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【WS】 炎宝nikkeの解説のようななにか
こんにちは。
今回は特に勝っている訳でもないが多くの人が興味を持っているであろうデッキ炎宝nikkeについて色々と書いていこうと思います。
デッキの内容自体は全文無料なので立ち読み歓迎ですが、巻末袋とじは7炎1宝についてネガティブな内容を含む可能性があるので有料とさせていただきます。
お金払ってでもネガティブな意見を読みたいよ!という奇特な方はどうぞ。
■炎宝nikkeとは?
その名の通り、通常の宝nikkeに炎を入れることにより最終的なバーンの回数を水増しし圧倒的な火力で詰めるデッキです。
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《ノワール:ブラックラビット》は宝をプレイしている時にすべての領域のcxに炎を付与するので、炎cxにさらに炎を付与することによってキャンセルされた際のバーンダメージで効率良くダメージを与えていこうというのが基本コンセプトとなっているわけです。
一概に炎宝nikkeといってもデッキタイプには大まかに分けて2つあり4炎4宝と7炎1宝に分かれていますが、今回の記事では主に4炎4宝について言及します。
■炎宝nikkeの魅力
なんと言っても炎宝nikkeの魅力は最終的な詰めにおける圧倒的な火力の高さによるキルレンジの長さとゲームスピードの早さです。
基本的に8コスト始動で2-1から最大9キャン要求なので後手の場合最速4キルを目指せます。
通常の8宝nikkeの火力は4(-3-3)-5(-3-3)-5(-3-3)、もしくは3(-2-2-2)-4(-2-2-2)-4(-2-2-2)です。
これは本打点はキャンセルされる前提なので実質3×6または2×9なので合計18点しかありません。これは概ねリゼロのレム3面と同じダメージ効率なのですがリゼロと違いギンガムチェックなどの補助輪がないため2×9ならまだしも3×6ではなかなかロングレンジで詰めきれるものではありません。
そこでもう片方のcxを宝ではなく炎にすることで、3×9もしくは2×12を目指してlv2の頭からロングシュートを狙うのが炎宝nikkeです。
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またこれは通常の8宝nikkeにもいえることですが、炎によるバーンダメージは舞台にいるキャラ以外から発生するので、環境にほとんど存在しませんがCharlotteやシャナ、直近だと蓮ノ空にも登場したいわゆるバーンメタに引っ掛からずに詰めを行えるというのも利点です。
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■デッキリストとカード解説
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人によっては3や2などにして枚数を絞ってる方もいるでしょうが4枚が理想です。
可能な限り最速でのキルを行う際に使用することが出来るストックは先手2コスト後手1コストしかないので詰めに必要な1-2枚を集めるのに無駄にストックを使いたくありませんし、序盤にストックに噛んだ際に救出するとそれだけキルターンが遅れるので素引き前提で4枚必要です。
プレイする際の注意点としてはcxコンボの発動に必ず《“ショータイム”ブラン》が必要なことです。いないと炎の打点上昇効果はおろかアタック時の2ルックも付きません。
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こちらも同じ理由で枚数を絞らない方がいいですが、《“フィナーレ”ノワール》と違い詰めに必要な枚数は基本的に1枚でいいので3枚です。
Tipsとして相手が確山1枚残してきた場合に出して4確を狙う動きはキルに必要なダメージから逆算して行わないこともあるので注意が必要です。仮に2-1から《“フィナーレ”ノワール》2面で詰める場合は1枚cxを戻した方がいい場合が多いです。
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当然4枚で特筆すべき点も特にないのですが、プレイする際の注意点としては当たり前ですが「宝をプレイしない際はストックに噛んだカードを救出する以外でのプレイはオススメしない」です。
1500応援があるため相手のキャラを倒すためにプレイするのは大丈夫なのですが、とりあえずで出すと次の山が1枚厚くなるので詰めの再現性が極少数ですが落ちます。
具体的には7/30の山と7/31の山では再現性がだいたい1%落ちると思っていいです。勝率が1%変わると考えたらとても大きい変化ですね。
