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プロミシング・ヤング・ウーマン
静かなる狂気…とでも言うのかな。ストーリーが進んでいくとそれは狂気ではなく正義だということに気付くんだけど。
脚本賞をいくつか受賞してるだけあって、ストーリー展開がとても面白かった。フラグが立っては回収されの繰り返しなんだけど、それが徐々にスケールアップしていくから飽きが来ないしスリリングで見応えがあった。
タイトルにある通り、前途有望な若い女性のストーリー。それは親友ニーナ、主人公キャシーそれぞれを指していると思う。キャシーに関してはもう既に若くはない。その表現も巧みだったなぁ、初めはそれに気付かずただ違和感としてしか感じなかったんだけど。様々なレビューを見て気付かされた。
男性への復讐だけでなく、傍観者の女性への復讐の実行や仕立て方にも拍手を送りたい。シリアスながらも全編に渡ってポップに描かれているところがとても好きだなぁ。エメラルド・フェンネル作品、これから期待しちゃう。
(製作にマーゴットロビーが携わっていたのに驚くと同時に納得。旦那さんの名前も発見。)