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ビルディバイド プレファイナルレポート1 ラビアンバドラトス構築編

こんにちは。一部の方、お久しぶりです。
けーです。

この記録は、ビルディバイドの週末(泡沫)プレイヤーがプレファイナルとファイナルに参加した体験を残すものです。
たまにスパイクっぽい言及も入りますが「っぽい」だけで、競技勢とは口が裂けても言えない、ぽんこつ弱小プレイヤーの記録ですので、ご了承ください。

大丈夫、強い人のnoteはそのうち出るから!
ということで、弱い私があがく様を見て楽しめる方はよろしくお願いします。

(1) 構築試行錯誤編 (ラビアン型バドラトスができるまで)
(2) プレファイナル実戦編
(3) イベントリポート (これが一番書きたい)

の三部作予定です。なお、プレファイナルは3-3と微妙な成績だったので、それを踏まえてご覧ください!構築試行錯誤編、スタートです!

晩餐って強いの?

ディバイドバトル北海道大会の日のこと。
バドラトスはロマンはあるけど大型大会での常勝には遠いよね、という通念をぶっ壊すバドラトスでの優勝のニュースを受け、その日もバドラトスで負け散らかしていた私はまず優勝レシピからパクることを考えました。

目を引いたのは野蛮な晩餐。

ワイルドなフェアリーライフ

手札カツカツのゲーム性から、このカードのシェアはイマイチで、私もあんま強くないと思っていました。が、自分のレシピの限界を感じていたこともあり、騙されたと思って買うことに。

で、作ったのがこれ。

インスパイア

おお。強そう。
ウキウキでリモート対戦に持ち込むものの。
あれ?なんか…弱い?

けーさん、晩餐役に立ってる?
普通に小型ユニットで良くないすか…?
前のプロウラーとか、何ならキョウガイとかでいいんじゃないすか…?
もぎせんサーバーの皆様
メリッサ絶対許さないマン。つよい。

わかっていた問題が露出。

まず4枚の晩餐は引けない。
マリガン難しすぎる。
さらに引けても晩餐の赤2が重い。
ナディアにいいようにされる。
ハンドが枯渇。百獣王構えとか無理。穴蔵ピッチとか夢のまた夢。

う、うーん。自分には合わないのかも。一旦撤退で…

と言った後、リアルの都合で対戦自体から遠ざかるを得ず、新弾のカードをビルラボに突っ込んで遊ぶエアプの時代を過ごします。

(楽しそうだね)
気づけば1か月がすぎ、プレファイナルが目前に迫っていました。

ラビアンの可能性

ということで、マジメに考えることに。
晩餐型がかかえる弱点を解決する方法を考えました。

とにかく「4枚の初動は引けない問題」を解決したい。
ということで、初期からいるエナブの代表、ラビアンを検討することに。

赤最強の初動。かわいい。

最終的に1−2枚になるだろうと思いつつも、調整は多めの枚数から、の原則でまず3枚突っ込んでみました。

リヴァワートくん、クビ。

一人回し。うん。いい感じだ。さすがに初動が多いと現実味がある。
あと、エナジーブーストして2ターン目に打てるなら「受け継がれる使命」が強い寄りになることに気づく。

3ターン目の使命は弱いが、2ターン目だと強いかも?

エナジーブーストの成功率が高い構築なら、使命3投アリなのでは?
ということで、枚数調整。

初動6枚、使命3枚

よさげ。
この構築(エナブマシマシ使命3)の、従来型と比べた利点は、

1. 当然エナジーブーストの成功率が高い
2. 使命+エナブ+α、でのキープが視野になり、マリガンが楽 (超重要)
3. 使命を増やしたので比較的開放事故を起こしにくい
4. ラビアンでナディアを牽制し、ライフ(ショット)を削れる
5. 赤が多いので、初動で晩餐の赤2が確保しやすい

いいぞいいぞ。対人で回してみる。

目論見通り、マリガンが楽で、序盤の安定感・再現性が増していて一定の手応えを感じるものの、後半失速しがちで、もうひと押しが遅くなる印象がありました。
とはいえポテンシャルは高そうで、他に慣れたデッキもなかったので、このリストをプレファイナルに向けて改良していくことにしました。

ラビアン型を突き詰める

上記のデッキの欠点は、バスターの大型枠の削減による後半の出力の低下でした。このため、ラビアンを2枚にして大型10枚、さらに脅威を3枚に増やすことで、大型を連打しやすくしてみました。

黒の7コストを1枚ずつ。正気か?

どうせハンドが細いなら、後半はトップのパワーカードを叩きつけ続ければええやろ!回復して薙ぎ払って2点、を繰り返せば勝つ!という発想のデッキ。
黒の7コストが散っているのは、使用感の検証もありますが、それぞれ強みはあるけど2枚以上引いたときに腐りがちかなあ、という理由もあります。

黒2。パワー10500。ワンドロー。つよい。

使ってみると、序盤、中盤、終盤ともに、安定した出力を得られやすく、サーバーでの印象も良好。さらにもぎせんサーバー主のあーちゃんさんが、ファイナル2デッキ目としての採用候補として使い勝手を検証してくれました。
2人で回した結果、いくつかの気付きがありました。

黒はこれくらい(15枚)でちょうどいい。これ以上は減らせない。
ハンド細すぎ。取引は減らせない。
ラビアン、晩餐、使命と、後半引くとグロいカードが多い。
ハンド細いからコンバットトリックの枠は無くてもいい。
けど百獣王さえあれば!というタイミングもある。
横並びに対してゼルヴィオス3枚だと不足。リヴァワートは数枚確保したい。
中盤に脅威引いても使えないタイミングがある。大型が足りないから?
メギドラグでよくね?

このへんは計算だけではわからない感覚の部分なので、自分以外の目が入ったのはとても良かったです。会話のログを残したことで、言語化できたことも大きかったですね。

このあとさらに前日まで調整を繰り返し、出来上がったのが以下のリストです。

いいじゃん!いいじゃんすげーじゃん!

修正点は、
晩餐4→3 後半で弱くなる要素を削った。優先度はラビアン>晩餐と判断。
脅威3→2 大型が足りないのではなく、脅威が多かったと判断。「2枚を1枚にするカード」なので、リソース的にも多投すべきでないと判断。
リヴァワート1→2 横並び対策として最低限のリヴァワートを確保。
百獣王0→1 1枚だけ。見えたら無駄な警戒を誘い、見えなければ奇襲になる。

ということで、至高(?)の41枚が完成!もろたで工藤!

さて長くなったので今回はここまで!
次回はプレファイナル当日編。
けーさんの運命やいかに?? (ネタバレ済み)

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