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cx対応としては可もなく不可もなく、といったところ。
行き65+10で75出るので電源の2/2以外は基本的に割れます。しっかり割って相手に楽なゲームをさせないようにしましょう。
lv2で後ろに《ノワール:ブラックラビット》を出してから使うのが理想なのですが、lv1時点で山を掘り進めたい場合は積極的に連動を打っていきます。
lv2で使う際は手札に宝が確保出来てない際は必ず3パン目に殴ってcx入れ替えの《紅蓮:ブラックシャドウ》を拾いましょう。
cxコンボで拾うカードの優先度は
次のターンに使うカード>詰めに足りないパーツ>《コインラッシュの看板娘 ブラン》>その他です。
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行き70のアタッカー兼5枚集中です。集中に使うコストが勿体ないためコストを吐く以外で積極的には使いませんが、詰めるターンで《“トカゲの保護”ティア》やクロックアンコールで山を5枚以下にし、集中で新しい山を薄くするのはよくやるので覚えておきましょう。
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ただのクロックアンコールです。道中設置すると常に手札が1枚浮きます。
間合い勝負になる対面にはこれを2枚確保して先にlv3に上がることで詰めにいきます。
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普通のカード。だいたい黄色発生になります。
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炎宝nikkeだと採用されてたりされてなかったりするカードですが素直に4枚採用した方が強いです。
単純にマーカー1枚の圧縮がゲームに与える影響が他のデッキより大きい点と電源等に蓋された後にチャンプアタックしても壁を残すことで過剰な打点を捲らずにすむのは利が大きいです。
炎対応としてのテキストは最低限ですが、宝や炎をトリガーしやすくなること自体はメリットでもあるのでそこまで悪くないです。複数枚の対応打つ時に1枚目炎で止まるのだけが非常にストレスですが割り切りましょう。
またこのカードは自分のターンに控え室に置かれると0cでアンコール出来るので、グリザイアや転スラ、ホロライブなどの黒松明採用デッキ相手には積極的にこのカードでアタックしていきましょう。
クロアンの上に置くことで1枚でクロックを2つ進めることも出来ます。
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簡単にいうと控えに特定名称を要求する代わりにストックのいらないフィレス、もしくは殴れる山融合です。
最速でのキルを目指すゲームの場合に使えるストックが1-2コストしかなく少ないのですが、このカードはストックを使わずに必要なカードを集めてくれます。
また前述の通りマーカー圧縮が他のデッキよりも価値が高いですし、詰めるターンに余った手札を使うことでデッキから自身をサーチ→自身をサーチ→足りないパーツをサーチと動き山を圧縮することが出来ます。これは本来の山融合や控え融合では出来ない動きです。
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よくも悪くもバニラです。デッキの構成上0から炎を打つのでシャニマスの35やリゼロの40に多少強く出れます。
このカードがないと《コインラッシュの看板娘 ブラン》でサーチ出来ないので可能な限り見える位置に置いておくようにしましょう。
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主な役割は緑発生で後手で引けると嬉しいカード。
これで無理やり色発生させることもあるのでストックの一番上のカードはちゃんと覚えておこう。
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宝を噛むとボーナスが貰える。炎対応を打つ際に投げるとちょっとお得になる可能性が高い。デッキtopが宝と分かってない場合は基本的には3パン目に殴ろう。
このカードを採用出来るのが7炎1宝との差別化要素になっているくらいには噛み合いがいいカード。純粋に宝を捲ると手札が2枚増える上に炎を噛んだ際に救出しやすくなるのも利点。他のカードと違い1コスト使用しても次の山が厚くならないのもポイント(厳密には捨てた手札の分厚くなる)
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詰めのターンに手にきた炎を宝に変換しよう!
