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#04「売れない商品や人が集まらないイベントを未然に防ぐには?」


みなさんこんにちは、WILD THINKの大谷です。

 「デザインよりもまず戦略を されどデザイン」
をモットーに、デザイン思考で導き出した戦略をカタチにする事で成果にコミットするデザインを提供しています。


前回は業界へ精通している方が陥りやすい
"バイアス"についてでした。

 

さて今回は

「売れない商品や人が集まらないイベントを未然に防ぐには?」


これは売れる!これは成功する!
という施策の失敗は
もしかしてあなたの

"思い込み"

が邪魔しているのかもしれません…


例えば

「自分たちのお客様は、60代のシニア女性だ!」

とおっしゃる営業部長さんがいるとします。
しかし私たちコンサルタントはそうは言われても
それを鵜呑みにはしません。

 

インタビューや調査などで
現場を詳しく分析してみると実際は
認識のずれが生じていることがよくある
からです。

 

事実先程のケースの場合

シニア女性であるが60代でなく70代
そしてその方たちはお金は出しているが
商品のセレクトは40代の娘さんに任せているという様な実態が明らかになったりするのです…

 
年齢を経て膨大な商品の中から自分1人でセレクトすることができなくなったシニアが
頼れる娘さんにかわりに選んでもらっている。

 

購入者リストだけを見ていると
シニア女性と言うことが見えているので
ウェブサイトに投資してもシニアの方はみないよね?
と言うような判断になりますが
実際40代の女性が70代シニアの代わりに
ウェブ上で様々な商品を比較検討している。

そうなると

思い込みで描いていたユーザーは
完全に読み間違えていた

と言うことになります。

 

これは実際にあった話で
その方が自店舗で接客をしていたのは
実は10年ほど前の話。
そしてその10年前の店舗に来ていたのは
当時60代だった女性であり、まだまだ自分で
セレクトできている頃のイメージだったことが
判明したのです。

 

この様なことから本当のお客様像を
捉えられないと言う弊害を引き起こしてしまう。
これは決してレアケースではなく
多くの企業で起きている現実です。

 

私たちワイルドシンクはデザイン思考でユーザー像の仮説を立て、市場調査や競合調査またお客様アンケートやユーザーインタビューなどを綿密に行います。

 

定量分析だけでなく定性分析を深くデザインリサーチも行うという事は、

思い込みではなく正確にユーザーを捉える事ができます。


その結果、

売れない商品や人が集まらないイベントなどの

失敗を防ぐ

ことができるのです。


 

ボタンのかけ違いはほんの少しでも施策の成果が大きく変わってくるのです。


 

次回はこれらの

調査分析の種類とその違いについて

お話ししていきます。

 

 

 

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