#94 もし〇〇がドラ〇〇を・・・【書評】もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら
◾️はじめに
今週は第2週ですのでベストセラーです。
聞いたことありますかね?もしドラです。
ドラッカーのドラ、です。
◾️要約
マネジメントとは顧客が誰かを考え、何のための組織かを明確にし、組織の生産性を最大化するため、各人の特徴・強みを活かすことである。仕組みと人事でそれを実現する。時に迷い、争いも起こったとしても常に顧客と組織の存在意義に立ちかえり、集団として同じ方向に進んでいく組織になることが大切。
◾️感想
もし、共働き、子育て世代の男性がドラッカーを読んだら
とか考えてみる。
◾️要約(詳細)
◆第一章 みなみはマネジメントと出会った
マネージャーとなったみなみは世界で一番読まれているマネジメントの本に出会った。
企業経営について書かれた本だが組織としては野球部も同じ。
読み進めた。マネージャーの資質として一番大切なのは真摯さと知る。
幼馴染と組織とは何か?顧客とは何か?などを語るが答えは出なかった。
◆第二章 みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ
マネジメントは顧客を定義することから始まる。そしてマーケティングとイノベーションがマネジメントである。そしてみなみは野球部を観察し、顧客が野球部自身も含むことに気づいた。
◆第三章 みなみはマーケティングに取り組んだ
個人面談をし、皆がどういう思い、目標で野球部に入ってるか確認。
◆第四章 みなみは専門家の通訳になろうとした
監督の通訳になろうとした。専門家である監督の知識を皆に、と思っていたが敗戦の振り返り時に監督が発言し、チームに緊張感が生まれた。
◆第五章 みなみは人の強みを生かそうとした
陳腐化している送りバントときわどいボール球を降らせることを捨てることを目指した。練習に刺激を与え、さらに社会への貢献についても検討。他の部へのコンサルという形で相乗効果を狙う。
◆第六章 みなみはイノベーションに取り組んだ
ノーバント・ノーボール野球、というイノベーションに向けてそれぞれの強みを活かしながら、責任を負わせ改革を進めた。そしてそれは社会からの影響、つまり他の組織、教えた少年野球団が優勝したり、指導してもらった大学に練習試合してもらうなどを生んだ。
◆第七章 みなみは人事の問題に取り組んだ
最大の管理手段である人事に取り組む。単純にできる人に様々な役所を割り当てればいい、みんながレギュラー、できる人をキャプテンにすればいいだけの話ではない。重荷になりすぎてプレッシャーになる場合も、限られた場面でスペシャリストとして伸びていく場合もある。レギュラーを奪われる形になったがチームの勝利に一番喜んでいる姿を見て、面白さと難しさを感じる。
◆第八章 みなみは真摯さとは何かを考えた
逃げずに向き合い、顧客のためにやれることを全力で行うことこそ真摯さにつながる。
◾️アクション
顧客とは誰かを考え、その人にとっての大切なものに真摯に。
◾️読みやすさ
★★
◾️ハッシュタグ
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