニメ史に残る傑作だった。

『氷菓』が好きだ。ブラックコーヒーにあたたかいミルクを入れたようなアニメ版の優しさが好きだ。クドリャフカで見せてくれたカンヤ祭のにぎわいが本当に大好きだ。

『響け! ユーフォニアム』が好きだ。部長のサックスが開花する瞬間が最高だった。久美子が夜を駆けるシーンで胸が熱くなった。あすか先輩の冷たい眼差しで変な扉が開いた。みどりちゃんの時折見せる強キャラ感に惚れた。

『無彩限のファントム・ワールド』が好きだ。京アニの描く大きな胸の健康さが好きだ。夢とマシュマロと星の砂がつまってるような丸みと弾力が好きだ。もちろん小さい胸も大好きだ。

『小林さんちのメイドラゴン』が好きだ。食卓に並ぶしっぽが好きだ。どんなにおいしいと言われても食べたくないけど、あれを食べてほしいと願うトールの屈折した愛が感じられる絶妙なグロさが素晴らしい。

『AIR』が好きだ。「鳥の詩」が流れ出すたびに胸が締めつけられた。初めから泣くとわかっていた。泣いた。「夏影」で泣いた。「青空」で泣いた。ゴールして泣いた。わけもわからず泣いた。それくらい好きだ。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が好きだ。どれほどの熱量と技術を注いだらこんなにも綺麗な作品が出来上がるのだろう。世界観、音楽、ストーリー、キャラクター、全てが調和して美しい。

『聲の形』が好きだ。ずっと苦しくて、痛ましくて恥にまみれて、思い通りになんかならなくて、でも最後まで見て、心から良かったと思えた。前に進もうともがく人間を肯定する作り手のひたむきさに胸を打たれた。

『リズと青い鳥』が好きだ。極上の90分だった。食い入るように、まばたきも忘れて、見入った。見逃していい瞬間などなかった。アニメは芸術なんだと思い知らされた。何度も見た。みぞれの視点で。希美の視点で。何度見ても鮮烈だった。

本当に数え切れないほどの感動をもらった。

ありがとうって言いたい。

大好きだと言いたい。

だから言う。

京アニ、大好き。

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