
【自然分娩・初産】出産のはなし(3)
いざ産まれる!という時に「先生早く!」という声が聞こえた気がした。
実際は1メートルほどの距離にいたはずの助産師さんの声がずいぶん遠くからに感じられた。
実は、私の産院では事前に会陰切開があるという話だった。
しかしここまで書いたとおり、分娩室にくるまで、というか分娩室に入りもう産まれる直前まで、私と助産師さんの2人きり。
気づいたら看護師さん1人が合流していただけで、随分少数精鋭だ。
そして、産まれる時に医者は間に合わず、結局会陰切開はしていない。(結果、裂けた・・・)
正直、産まれた時は喜びを感じるよりも圧倒的な疲れが勝っていた。
赤ちゃんに声かけてあげて〜
と言われたが、脳は思考停止。というかもう言葉を発する気力が湧かなかった。
遅れて到着した医者には特に言葉をかけられた記憶がなく、なんとなく眠そうな感じだった。
確かに時刻は0時半くらいだった。
赤ちゃんは別の部屋へ連れて行かれるので、出産後に会えたのはほんの一瞬だ。
助産師さんに、電話していいですよ〜と言われたので夫と母にそれぞれ電話をした。
ちなみに電話中に縫われていた笑
医者は淡々と縫合を済ませると、去っていった。
結局また、助産師さんと2人きりになったわけだが、産後は何かあった時のために、2時間分娩台で待機だ。
その間もちろん助産師さんは色々とやることがあるので、また基本1人。
寝るにも寝れず、私はほぼスマホをいじっていた。
2時間経つと、車椅子でまずトイレに向かい(これは私が希望したわけではなく、まずトイレに行ってみるという流れらしい)、その後病室へ案内された。
深夜なので真っ暗で、病室内の構造がよくわからなかったが、車椅子でベッドまで送り届けてくれたのでそのまま眠りにつこうとした。
だけど、体が強張りすぎて、なかなか力が抜けない。
自然に眠っていたものの、私はそこから数日間、気づくと体に力が入ってしまう病に陥っていた汗
しかし、結果的には母子ともに健康だったのでよしとしよう。
そうそう、産後に助産師さんにこう言われた。
病院くるタイミングがベストでしたね!
【まとめ】
・初産で陣痛が来てから24時間以内に出産できた
(朝4時半から生理痛のような痛みを感じたが、前駆陣痛扱いとされたので、実際の分娩所要時間は7時間となっている)
・電話で渋られても、そこは諦めず粘って病院へ行った方がいい(私の場合)
・いきみ方は意外と事前リサーチが功をなす
・分娩室より陣痛室にいるときの方が100倍つらい