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soeji
漫才 【寒波】 ボケ学会参加作品
「寒いですな」
「寒いです」
「寒波到来です」
「カンパン渡来ですか？」
「だれがカンパンや、寒波」
「ああ、カンパですか、はい十円」
「違うって、寒波、寒いの」
「十円あげたから、財布が寒い」
「お前どんだけ金ないの」
「ほら財布をみて」
「小銭ぎょうさんあるな」
「お金もってる感じある」
「そうやね電子マネーとか味気ない」
「カードもってピッ」
「そうそう、おつりもいらんし」
「払った気がしない」
「確かに、誰が払うんやと」
「だから考えた、電子マネーカンパ」
「そりゃなんだい？」
「払った気がしないカンパ」
「なんか味気ないな」
「でもピッってするだけだから気軽」
「うんまぁ、小銭探す手間がない」
「もっと気軽にチップを人にあげたい」
「なんでです？」
「ほらなんかして金もらうとか気持ちいい」
「確かにね」
「もう人の腕とかに機械くっつけて」
「くっつけてどうする？」
「ありがとうって代わりに、ピッ」
「金もらえるんか」
「これならみんなが笑顔」
「確かに挨拶しても、ピッ」
「相手を褒めても、ピッ」
「なんでかしらんけど、ピッ」
「ピッピッピッのピッ」
「なんか楽しそうだ」
「金減りまくるけどな」
「電子マネーで貯金も寒波」
「オチが弱い！」