雑記:少女椿
ある雑貨屋で彼女が見つけた本は禁断の書物でした。「少女椿」は、丸尾 末広のカルト漫画で、メンタルが弱い人ならばダメージを受けるレベルの危険な漫画になります。サーカス団に拾われた少女みどりの悲惨な展開は、エログロ奇形満載の悲しい物語、ついでに吐瀉とかもあるので注意です。
最近みた「ナイトメア・アリー」に世界観は近いです。囚われたアル中の男が生血をすする見世物にされる時代の陰鬱な作品ですが、主人公の扱い方がやや雑で単調で盛り上がりに欠けているので、少女椿に比べればたいしたことは無い。
リアルな障害者を登場させたこの作品は、映画監督が痛烈に非難をされて、なおかつ上映禁止にされた悲しい作品です。視点としては、とてもヒューマニズムあふれているとは思いますが、時代が早すぎたのでしょうか。
衝撃的なのは「バスケットーケース」です。もちろん特撮技術で障害者を題材にした作品ですが、ほぼ救いの無いダークな展開で女性を巡って兄弟がいがみあう血みどろの世界、視聴した後に心が病む悲しい作品。
少女椿は、作画技術も高く、ヒロインの女の子もかわいいですが、安易にかわいらしい表紙で買ってしまわないように、みなさまもご注意ください。
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