読むと胸が痛くなる本
中学生のころ
林真理子さんにはまっていた。
初めて出会った小説は
山梨の普通の女子中高生の日常的なストーリー。
主人公はちょっと鈍臭くて冴えない。
かわいい子はクラスの男子や先生
親戚のおじさんにだってちやほやされる。
当人たちも自分がモテることをわかっている。
(主人公はそちら側ではない)
周囲の子への羨望というか嫉妬がベース。
主人公はやや自意識過剰ぎみだけど
わからなくもない。
女の子なら多くの人が通ってきた道だと思う。
久しぶりに読み返した。
図書館で借りてきた本は
昭和59年初版。
38年を経てきた本は
すっかり焼けている。
本に夢中になっていた頃から
そんなに時が経過してしまったのかと
少し切なくなった。
読み返したのは
江村恵子さんの企画に参加するため
企画はどれでもそうだけど
言葉にするために考えることが必要。
企画のおかげで自分の気持ちを
再確認することができました。
私のルーツみたいな本で
参加できてよかったです。
江村恵子さん、素敵な機会を
ありがとうございました。
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