SS 電卓でプログラム【錬成は電卓の親族】#毎週ショートショートnoteの応募用
「錬成は電卓の親族!」
「どうしたいきなり」
初期のコンピュータはラインエデッタを利用していた。一行だけでプログラムを編集しなくてはいけない。
「プログラムがきつい」
「一行しか見えないもんな」
「このCASIOのFX-602Pも一行なんだよ」
「当たり前だ、一行しか表示できないからな電卓」
まさに錬成の連続とも言える。たった一行でプログラムを完成させなくてはいけない。GOTO文の行までスクロールして確認する。心身を鍛えていないとプログラムを作成できない。
「EDLINもあったよな」
「MS-DOSで使えたけど、使わんかったな」
「実際、電卓でプログラムするのはしんどいわ」
「いいのあるぞ、fx-9750GⅢだ」
「おお、複数行扱えるぞ」
「pythonでもプログラムが組める」
「……字ちっちゃ……」
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