【イジンデン】青単美術闘技場と言うデッキ【デッキ紹介】
みなさん、イジンデンしていますか?
筆者は正直しばらくできていませんでした。
その間に1周年イベントがあったり、Duck Cupがあったり…
楽しそうなイベントに軒並み参加できずしょんぼり…
そんな中、久しぶりに大会に出れそうなタイミングがあり、紫陽花以外に新しいデッキを考えようかなぁと思い立って色々考えていました。
原型を作って、いろんな方に相談をしてデッキを作り、久々の大会に持って行って無事にいい結果を残せましたので、記事にしようかと思います!
よく見るカードもありながら面白い形になったと思いますので是非ご覧ください!
デッキレシピ
デッキ概要
デッキのコンセプトとしては、シンプルにビートダウンです。
レベル3帯のイジンによる妨害をしながら、ペリーの早出しやリバイバルを利用した展開で圧をかけ、最終的には円形闘技場でフィニッシュを決める、という目的です。
第3弾での闘技場を利用したデッキは、徴募デッキや、オブシ闘技場と呼ばれるようなデッキがあるかと思います。
オブシ闘技場はもっともっと闘技場に寄せた構築かと思いますし、徴募系のデッキについては足回りの安定性、展開力や持久力に置いてこのデッキに勝ると思います。
そんな中でこの形にした理由はただひとつ、「美術というギミックが好きだから」という点です。
個人的に思うこの形だからこその強みは後述しますが、結局のところ、このデッキは好きなカードを使いたいという気持ちで作っています。
もちろん、ただ好きなだけでなく、この構築ゆえの強みだったりとかもありますが…!
筆者の過去記事を何度か読んだことある方なら、正直馴染みあるカードがたくさんあるのかなと思います。使い込んでいるから好きっていうことなので、頻出するカードはそういうことです!
それでは、各カードの採用理由や簡単な動かし方について説明していこうと思います!
採用カードについて
初動カード
このデッキの初動になるのは、ドナテッロ、リドロー、そしてペリーになります。
ドナテッロもリドローも、デッキからカードを引いて手札を捨てるカードです。どちらもレベル2なので1ターン目に使えますね。
そのまま使っても、必要なカードを引き込むことができる可能性が上がり、デッキの安定感を支えてくれるカードになります。
その安定感を支える動きに+αとして添えてあげるのが、ペリーです。
ドローをして必要な札を引き込みながらイジンを展開する。カードゲームにおいて○○しながら××するのは基本的に強い動きですので、そうした動きをさせてくれるペリーはこのデッキの動きの幅を広げるいいカードです。
さらに、ペリーはパワーが3500と高く、序盤に出てくるイジンの多くを上からとることができます。500がまた偉くて、例えば徴募の曹操を500越すので圧をかけやすかったりと…パワーラインが本当に優秀です。
わかる人には伝わると思いますが、この500に筆者はオピオンを感じています。
パワーの高さゆえの問題もありますがそれは後述…
時間を作る妨害札たち、そしてフィニッシャー
このデッキを強くまとめているのがこの3枚です。
相手のプランを崩すためのメアリー1世によるハンデス。
相手の盤面を崩していくためのルソー。
リーサル手段の円形闘技場。
初動札たちで準備をしている間にこれらのカードで相手の妨害をして少しの猶予をもらいます。そして、決められるタイミングで円形闘技場でのフィニッシュを狙う、という流れです。
メアリーは広く刺さるため基本は優先して2ターン目に置きたいなと思うカードです。次のターンにこれをしよう!というカードを抜かれて苦しんだダイバーさんは多いかなと思います。相手の手札を見てハンデスをするのでその後の相手のプランの想定、それをもとに自分のプランの構築をするなど、たった1枚でゲームを有利に進めることが可能になります。
ルソーは盤面に出たイジンの処理をする役割です。
相手の重要なイジン、例えば徴募の青イジンや曹操、執筆系のストウなどを破壊してあげることで相手の展開を遅らせることができます。
手札を1枚捨てることから、ペリーと相性がいい感じには見えますが、絶妙に一長一短です。
相手のイジンを破壊しながら自分のイジンを増やすこと自体は、デッキの主目的を考えてもとても強い動きです。ですが、3500というパワーのイジンを場に出してしまう都合、ルソーで本来破壊したい相手を破壊できなくなる場合があります。
そういう対面の場合は、初動カードたちでペリーを捨てて出すのではなく、ルソーの効果でペリーを捨てて出すという工夫が必要になったりします。