下のテキストは他のnikkeのキャラが必要なので先手でこのキャラのみでアタックする場合は使えないので注意。やってる人わりと見かけます。
■マリガン、ゲームプラン
不採用カードについての解説の前にゲームプランから説明した方が分かりやすいと思うので、まずはマリガンとゲームプランから解説します。
・マリガン
キープ基準としてしっかり3パン出来るかどうかが大事です。基本的にはlv1以上のカードと宝は捨てましょう。炎は1枚だけ残しますがバイパーとセットで見えていた場合は2枚まで残しましょう。
lv0は《コインラッシュの看板娘 ノワール》が見えていない時の《コインラッシュの看板娘 ブラン》は捨てても大丈夫です。ノワールも後手で30が仕事をする対面の場合以外は捨てましょう。
後手の時に宝+1対応のセットが揃っている際は炎もバイパーも見えてない場合のみキープします。
・ゲームプラン
最終的な盤面は8ストック始動
《“フィナーレ”ノワール》1-2枚
《“ショータイム”ブラン》1枚
《ノワール:ブラックラビット》2-3枚
これを目指していきましょう。
レベル0
先手は《“魔界黒龍波”ギロチン》や《“トカゲの保護”ティア》《エヌ:ミラクルフェアリー》《紅蓮:ブラックシャドウ》で1パンしましょう。
エヌや紅蓮でアタックする際は後列になにかキャラを必ず置くこと。
《コインラッシュの看板娘 ノワール》しか存在しない場合は対戦相手のタイトルにストックや山下に送られるカードが存在しないことを確認してからアタックしましょう。存在する場合はノワールでアタックせずに0パンの方がいいことが多いです。
後手は可能ならしっかり3パンしていきましょう。炎を持っていてバイパーが1面ある場合、次のターンにバイパーにアクセス出来るカードがない場合は1面対応でも使った方がいいです。上から追加の炎を重ね引きした時の裏目が大きいので。
レベル1
引き続きバイパー対応を打つ場合とブランの対応を打つ場合に分かれます。どちらかしか狙えない場合はそちらに決め打ちで大丈夫ですが、選択肢がある場合は以下の考え方で選びましょう。
バイパー対応を打つ場合→対戦相手のラインがそこまで高くなく集中やクロアン+なにかでしっかり3面割れるかつ、次のターンにlv2に上がるのが見えており後列ノワール1-2面+ブラン対応が狙えそうな時
相手の面に残せないキャラがいる場合は当たり前ですがしっかりブラン対応で処理しにいきましょう。
ブラン対応を打つ場合→ブラン対応を打つことでリフレッシュ間近まで山を減らせ次のターンもlv1残留しそうな時。特にこの場合手に炎を持ってリフレッシュすることが多く、詰めで走るのが3周目の山になるためしっかり2周目の山を管理することを意識しましょう。
レベル2
基本的にはレベル1の延長なのですが《ノワール:ブラックラビット》が解禁されることにより、ダメージレースが壊れる可能性が出てきます。
後列ノワールを2面置いた状態で炎を捲ると入っても3点、弾いても3点です。レベル2を長くやりたいデッキにはなかなかキツい打点が炎を捲るだけで生まれます。
電源などのラインが高い相手にはバイパーでアタックしてダイレクト枠を開けないことを意識しましょう。
レベル3
揃えたパーツ投げて走るだけです。
3周目に入る際に上手く山を作れていると3ノワール1面でも3枚トリガーの期待値は十分あります。相手の残クロックから逆算して3×nなのか2×nなのかしっかり考えて詰めましょう。
実は4ターンで走り切るデッキではない
ここまで書いといてなんですけど、このデッキって実はストックも積みやすいし山からカード抜ける上にマーカー圧縮もある程度あるのでヒールがないだけである程度キャンセル耐久プランも取れたりします。
強い山を作り続けるデッキなので不意にキャンセルしなかった時に詰めで走ると山のcxが濃くトリガーの期待値が爆上がりします。
キャンセル強くても詰めたいタイミングでクロアンループすればレベルは上げれますしね。
キャンセルしなくても走りやすくなるという性質上、逆圧縮はそこまで痛手を受けませんが光景や魔石が死ぬほどキツいので対面によって上手く立ち回りましょう。
■不採用カードについて
ゲームプランとそれを通すために必要なカードがある程度わかった上で一般的によく見かけるカードで今回不採用のカードをそれぞれ見ていきましょう。
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融合の役割自体は前述の通り《コインラッシュの看板娘 ブラン》の方が優れているのでこのカードの採用価値は炎を得ることにあるでしょう。
炎cxをプレイしている際に炎を得ますがバイパー対応はゲーム中に平均1-2回しか打ちませんし、lv2以降で《ノワール:ブラックラビット》が解禁された際は普通にcxを噛んだ方が強いです。なによりlv1で宝対応をプレイするターンではトリガーしてもなにも置きません!
