お知らせ|WSD×インクルーシブラボのこれから
こんにちは。
本グループの声掛け人のひとり、つじっここと鈴木かおるです。
WSD×インクルーシブラボのこれからについて、少しお話させてください。
立ち上げの経緯といままで
もともとこのWSD×インクルーシブラボは、こちらの記事に書いたように、
WSD(青山学院大学 ワークショップデザイナー育成プログラム)の講座が開催される日に、保育可能日を設定できないかな?
受講日には子どもの預け先に困ってる 子育て世代の受講生もいるんだな…
そんな、託児問題に端を欲したつぶやきから、WSDとともに場づくりをしていくコンセプトでスタートし、WSDでの学びを活かした場づくりで、誰かの学びを後押ししたいし、わたしたちの学んだ場づくりを実践したいと準備を進めてきました。
しかし、想定外のコロナ禍。
試行錯誤しながらオンラインWS(実験室)を続けつつ状況をウォッチしていましたが、社会情勢やオンラインでの学びを活かすWSDの進化もあり、当初のコンセプトでこのまま活動を進めていくのは困難なのではないかと考えました。
年末年始からのうごめき
そこで、立ち上げ当初から対面やオンラインの場に継続参加しているコアメンバーが集い、「この先どうするのがいいだろうか」「コンセプトをどこに置くのがいいのかな」と、20年末から何度も話し合いを重ねました。同期に第三者的立場でファシリテーターとして入ってもらい、もちろんワークショップ形式で!
そして気づけば新年度、4月。
私たちの出した結論は、
WSDで学んだことやマインドはベースに持ちながらも、当初掲げていた「WSDとともにつくりあげる」という目的を一度手放し、コンセプトを見直して、新生「インクルーシブラボ」として、新たに活動を開始しよう
ということでした。
これからのうごき
大切にしたいことは、基本的には変わっていません。新生「インクルーシブラボ」は、2021年5月以降、対面の場も検討しつつ、21年度事業計画と実施プログラムデザインを再構築し、活動していく所存です。
新たな動きが出てまいりましたら、こちらでもお知らせしたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします!
さいごに~新生インクルーシブラボのコンセプト~
■コンセプト
インクルーシブラボは、他の誰とも異なるひとりひとりを歓迎します。そのちがいから生まれる小さな「発見」をていねいに観察することで、他者を知り、自分を知り、お互いを受け容れ合えるような社会を目指します。
■概要説明 インクルーシブラボって何?
ラボの参加者は様々。何をするかは集まった人や場所や時間によって変わり、どう過ごすかは自分の心に従います。
やってみたいな、やりたくないな、楽しいな、いやだな、うれしいな、困ったな、おもしろいな、つまらないな……。
ラボでの時間を通して生まれる感情には「正解」も「不正解」もありません。何気ない気持ちを発見し、ひとつひとつを観察してみてください。
ラボでは、締めくくりにその日の発見を振り返ります。
何を感じたのか?どうしてそう感じたのか?ていねいに振り返ることで、社会や他者や自分が当てはめていた無意識の「枠」に気づくかもしれません。普段気づかなかった自分の中の小さな願いや想いに触れるかもれません。もやもやした気持ちが残るかもしれません。
小さな発見から自分が浮かびあがる瞬間に立ち会ってください。
「インクルーシブ」とは誰も排除されないこと、誰も排除しないこと。
まずは自分自身のどんな感情も排除せず、ありのままを受け容れてみる。受け容れられないなら、受け容れられないということを知るだけでいい。ラボでは、そこから「インクルーシブ」が拡がっていくと考えます。
インクルーシブラボでの時間を通して、ひとりでも多くのひとが、自分自身が「インクルーシブ」の当事者であることを発見してくれますように。
(文責:鈴木かおる)