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神社 ワールドザワールド

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森を抜けたのか、目が覚めると神社に着いていた。
「ごめんなさい」
ワールドワイドの女神様は鬼をガラスにしても平気に見えたが、
私は女神の力を利用すると脱力感がある。

「ヒサギ大丈夫か」
冒険者のアイが心配をしてくれる。
「ちょっとふらふらしただけよ」
体力は戻っている。

森の女神が顔を見せた
「大変な役割ね、鬼は神社には入れないから安心して」
「大樹では侵入されていたぞ」
失格王が指摘をする

二の目の鬼は確かに、ワールドワイドの女神の間まで
侵入をしていた。
「彼女は特別よ、様々な種族が入っても平気だし」
手指を向けるだけで鬼をガラスに出来るなら、無敵なのだろう。
ガヨクが言うように、その特別な力は人間からすれば
恐怖の対象になるのは理解できる。

神の力を持つ人間

私は女神として、公平性を保てるのかしら。
制御できる自信が無い。

「今日は疲れているでしょう、明日のために休みなさい」
森の女神は、男達を連れて行く。
私は一人残されたベッドの上で眠る。

夜半過ぎに目が覚めた
「速く寝過ぎたのかな」
ベッドから起き上がると木組みの建物から外に出る。
夜風が涼しい。大気も澄み切って深呼吸をすると力があふれてくる。

「起きたのか」
孤独王も涼みに来ている。
神社の庭にある大小の岩の上に座っていた。
「孤独王さんも眠れませんか?」
1日くらいしか一緒に行動していないが
親戚のおじさんみたいな親しみがある。

近寄ると「女神になるのか?」と聞いてきた
「女神様に言われたので、なると・・思います」
孤独王は少し悲しそうに
「女神になるなら、長寿と力を得られるが、人として暮らせなくなるぞ」

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