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YouTubeで動画を古い順に見る・動画とショートとライブを混ぜる

(2023年10月30日更新)2023年6月にまたチャンネルレイアウトが変わり、ショート・動画・ライブについてそれぞれ古い順にできるようになりました。そのためもう困っている人はそんなにいないのではないかと思いますが、動画・ショート・ライブを全部まとめて時系列で順番にしたい方には役立つのではないかと思います。

注意!
この記事は2023年3月1日時点の情報です。
チャンネルの動画本数が1万数千本以上になるとどの方法でもきついです(そんなYouTuberいないと思いますが)。
分からないことがあれば各キーワードを検索してみてください。

昨年2022年11月初め頃、YouTubeのチャンネルのレイアウトが変わり今までの動画とライブがごちゃ混ぜだった動画一覧が「動画」「ライブ」に分割されてました。そのうえ動画を古い順に並び替える機能も消滅しました。他にも色々無くなったようです。

私はプログラミングやAPIは分からないのですが、それでもなんとか古い順にできないか色々調べたり考えたりした結果を書きます。


古い動画を見る

外部サイト(古い順より便利)

ページ送りで探せるので全体で中間ぐらいの順番にある動画も速く探せます。動画とライブが混ざった状態で表示できます。

Vtuberなら有志の方が制作された"holodex"が便利です。同じようなサイトもいくつかあります。Vtuber以外のチャンネルでもChannely(チャンネリー)というサイトで探せるようです。

これでOKならこれ以降の文を読む必要はありません。私はこれが一番便利だと思います。

&list=UL01234567890

https://www.youtube.com/watch?v="動画ID"&list=UL01234567890

一番古そうな動画のURLの最後に&list=UL01234567890をつけると、そこから動画・ショート・ライブを合わせて古い順に自動再生できる再生リストが作成されます。ただし再生リストの保存はできず、動画も再生している動画を中心に数十本だけ表示されるので一気に全ての動画一覧を見られるわけではありません。

ひたすらマウスのミドルボタンで自動スクロール(PC)

単に古い動画をすぐ見たいだけで、チャンネルの総動画本数が1000本以下とかであれば単純にマウスで自動スクロールしてもよいと思います。自動スクロールの拡張機能を入れる手もあります。

before after検索(微妙)

YouTubeの検索演算子として「after:2023-03-01 before:2023-03-02」のように日付指定できるものがありますが、精度が悪く全ての動画が表示されません。上の&list=UL01234567890を使うとき大雑把に最古の動画を探すときは使えそうです。

動画とライブを混ぜるために再生リストを作ってしまう

自分で目的のチャンネルの動画を全部再生リストに突っ込んでしまうのもありです。自分で作成した再生リストは並び替えが容易なためです。

※再生リストについて

  • 1つの再生リストに入れられる動画本数の上限は5000本です。超えそうな場合は適宜1年ごとなどに分割して作ってください。

  • 私は今までに204個再生リストを作成しましたが、作成する個数の制限にはかかっていません。制限があるかどうかはわかりませんが、200個再生リストを作れるなら困ることはないのではと思います。

  • ただし1日に再生リストを20個以上とか大量に作るとしばらく(数時間~半日ほど?)作成などの操作が制限されます。

私は最初「動画右下のボタン→再生リストに保存」をひたすらやって疲れましたが後々キューと拡張機能が便利なことを知りました。

拡張機能「YouTube™の複数選択」(PC)

Chrome, Edge, Firefoxで使えます。大量の動画に一気にチェックを入れ、再生リスト作成などが可能になる拡張機能です。

目的のチャンネルのうち動画とライブの全ての動画をいくつか作成した再生リストに入れ、「すべて追加」を使って各々の再生リストの動画を合わせた再生リストを作ります。そうすることで動画とライブの全ての動画が入った再生リストを作成することができます。

実際は全部の動画を一つにまとめるよりも動画投稿日時を見て1年ごとなどいくつかの再生リストに分割したほうが便利だと思います。

後は並び替えで古い順にしてしまえば動画とライブを合わせて順番に並べられます。

ただしこの方法はショート(shorts)に対しては使えません。対策は「ちなみに」で後述します。

キューを使う

1個1個ポチるよりは早いです。動画をキューに入れ、ある程度まとまったら再生リストに入れます。1ヶ月ごとに分けて再生リストを作るとかであれば便利です。ただ大量の動画を扱えるだけに間違った再生リストに入れると動画の削除が大変なので注意してください。小分けにして入れていくのがおすすめです。

1個1個ポチる

動画右下のボタン→再生リストに保存。キューより操作の間違いが少ないという利点がありますが、たくさんやるのは大変です。

ちなみに

新しい順の自動生成再生リスト「~さんのアップロード動画」

&list=UL01234567890と逆にYouTubeが自動生成する新しい順の再生リストとして「~さんのアップロード動画」というものがあります。動画・ショート・ライブが混ざって新しい順になっています。URLはたとえばウェザーニュースチャンネルだと

https://www.youtube.com/playlist?list=UUNsidkYpIAQ4QaufptQBPHQ

ウェザーニュース さんのアップロード動画

というように、本来のチャンネルURLの最後の24文字、「UCNsidkYpIAQ4QaufptQBPHQ」の先頭の2文字を"UU"に変えたものを=の後につけたものになります。

本来のチャンネルURLというのはハンドルURLやカスタムURL、ユーザー名のURLではなく、全てのチャンネルが本来保有しているUCで始まる24文字のIDがついたURLです。

最近のYouTubeはハンドルURLが表示されることが多く少々面倒ですが、本来のチャンネルURLを見る方法は色々あるので検索してみてください。PCならチャンネルのページにおいてCtrl+Uでソースを見てCtrl+Fで「youtube.com/channel/」のようにページ内検索するのが楽かなと思います。

合わせ技

YouTube™の複数選択はショートに対しては使いにくかったですが、「~さんのアップロード動画」の画面でYouTube™の複数選択を使えば動画・ショート・ライブが混ざった完璧な再生リストを作成できます。1年ごとなどに分けるのも簡単です。そして古い順に並び替えれば完成です。

補足など

補足しておきます。読まなくても大丈夫です。

  • そもそも古い順の表示にしてくれる拡張機能があれば便利ですが、ないようです。

  • 古い動画をスクロールして探すのはメモリを消費します。私のノートPCの8GBのメモリでは5000本でもかなり重くなりました。結局約1.5万本あたりまで限界になりました。

  • チャンネルの動画本数が1.7~1.8万本以上あたりでYouTubeが設けるなんらかの限界に達するようです。動画本数が多すぎるとこれまでに書いた方法が機能しません。

  • 「○○さんのアップロード動画」の「UU+22文字」はYouTube Data APIでも取得できる値のようです。そもそも以前は「アップロード済み」>「すべて再生」を押すことでこの再生リストを見られたかもしれません。この機能も消えたんでしょうか?

  • 逆に古い順の「&list=UL01234567890」はどうやって発見されたのかよく分かりませんでした。

最後に

なんやかんや古い順で見られるようになりましたが、外部サイト以外は結構手間がかかります。レイアウト変更で初見のチャンネルの初期の動画を見る人は激減したでしょう。YouTubeの古い動画に対する扱いは厳しくなってきました。

ごちゃ混ぜの動画一覧、古い順が復活してほしいと思う方はYouTubeにフィードバックを送っていただければと思います。

長い文章になりましたが、読んでいただきありがとうございました。感想や質問、他に良い方法があればぜひコメントをお願いします!