見出し画像

Gabrieleが気づかせてくれたこと

直島にて出会ったGabrieleの言葉をどうしても書き起こしておかねばならない!

Gabrieleはイタリアから東京に来た大学生。登山とかクライミングとかが好きで、何かを始める時、決める時、いつも周りがやっていないことを選んできたらしい。身長が高すぎて、直島の古い日本家屋の天井に3回くらい頭をぶつけて脳みそが壊れる!と笑いながら本気で辛そうにしていた。

Gabrieleとは宿が同じで夜な夜な色々と話してくれた。そんな中私の話を聞いて
Don't hate yourself and others.
Don't judge yourself and others.
Don't be influenced by others and don't influence others.
Do and be whatever you want!
的なことを言ってくれた。それから美しさには自分特有の顔の形とか性格のユニークさと自然体であることが大切だと思うって彼の思考を共有してくれた。

Gabrieleは計画を立てて未来を定めて選択肢を狭めていくことが好きではない。そんな彼に、どうしてもこれだけは逃したくないっていうプランやビジョンはあるの?と聞いてみた。ほしたら、逃したくないというか、失いたくないのは今のマインドかな、と教えてくれた。
私はてっきり、何歳の時にはどこに住んでいたいとか、家族が欲しいとかそういう話をするのかと勝手に予想してたもんで。まさかモノやステイタスを得るタイミングではなく、「I don't wanna lose my mind.」って返ってくるなんて、、マジでI like you Gabriele!!
彼がゆうマインドってのは、30歳までに結婚しなきゃとか、安定した職につかなきゃと周囲と自分を比較して世間に自分を投影していくのではなくて、自分の心が高鳴る方へ自分の心地よいスピードで向かっていく過程で、年齢や周囲の動向に自分を縛り付けないで、まだやったことのないことに挑戦したり、新しい経験を積んだりすることなんだと私は捉えている。

あとは、自分のことをよく知ることがいかに重要かを何度も言ってたな。自分を車に例えて、「ガゾリンが自分の車種に合ったものでなければフル機能できないでしょ。ハイオクなのに、電気とか、レギュラーとか入れててもねー。自分にあったガゾリンを知る。それは、自分の内側を理解すること。そうすると自分が行きたい方へ向かっていけるんだ。」と。わっかりやす〜

Gabrieleが話してくれたことは当たり前のことなのかもしれないけれど、言葉の意味を体現する彼の話や笑顔は本当に今の私の心に沁みた。涙が出た。

めっちゃ旅を楽しんで勉強もして超充実している人生の背景にはとっても悩んで努力してきた彼がいるんだろうなと。
最近彼の身に降りかかった大変だったことを話してくれたから、辛い話を教えてくれてありがとうと伝えたら、彼は「Actually that was a happy thing that happened in my life.」と言った。その出来事があったから今の自分がある、だからその出来事は自分の人生に必要であったんだと。マジで、彼のマインドが好きだ。最高なんだよ。

私は就活を前にして、自分をいかに「よく」見せるかとか、どうしたら定年しても朽ち果てることのない老後を送れるか、その為にどんなスキルが必要で、それを得る為にどの会社に入る必要があるのかと、すごく自分にとって不自然で居心地の悪いイメージばかり広げていた。

上勝町でゴミを分解しながら企業の利益追求や成長力を働き手に求める、もっともっとというスタンスやその環境に自分の身を投じることに違和感を持ったり、観光の現場が好きだけどお給料やキャリア形成に不安になったりで。
これからますます近代化、グローバル化、ゴリゴリの資本主義、環境問題に加担していくであろう未来の自分の働く姿や、エゴなのか何なのか正体のわからない声に惑わされる自分に疲弊していた。ウンザリだった。

だけど、Gabrieleの話を踏まえて、自分の活動が社会のどの作用にどんな影響を及ぼしているのか、想像して自覚できるようになった自分と、その事実を受け入れて、本当に自分のやりたいことをやってやろうと思った。自分の決断基準を他責にして、消去法で無難な選択肢を積み重ねるなんて、そんなん誰も幸せにできない。特に自分を。

「何もしないより、勇気を出してやってみた方が絶対にいい。そしたら結果はどうであれ、周り巡って自分の望むものに到達することができるよ。」とGabriele。彼との出会いを祝福し、感謝して、自分の変わり目に悲観せず前向きに進撃に向き合っていくこととしようではないか〜!

Gabrieleの健康と幸せを祈ります!
Thanks a lot!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?