司法試験での使用教材(憲法)
こんばんは。
書類無事に提出できました。
大学の成績証明書を追完で出せばとりあえず修習関連の手続はひと段落です。
今回は憲法の使用教材をご紹介させていただきます。ご参考までに。
①基本憲法 1 基本的人権
木下先生と伊藤先生の共著です。基本書として使っていました。
最近の受験生はこれを使ってる人多いんじゃないんですかね。
僕は芦辺憲法などほかの本よりもこの本がとっかかりやすかったのでこれを使わせていただきました。
②憲法の急所(第2版)
木村先生の執筆された演習書です。試験延期が発表された後、事例演習として使用していました。延期発表前までは司法試験の過去問を中心に演習を積んでいたのですが、延期になってもう少し事例演習をしたいと思って使っていました。
憲法上の人権規定の保障根拠などを載せてくれているので、答案作成の際の参考にさせていただいてました。
③憲法演習ノート 憲法を楽しむ21問
宍戸先生をはじめとする諸先生方が作成されているものです。
急所で補えなかった部分の人権の事案で、加藤先生の司法試験過去問ランク付けを参照してAランクと評価されていた年に問題となっていた憲法上の規定に関する問題をつぶしていました。
④判例百選
判例確認に使いました。憲法は重要判例については解説まで読み込んでいました。大半の方は使われると思います。
⑤憲法判例の射程
最近受験生界隈で支持の強い本です。判例を読むときに注意すべきポイントや、判例の射程について考察を入れてくれています。
自分は早稲田ロー入試の1週間前に書店で見つけて購入し、これを読んで臨んだところ、この本で示されていた考え方を意識した記述をしたら高得点取れました(たまたまかもしれませんが)。
判例の理解や射程の検討が得意でない方は一読してみるといいと思います。
⑥出題趣旨・採点実感
一番使いました。出題趣旨と採点実感記載の内容については、どういう意図でこの問題を出題したのか、どのような点を論じてほしかったのか、採点委員が受験生の答案で批判した内容についてどのような意図でそのような批判を行ったのかを友人とディスカッションして理解しようとつとめました。
憲法や後日ご紹介する行政法に関しては、過去問が1番の演習教材だと個人的に思っています。なので、何度も解いてどういう論じ方をすればいいのかなどを分析していくのは勉強法の1つとしてありうると思います。
全部やるのが望ましいですが、優先順位については、先日ご紹介した加藤先生のブログなどを参考に決めるのもありだと思います。
⑦司法試験論文過去問LIVE解説講義本 木村草太憲法 平成18年~平成26年 (新Professorシリーズ)
⑥との関連で、平成26年以前の過去問演習の際に活用しました。答案のベースはだいたいこれと⑥で作りました。
本日はここまで。