基本的なキルラインが2-1からなのでこのカードの炎が役に立つ場面ってものすごく狭い範囲なんですよね。
それでも《コインラッシュの看板娘 ブラン》を採用しない場合には選択肢のひとつにはなるでしょう。
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炎枠として採用するならこっちの方が強いです。単純にドラおかげでダメージの期待値が上がるのが強いですし、lv1帯での宝にも反応してくれるのが嬉しい。
下の疑似リフ効果はこのデッキでは貴重な実質回復効果なのですが実は弱いんですよね。
そもそもリフレッシュポイントを避ける必要性がないデッキなのと、仮に6確の場合はクロアンなりブランなりで山を1枚減らしてから集中を打った方が山が薄くなるので詰める際のトリガー期待値が大幅に上がります。
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手札をストックに変換出来るので最速を目指す場合には採用を検討してもいいと思いますが、相手の面干渉も出来ないエクストラストックを生むだけのカードを使用するのがそもそも弱いのであまり採用はしたくありません。
ドロー集中でcxを引くと山のcxが薄くなるので詰めるタイミングで捻れないのもマイナスポイントです。
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7炎の場合は必須だと思います。ドキテマ着地して上がcxなら集中、キャラならバイパー回収して炎対応を打てばいいので。
ですか、4宝の都合上炎対応を使用する場合の裏目は1枚目炎の場合のみなのでわざわざドキテマでトップチェックをする必要性が薄いのです。
実質的な《コインラッシュの看板娘 ブラン》との選択枠なので今回は山から抜けるブランに軍配が上がりました。
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7炎だと《ブラン:ホワイトラビット》の採用が出来ないため必須です。4宝だとブランの採用が出来るため不採用ですが、実は7炎より4宝の方がこのカード強く使えるんですよね。採用しないんですが。
バイパーを食べるデザイナーズコンボよりcx入れ替えのコストを1コストからキャラサクリに変えて欲しいですよね。
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採用を迷っている枠です。cxが引けない場合でもこちらから無理やり炎にアクセスしてcx入れ替えで宝に変換するルートを極稀に取りたい場合があります。採用するならクロアン1枚と交換ですね。
7炎なら同じ理由で必須ですね。
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わかりやすく《“魔界黒龍波”ギロチン》との選択枠になります。先手ではアタックしないことを選択出来るので、今回は後手で強いギロチンを取っていますがこれから先こちらを採用することもあるかもしれません。
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こちらも7炎では必須枠だと思います。4宝では一番の役割である噛んだ炎の処理+ツインドライブでの期待値の発生が少ないので不採用です。
こちらを採用するなら《プリバティ:アンカインド・メイド》まで採用するべきだと思います。
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ドキテマと同じ理由で不採用になっています。テキストが《水着のミオ》なら採用してました。
今からでも遅くないのでミオを刷ってくください。
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上も下もどちらのテキストも強いです。採用するならこちらも《“魔界黒龍波”ギロチン》との選択枠になります。
ギロチンと違って緑発生にならない。cip効果なのでとりあえず殴って返しに状況を見て使用を考えることが出来ない。サーチ先が確定ではない。最大6枚掘れるし上2枚見れるのは嬉しい。最大単体45ラインは偉い。と色々ありますが、メリットよりデメリットの方が気になるので今回はギロチンの採用となっています。特にとりあえず殴ってから考えれるのは差が大きいです。
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ホラーやジャックのような防御札を打ってくる相手に強そうに見えますが、これに2コストを支払うくらいなら追加で《“フィナーレ”ノワール》を使用してサイドの点数を上げた方が強いことがほとんどです。
フロント強制+防御札をしてくるタイトルが存在する場合のみ採用を検討したいと思います。
■Tips
確山2枚以下の時に《紅蓮:ブラックシャドウ》を《コインラッシュの看板娘 ブラン》で圧殺→絆使用後に山上2枚ルック→ブランのサーチ効果の流れはよく使うので覚えておこう。
3周目の山で詰める際は0ブランを山から抜くことを繰り返すと余った手札の枚数だけ山を圧縮出来ます。2周目の残5の山を集中で抜きつつ、ブランで3周目の山から抜くことでかなり薄い山を作ることが出来ます。
レベル2で《ノワール:ブラックラビット》を1枚しかプレイしないと、レベル3の詰めるタイミングで《“フィナーレ”ノワール》を追加で出すことが出来る枠が生まれます。防御札のあるタイトルには追加のソウル+1でサイドアタックしていきましょう。
おわりに
本編は短い上に乱文ですがこの辺りで炎宝nikkeのお話を終えようと思います。
この手のアグロ〜ミッドレンジ的なデッキを好きな人は多いと思うので良かったら使ってみてください。
この後は巻末袋とじがありますがネガティブな内容を書く可能性があるので一応有料とさせていただきます。
巻末袋とじ
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