大事な考え方は、これらのカードで相手を完封しようと思わないことです。
これらのカードはあくまで相手から時間を1~2ターンもらうためのカード。
本来他の動きをすれば1ターン決着を早められる場面で、あえてこうした妨害を優先した結果、こちらのリーサルが1ターン遅れ、その1ターンで相手に返されて負けてしまう、ということも大いにありますので、そうした点の見極めがとても大事になります。
陰で支える立役者たち
このデッキの中核に存在するリバイバル。
そしてデッキ全体の動きを支える革命の広場とミケランジェロ。
リバイバルは美術イジンが戦場にいれば墓地からレベル6以下のイジンかレベル5以下のハイケイを戦場に置ける効果です。きっとダイバーの皆様はご存じですかね。基本的にはレベル4のタイミングで墓地から円形闘技場を戦場に置いて一気に決めるようなイメージで活用します。それ以外にも、妨害イジンの再利用をしたりなどの用途もありますので、その時々で必要なアクションを魔力コスト1で起こせるカードという認識で問題ないかなと思います。
革命の広場は、様々なアクションに1ドローを付与して、必要なカードを集める手助けをするような使い方です。ルソーの破壊に1ドロー、ブロックによるイジンの破壊で1ドロー、さらにはターンの開始時の破壊効果で妨害イジンを破壊してリバイバルを用いて再度妨害、こちらはドローを進めてゲームエンドの準備をするなど…単純なドローソース+αの仕事ができるいい1枚です。
さらに少し変わった使い方をするのであれば円形闘技場とセットで置いておくと、メインフェイズ開始時にイジン扱いのガーディアンを破壊して1ドローしながら冥府発動もできたりします。そういう使い方をするとなんとなく自分がうまくできてる!って気がして楽しくなりますよ。
ミケランジェロは、美術イジンの5枚目6枚目兼疑似的な即応イジンという使い方です。
あと1点あれば勝てるのに…っていう状況で、円形闘技場とあわせての利用でダメ押しの1枚を準備するという、割と攻めっ気強めな使い方をします。もちろん、ガーディアンにリバイバルなどを仕込んで防御的に立ち回ることもありますのでケースバイケースではありますが、実際にデッキを回してみると思っている以上の役割がある1枚になっています。
マリョクの枚数について
この点については、構築相談をしていた時に話して興味深いなと思った部分なのですが、一般的にマリョク8枚は少ないようには見えるかと思います。単色デッキでも、大抵その色を内包したマーブルオーブ、紫についてもハンドミラーなどなどが採用されるケースが多くなるイメージがあるかと。
マリョクが多い場合の利点としては以下のものがあげられます。
・2ターン目魔力レベル4の再現性の高さ
・安定した2→4→6の魔力レベルの流れ
基本的には安定して魔力レベルを伸ばし、マホウを打っても魔力レベルが減らないような流れを意識する必要があるデッキがほとんどなのかなと思います。
ですが、本デッキはそういうわけではなく、
・魔力レベルは3あれば戦える
・リーサルタイミングだけレベル4ないしはレベル5あればいい
という作りになっているため、極論を言ってしまえば初手に1枚あれば十分なんです。
レベル3あれば妨害イジンを立てられる。なので1ターン目にマリョクを置いてレベル2、2ターン目に手札を裏向きに配置してレベル3で十分です。
筆者の感覚として、必要以上にマリョクカードを入れてしまう弊害として、各種ドローカードでのバリュー低下があります。
このデッキだけでなく、筆者の公開したデッキのどれにでもいえることではあるのですが、ドローカードを使用して引いたカードがマリョクの場合、その先の動きがどんどんと細くなっていってジリ貧になるパターンがよくあります。そのタイミングでドローしたマリョクって大して用途がなくなってしまって手札で持て余してしまい、せっかくドローしたのに実質手札の枚数は変わらない、むしろ減っているという事態が引き起ります。
リバイバルを使う特性上、イジンは墓地に落とせば1ターンに2枚以上使えますが、マリョクだけはどう頑張っても1ターンに1枚しか使えません。
このような、そのタイミングで使えないカードを少なくして、即座に展開や妨害ができるカードを引ける確率をあげているという形になりますね。
・序盤の動きの再現性を強く見る
・中盤でのドローのバリューを上げる
というような考えのもとマリョク枚数を決めればいいのかなぁと、構築相談をしていた中で感じました。
いろいろ理屈っぽく説明しましたが、正直筆者がデッキを組んでいた時には
マリョク引くの嫌だ!8枚ありゃ十分だろ!
