#01「かっこいい広告を出せば商品が売れる?」
みなさんこんにちは!
デザインコンサルティング会社
「WILDTHINK」代表の大谷です。
「デザインよりもまず戦略を されどデザイン」
をモットーに、デザイン思考で導き出した戦略をカタチにする事で成果にコミットするデザインを提供しています。
お客様からのご相談で1番多い
「会社の売り上げが伸び悩んでいるので
広告を出そうと思います。
かっこよくデザインしてください!」
というご相談について。
まぁこのご時世
かっこよいデザインだけで売れたら
誰も苦労はしません(笑)
そんな時、私はまず
「あなたの会社の魅力を教えてください。」
と聞きます。
するとその会社が抱えている問題点が
面白いようにわかります。
例えば営業部の部長さんに聞いてみます。
すると
「うちは安売りはしない。でもどんなに細かい用事でも
呼ばれればすぐに訪問するフットワークの軽さが売り。」
とおっしゃった。
では同じ部署の営業担当さんにお尋ねします。
すると
「うちはライバル会社より仕入れるボリュームが多いので
同じものでも原価が安い。だから値引にも極力対応できる。」
とお話しをされた。
では今度は新人さんにも聞いてみます。
すると
「私達はこの地で50年、地域に知らない人がいない
抜群の知名度が売りです。」
と教えてくれました。
恐らく会社説明会の時に人事の方がおっしゃった
採用用のトークそのままを自社の選ばれる一番の理由だと信じて・・・。
一つの会社でたくさんの魅力があるのは
とても良いことです。
ですが、そこには1本の軸となる
共通する価値観がなくてはいけません。
それがどこよりも安く商品を提供すること
であれば強みを磨く為、
会社全体で効率的に取り組む必要があります。
そうではなく
ホスピタリティーが高いことなのであれば、
お客様の「チョット来て」にも
快く対応することが大切になってきます。
要するに
行動指針が180°変わってくることになるのです。
社員ひとりひとりが同じゴールを目指す
そのゴールを定め道筋を示すこと
それが戦略です。
戦略がないままに進むことは
暗闇に矢を放つのと同じこと。
当たらない矢を放ち続ける者には
疲弊しかありません。
暗闇に光を照らすこと。
その光は、経営者が
先陣を切って行うに他なりません。
私達ワイルドシンクは
デザインよりも先ず戦略を。
そしてその後に
戦略をカタチにするデザインを
大切に考えています。
次回は
「デザイン思考とはなんですか?」
です。
是非ご覧ください。
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