主役になれる小道具
……。それは、ピンポンブー 笑
2月のオンライン実験室、ひそやかに開催しました。
9月の誕生日スペシャルで憧れだったらしいピンポンブーを得たT君は、自らの誕生日スペシャルを自作クイズで演出。
「おれのすきなたべものなんだ」
「おれのすきなくだものなんだ」
「おれがたんじょうびにもらったプレゼントなんだ」
それに対して大人も子どもも同じ熱量でハイハイハイと手を挙げ、外れて悔しがり、当たって大喜びする時間。
個人的に、このフラットな感じはすごく好きだな~と思いました。
普段積極的に参加しないT君でしたが、この時ばかりは自分が主役!とばかりに、ノリノリでディレクションしたり、自慢のコレクションやプレゼントを披露したり、参加度が非常に高く、自分が注目されていることが嬉しいように思いました。
そのあとは、メンバーからの、
「みんなはさ、今までで一番もらってうれしかったプレゼントって何?」
の問いかけに真剣に答える大人たち。
”自分のために自分で買ったプレゼント”のエピソードを披露したりと、今まで知らなかった一面をみられたことも、わたしにとっては大きな喜びでした。
わたしは、ひとの意外性にわくわくするし、ちいさくても日々生まれている新しい発見の中に身を置きたい、そんな傾向があるのだなぁ、なんて考えたりしていました。
インクルーシブラボは、
多様であることが、他者にとっても自分にとっても「ゆたか」であることを実証する実験室
であり、
成果をはからず
価値判断をせず
多様性の中に身を置くことで縁取られる自分の姿から
「自明性」を考えてみよう
ということを大切にしている活動だから、短い時間の中で起こる様々な出来事に対する、自分の傾向にとても敏感になります。
翌日夜の大人リフレクションでは、最初のころと比べてオンラインが当たり前になって、人との関係性、距離の取り方、間合いを考えるようになっている子どもたちの成長のことや、自分が幼いころのクリスマスプレゼントの話など笑、この時こう感じた、こう思った、を素直に出せる時間になりました。
さて、今後の活動について検討を続ける私たち、ネクストステップでどこに進んでいくか?3月中には答えが出るはずです。
待て、次号!(?)
(文責:つじっこ)