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海外移住者が英語で困らなくなるまでのはなし①

もう今はやっていないのですが以前ブログとは何ぞや、と思ったときに書いた英語学習についての記事が個人的には中々よく書けたと思っており笑、Noteに転載してみました。


はじめに


こんにちは。シンガポール在住のKwKです。

シンガポールにいるとFacebook等のSNSで在星日本人向けの広告で、

今の英語力じゃ日本に帰任できない、どうすれば💦💦💦

というような謳い文句の英語教室の広告がでてきたりします😅

帰任するのに今更英語の勉強始めても意味なくない⁉ そんな需要あるの⁉ と感じられると思いますが、私が聞いたところによると、今はどうか分かりませんが、一昔前は帰任の辞令がでると焦って英会話教室に入学するされる方が本当にいたりしたようです笑。

ということで、ブログを始めて最初の投稿で何を書こうか考えていたのですが、英語について書いてみたい思います。

私は英語のプロでもなんでもなく、あくまで素人目線なのですが、今までの学習経験で感じたことや考えたことを纏めて、他の人と話してみたりしたいなーと思いっていたので、いい機会なので実行してみようと思います。TOEIC900点なんだけど全然話せないんだよなー、といった様な方には有益な話もできるかと思います。

さて、私が今どのくらい英語を勉強しているのかというと、、、

全くしていません!すみません😇

客観的に自分の能力を評価することは難しいですが、現在は非ネイティブスピーカーとしては、ある程度の水準で話せるようになったので、今はこれといって勉強はしていません。(ちょっと劣化してきている気がするのは内緒です笑、、、)

では、いつ勉強していたかというと、社会人になって2年目になるあたりから本格的に勉強を始めた記憶があります。
もう10年位前ですね。。。それまで目的を持って英語を勉強したことはなかったのですが、会社の業績も芳しくなく何かしらスキルがないと今後マズいだろうな、と思ったのがきっかけで勉強し始めました。

今になって考えると英語は独占資格ではないのでスキルの内に入らなくないか⁇ と思いますが、、、まあ何もしないよりは全然良かったと思っています。

若かりし時に勉強したことと当時の実力

具体的に何をやっていたかというと、勉強をはじめてから大学院留学してみたいなと思うようになり、最初の1年位の期間はIELTSの勉強をしていました。この時期に(当時ですが)国内にあった有名な参考書などは一通りやったと思います。

色々あり大学院には進学しませんでしたが、スコアは最終的にOverallで7.0 となり、大学院には進学できる程度の英語レベルには到達しました。

個別のスコアはReading8.0/Listening8.0/Writing6.5/Speaking6.0 とかだったかな、、、IELTSの評価は0.5点刻みで9.0が最高点です。
(因みに英語系Youtuberのような方のIELTSのスコアはOverallで8.5とかなので、私のスコアはまあまあですね笑)

また参考までですが、この頃に受けたTOEICのスコアは950点位だったと思います。

で、この時点で英語でスムーズに会話をしたり、英語で仕事ができる水準に到達したのかというと、、、、

全然到達していませんでした😰

まあSpeaking のスコアがテストでも低かったというのもありますが、この時点では英語のテストで割と良い点が取れるだけという状態でした。

この後1年半程度、それまでとは別のアプローチで勉強を続け、やっと英語環境でも問題なく生活できる、仕事ができると言える状態になりました。

実はここで自分がやった勉強が英語力を向上させる上で単純であり有効であるにも関わらず、(少なくとも当時は)日本ではあまり重要視されていなかったり、教え方が確立されていなかったりしていて、これをやらないから日本人の英語力が上がらないのではないか⁉ と、自分が思っている内容です。

何が不足している⁉

ズバリ発音です!

発音を勉強することは結構軽視されがちなのではないかと思います。
伝われば発音は関係ない!と言われたりもしますが、私は逆だと思っています。発音が悪いから伝わらず、聞き取れず、会話が成立しない = 英語が話せないのです。

一般的に英語での会話力を向上させるために、英語力を構成する要素をインプット能力(Reading/Listening)とアウトプット能力(Writing/Speaking)に分けて考え、アウトプットする機会を増やすと効果があるという考え方があるかと思います。

これは日本人は中高生の学習内容からインプット能力は高いが、アウトプット能力はトレーニングする機会が少ないため、不足しているという考え方に基づいているのかな、と思います。

しかしながら、私もそうでしたがテストでは良い点が取れるが、実際の日常/労働環境の中で英語でのコミュニケーションに難ありという状況の人が、このインプット/アウトプット論に従ってSpeaking の教材等をひたすらやっても状況はあまり改善しません。

なぜなら、、、

実はインプットの能力も不足しているからです。

そもそも相手の言っていることが分からなくて会話が成立していないケースが多いと思いますが、これは情報をインプット出来ていないということです。インプットが出来ていない段階でアウトプットの練習をしても効果がないのは想像に難くないと思います。

体を鍛えんるだ!

では状況を改善するために何をすれば良いかというと、私はフィジカルな能力を向上させるトレーニングをすれば良い!と考えています。

語学の勉強でフィジカルって何?😅😅😅

と、なるかと思いますが、これは私が勝手に名付けた理屈です。

英語力の構成要素をインプット/アウトプット能力で捉えるのではなく、ロジカル/フィジカル能力で捉える私が勝手に思いついた考え方です。

ロジカルな能力とは平たく言うと文法を理解する能力のことです。

フィジカルな能力というのはアルファベットの情報を正しく音に変換する能力、または音情報からそれが表現しているアルファベットを正しく捉える能力を意味しています。

つまるところ発音する能力、発音を理解する能力です。

喉や耳を鍛える必要があるのでフィジカル(身体的)と言っています。

コミュニケーションの処理プロセス


では、なぜこれが大切か?ということを理解するためには、そもそも英語が話せない状況とはどういう事かを考える必要があります。

通常会話は下記のようなプロセスで成立していると思います。

①相手の発している音の種類を識別する

②音をアルファベットに変換する

③アルファベット情報を集積して、それが表現している単語、文章把握する

④文章を文法に従って情報整理する

→相手の話している内容を理解できる!となります。

これはListening/インプットを想定しているパターンですが、私の考える理屈では①~③のプロセスはフィジカルな能力によって支えられていて、④はロジカルな能力によって支えられています。なので仮に十分なロジカルな能力を持っていたとしても、フィジカルな能力がなければそれを発揮し、相手の言っている事を理解することが出来ません。
従ってインプットの能力も不足している、ということになります。

反対に言うとフィジカルな能力を鍛えさえすれば、インプットを行えるということになります。アウトプットの場合は上記と反対のプロセスを行えば良いだけです。

で、このフィジカルな能力は発音を勉強することで向上します。

この認識と発音をトレーニングする効果的な方法がないため、日本人は中学生から大学まで10年間も英語を勉強するけど、英語話せない人が続出という珍現象が発生しているのではないかなと考えています。
実際私もそうでしたし。

〈続く〉



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