っていうテンションで組んでいたのでひとまずは感覚でいいと思います。
言語化させてくれた天草サーバのみんなありがとう…
基本的な動かし方
デッキの目的としては、3ターン目に円形闘技場を決めることを主目的として動きます。初手状況を考えて3ターン目にどういう形で円形闘技場を決めるのかプランを立てます。
魔力レベルを5にして手張りするのか、リバイバルから釣り上げるのか…ごくまれに2ターン目闘技場を通せるシーンがありますがそれは上振れなので忘れないようにするくらいにしておいて…
そのプランの中で、妨害はどのイジンを使おうか、ルーターで捨てるカードは何にしようか、対面の行動を予測してどういう軌道修正をするか…
円形が派手な分大味なデッキに見えがちですが、常にプランを修正して立ち回り、かといってロングゲームは得意じゃないからどこかで一気に詰めることをしてみたりなど。
そうした中で、各種マホウを打つタイミング、ペリーを捨てるタイミング、妨害イジンの何を優先するかなどといった細かい動きを考えて動かして、実際それがうまくいったら気持ちいいといった、なかなか動かし甲斐のあるいいデッキになっているかと思います。
円形という大きな力の柱があるからこそ、そうした細かい部分が大事になるような感じですね。
画像も何もない解説で申し訳ないですが、基本はこのような形で主目的の円形闘技場に向けて対面次第で動きましょう、という形です。
大会結果とサイドデッキ
まず、こちらのデッキをBO3(2本先取)の大会に持って行った結果、無事優勝することができました!
また、その他のところでも相談に乗ってくれた2名がそれぞれ使って優勝しておりました!おめでとう & ありがとう!
余談ですが、アジト優勝時の名前の「革命への来航」は、明け方テンションで革命の広場とペリーってわかるような名前にしたいよねと盛り上がった結果「革命の来航/革命来航」のどちらかがいいねって話していたのですが、優勝した際に手が震えてて字が崩れた結果ちょこっと変わってしまったのだと思います…ボールペン字習うのを考えるか…
そんな余談はさておき、サイドデッキの採用理由を軽く記載しておきます。
①ルター&始皇帝
こちらの2枚は決起や執筆、マホウを多用するデッキに対してのチェンジ枠で採用となります。
裏マリョクをコストとして使えなくするルターでスカーレットLOなどのマホウを軸としたデッキへのけん制を、始皇帝の常在効果で執筆対策、さらには登場時効果でマリョクを裏向きにすることで決起のけん制やテンポの妨害を可能とします。
メインデッキとの入れ替え候補は基本的にはペリーの枠です。
ルソーが刺さりづらい対面であればルソーを減らして投入もあり。
②ストーム
徴募対面を意識した採用です。
ルソー+ストームで1発目の徴募を死ぬ気で妨害します。
その他細かい部分としては、自分のイジンの登場時能力再起動のためにバウンスをしたりなどもできますが、サイドからストームを入れる対面は基本徴募なのでそんなことしている暇はないと思います。少しでも徴募を妨害してさっさと円形でとどめを刺すつもりで動きます。
メインデッキとの入れ替え候補はペリーの枠です。
③リバイバル
リバイバルの4枚目採用です。
リバイバル円形の確率を高めるため、サイドの始皇帝を早出しするためなどリバイバルの多用が必要そうな対面に当たった時のための採用になります。
メインデッキとの入れ替え候補としては、対面に応じてになるかと思います。それでもルソーやペリーあたりが候補かな…?
おわりに
美術ギミック好きから始まって考えた結果できたデッキの紹介でした。
美術ギミックは使うたびに発見があったり、今後も美術カードが増えるほど可能性があるまとまりになると思いますので、是非とも触ってみていただきたいです!
4弾が控えたこのタイミングではありましたが、まだまだ3弾を楽しみましょう!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
…このデッキの前身について、そのうち書くかもです
(2024/11/22追記)
書きました。よろしければご覧ください…!