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WSMR-7: ソーシャルメディアはSVBの取り付け騒ぎを起こしたか

ソーシャルメディアニュース

Twitterは無料APIへのアクセスを遮断するだけでなくTwitterアカウントを利用した外部サービスへのログインも無効化している

Twitterは旧APIの使用を徐々に停止して始めていますが、今回はAPIをオフにするだけでなく、ユーザーがログインのためにTwitterアカウントを使用する機能まで停止しているそうです。これは事前に説明されたものではなく、Twitter社に対して非難が上がっています。APIの移行は途上ですが、SocialDogのCEOの方がTwitter社とのやりとり投稿してくださってますので、ウォッチしておくと状況がつかめるかと思われます。

Gephi Liteが公開される

ネットワーク分析/可視化の代表的ツール、Gephiのウェブ版が公開されました。Githubと連携できることで、データをアップロードしておけば、もっと気軽に可視化を試すことができそうです。また、UIもよさそうで、少し使ってみましたがラベルが表示されるノードの数がズーム具合で適切に変更されるなど、デスクトップ版との違いました。ネットワーク分析をしている方はぜひ触ってみてはいかがでしょうか。

ソーシャルメディアはSVBの取り付け騒ぎを起こしたか

エコノミスト誌の論考で、SVBの破綻とソーシャルメティアの関連について述べられています。銀行の取り付け騒ぎは畢竟借り手の恐怖感の連鎖によって起こるものですが、ネガティブな感情が広まりやすいソーシャルメディアではその勢いも増長させてしまっているかもしれません。

Twitter API廃止に対してのソーシャルメディアの声明と署名

今回のTwitter APIの変更は研究者からすると廃止に近いものですが、これに関して研究者から声明(米)と署名活動(英)が出てきました。このような活動が実を結ぶことを切に願います。

東京大学副学長によるChatGPT関する学生に対しての注意喚起

生成系AIと教育の問題は今後深刻になることが予測されます。すでにニューヨーク市などの対策も話題になっていますが、今後すべての学校や教師は生成AIに関して一定の考えを持つことが迫られるでしょう。そんな中発表された今回の注意喚起文は、冷静でわかりやすく、かつ現実的な内容であり、ネット上でも高評価を得ていましたので、今回ご紹介します。

TwitterでSubstackという単語を含むツイートがリツイートできないことが発見される

Twitterのユーザーの発見によると、substackという単語の入っているツイートをリツイートできなかったり、返信できない自体が発生しているようです。これは、Substack NotesというTwitterによく似たサービスが発表されてから48時間も立たないうちに始まったと報告されています。返信しようとすると"Something went wrong, but don't fret—let's give it another shot."(なんらかの問題が起こりました、でも苛立たないで、もう一回試してみましょう)というエラーが出たり、問い合わせのメールを送ると"💩"がというメールが返ってくるなるなど、埋め込みツイートを廃止した代わりに煽り機能が実装されたようです。

有名AI研究者、Yann LeCun と Andrew NgがOpenAIなどにAI開発の6ヶ月停止について意見を表明

イーロン・マスクやスティーブ・ウォズニアックなどによって、OpenAIなどにAI開発を6ヶ月間停止することを求める署名が公開されたことは前回のWMSRでもお伝えしました。さまざまな議論がその書簡に対して巻き起こっていますが、先日有名AI研究者らがYoutubeで懸念を表明していて話題になっています。Google Brain社の共同創業者でありチーフサイエンティストのAndrew Ngとニューヨーク大学の教授であり、Meta社チーフAIサイエンティストのYann LeCunが対談という形で懸念を表明しています。具体的には、現在のAIはまだそれほど人間の驚異になるほどのレベルに達していないこと、安全策としても開発の停止という手段は非生産的すぎる、開発の停止は実際に問題が起こってから検討されるべきで予想によってのみ判断されるべきでないことなどが語られています

気になった論文

p-ハッキングを行う12の方法

現在p値は科学的根拠の裏付けとして非常に多く使われている一方、その疑わしさも多くの場面で議論されています。特に、p値はある程度狙って作れてしまうことが問題で、それはp-ハッキングと呼ばれています。科学者、そして査読者としてこのようなp-ハッキングをしないように/騙されないように気をつけなければなりません。そこで本研究では、広範な文献レビューに基づいて12のp-hacking戦略のリストを作成し、議論をしています。

https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsos.220346

SNSで広告されるものは高値なジャンク品である

SNSで多用されるターゲット広告によって購入される商品と、検索によって購入される商品をくらべたところ、ターゲット広告によって購入される商品は10%価格が高く、第三次団体のNPOによる評価の低い商品であることがわかりました。


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